幻のアマリリア 

2024-07-20 03:13:09 | Jポップス
加山雄三



南 こうせつ  



ノーキーエドワーズ



雪のふる湖に ひとりでぼくを待つ
幻のおとめよ いとしのアマリリア
かなしみにぬれる灯 かきたてながら
小さな舟うかべて 君のもとに行こう

凍りつくこの指を 君の膝にのせて
ぼくを抱いておくれ やさしいアマリリア
ささやかな一つの夢も はかなく消えて
つたう頬の涙を 君だけに見せよう

たそがれの湖に いつでもぼくを待つ
月の光よりも きれいなアマリリア
むなしい幸せを捨てて 君とふたりで
氷の花を摘めば ながれゆく夜霧よ



原曲はもちろん、こうせつさんがアレンジしたカバーも良いですよね。

あらためて、雄三さんの才能が素晴らしいです。

1967年のクリスマスにリリースされたこの曲、当時330円だったと記憶しています。

国電の初乗り運賃が20円、食堂のラーメンが60円くらいの頃です。
















































































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いっそセレナーデ

2024-07-19 18:34:40 | 井上陽水
井上陽水


 大橋純子


小椋佳 




※あまい口づけ
遠い想い出
夢のあいだに
浮かべて 泣こうか※

忘れたままの
恋のささやき
今宵 ひととき
探してみようか

恋のうたが 誘いながら 流れてくる
そっと眠りかけたラジオからの
さみしい そして 悲しい
いっそ やさしい セレナーデ

風の便りの
とだえた訳を
誰に聞こうか
それとも 泣こうか

君のことを 想うたびに 聞こえてくる
そっと淡い恋がゆれるごとに
さみしい そして 悲しい
いっそ やさしい セレナーデ

(※くり返し)





日本語では「小夜曲」と言われるセレナーデ、小窓の外で恋人や片思いの人にむけて歌う愛の歌です。

セレナーデという言葉は「平穏な」という意味のラテン語serenus(セレーヌス)がドイツ語に派生したもので、イタリア語ではserenata(セレナータ)、

フランス語ではsérénade(セレナード)と呼ばれています。

演奏されるのは夜。ギターなどの楽器を片手に男性が女性の家の前まで赴き、そこで口説きの言葉を歌い、女性が窓から顔を出すのを待っていました。

たまに楽器の弾ける友人を連れて豪華な演奏もしていたそうです。


井上陽水さん、吉田拓郎さんとともにフォークの神様として君臨、その呼び名が変わってニューミュージックとなってなお、ロックのエッセンスを取り入れて

独自の楽曲リリースで常にシーンの最前線をひた走ってきた方です。

そんな彼の代表曲の一つにあげられるのが、この「いっそセレナーデ」。

この曲がリリースされたのは1984年、約30年前の作品となります。

しかし、不思議なのは、この作品がいっこうに古さを感じさせませんよね。

時代の匂いは確かにあるのですが、今リリースされたとしても一切問題ないほどの超越したクオリティを誇っています。




 








































































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金木犀の手紙

2024-07-19 06:37:46 | Jポップス
 森 昌子


久しぶりなのあなたの手紙
金木犀の匂いがするわ
いつも出かけたあの公園の
古いベンチできっと書いたの
別れた後も優しい人ね
時折手紙よこしてくれる
ゆららゆらら消え残る金木犀に
ゆららゆらら思い出をありがとう

わずかな雨にすぐ花散らす
金木犀は二人に似てた
だけど匂いはたちこめてくる
忘れられない青春だった
これきりにして優しい人よ
気遣う手紙切なくさせる
ゆららゆらら消え残る金木犀に
ゆららゆらら大丈夫ありがとう

 ゆららゆらら消え残る金木犀に

 ゆららゆらら思い出をありがとう



マスター、元気にしてる?

もしかして、今でも音楽ネタを自慢気に女性に話し、少しでも気を引こうと焦っていませんか? (笑)

 あの頃は、魂胆が分かっていながら、ただただ合わせていただけの私なのに、そうとも知らず夢中で話し続けていたマスターを今は懐かし
く思い出されます。

そうそう、泣きじゃくる私にマスターが「別れても連絡するから大丈夫だよ」と慰めつつパッタリ連絡が来なくなったあの日から、もう?十年も経ったのですね。

月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのには特に理由はないんですよ。

 ただ部屋の片付けをしていたらマスターからの昔の手紙が出てきたから、懐かしなって書いただけ、びっくりさせてごめんなさい。

今考えると、私ってマスターに対してひどいことばかりしたなぁと思います(汗)。

マスターはいつも私のことを包んでいてくれていたのに、私は臆病で心を開けようとしなかったし、「どうせ私のカラダが目当てじゃない!」なんて

暴言を吐いたりしてましたよね。

そのことは事実としても、もっと他の言い方がなかったのかなぁと反省しています。

私にとってマスターは3人目の彼氏でしたが、そういえばマスターにとって私は初恋の相手でしたよね。

最初のころはキスすら歯に当てる下手さでがっかりしたものですが、最終的には妙に自信をつけていたマスター、勘違いとは恐ろしいものです。(笑)

告白するときのマスターは、必死で「一生大事にするから」とか酔っ払ったことを言ってましたね。

とても嬉しかったのですが、お別れしたときには、やっぱり詐欺だったなぁと思ったものです。

そして後先考えないところはマスターらしいとも思いました。

とは言っても、総括するなら、マスターと付き合えたこと、とても感謝しています。

特にマスターとの恋愛から学べた重要なことは、あまり人に期待しすぎてはいけないということでした。

一人で生きられるようになることの大事さを教えてもらえたと思っています。

ありがとう。

とりとめなく書きましたが、私はマスターが大好きでした。

これからもマスターらしさを大切にして頑張ってくださいね。

あとタイトスカートに興味を持つのをそろそろやめて(笑)・・・くださいね。

またいつか会いましょう、では。

P.S. ところで愛と恋の違いを熱く語る病気はもう治りましたか? うふふ・・・・・



ちなみに、金木犀とは中国原産の常緑性樹木で、夏に発芽の時期を迎え秋になると小さなオレンジ色の小花をかたまって咲かせる、日本でもお馴染みの樹木です。

葉は楕円形で先っちょが少しとんがっており、ややぶ厚く革のような質感があり、草丈は3~6mで、自然な樹形のもの以外にも円筒形に刈り込まれたものなども

よく見かけます。

なお金木犀には雄株と雌株があるそうで、雄株は雌しべを持っているものの不完全で機能しておらず、実はつけないんだとか。

日本で金木犀の果実を見ないのは、植えられているものがほとんどが雄株だからだそうです。

ちなみに花言葉は
             「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」






































































































































































































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マロニエの木陰

2024-07-19 04:30:10 | 懐かしのメロディー
松島詩子




由紀さおり 安田祥子




春日八郎




空はくれて 丘の涯に
輝くは 星の瞳よ
なつかしの マロニエの木蔭に
風は想い出の 夢をゆすりて
今日も返らぬ 歌を歌うよ

彼方遠く 君は去りて
わが胸に 残る瞳よ
想い出の マロニエの木蔭に
一人たたずめば 尽きぬ想いに
今日もあふるる 熱き涙よ

空はくれて 丘の涯に
またたくは 星の瞳よ
なつかしの マロニエの木蔭に
あわれ若き日の 夢の面影
今日もはかなく 偲ぶ心よ





和製タンゴの名曲「マロニエの木陰」・・・

マロニエは、トチノキ科の落葉高木で、ヨーロッパ各地に名木や並木が多く、パリのシャンゼリゼにある街路樹は特に有名です。

世界四大街路樹(他にプラタナス、ニレ、ボダイジュ)の一つとされ、アメリカでも街路樹として使われています。

原産地はギリシャ北部(旧マケドニア)及びブルガリア付近だそうです。
 
日本でも公園や植物園等で稀に見られますが、イメージのよさにあやかって日本に自生するトチノキをマロニエと偽称しているケースもあるとか。






















































































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あの場所から

2024-07-18 00:00:04 | Jポップス
Kとブルンネン


南沙織  


柏原よしえ


白いベンチに 腰かけながら
遊ぶ鳩を 二人で見てた
できるならば 帰りたいけど
今は 遠い あの日
こわれた愛を 二人
やりなおしたいの あなたと
あそこから あの場所から
愛を始めたいの

白いベンチに 別れを告げて
二人どこに あれから行った
若い二人 からだとからだ
求め 合って 生きた
忘れたものを 二人
探してみたいの あなたと

あそこから あの場所から
愛を始めたいの

なくした愛を 二人
みつめてみたいの あなたと

あそこから あの場所から
愛を始めたいの






白いベンチやら遊ぶ鳩やら視覚的な語句が、「あの場所」を強く印象付けていますよよね。

ふたりでデートしてた場所が妙に神聖化されていて、マスターには一種のあこがれとなってたかも。

この女子が心から願った、あなたとのふたたびの愛、その願いはおそらく達成されなかったのでしょう。

想いを込めてやり直したい、と願っても達成されないことがあります。

それを重ねて女子は、いや女性はひたすら強くなっていくんだな、なんて聴きながら思っています。(笑)






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旅笠道中

2024-07-17 21:34:43 | 懐かしのメロディー
藤田まこと


藤圭子


橋幸夫


夜が冷たい 心が寒い
渡り鳥かよ 俺らの旅は
風のまにまに 吹きさらし

風が変れば 俺らも変る
仁義双六 丁半かけて
渡るやくざの たよりなさ

亭主もつなら 堅気をおもち
とかくやくざは 苦労の種よ
恋も人情も 旅の空

情ないぞえ 道中時雨
どうせ降るなら あの娘の宿で
降っておくれよ しんみりと





この曲は昭和10年(1935)2月28日公開された映画「東海の顔役」の主題歌でした。

映画は、市川右太衛門プロ制作、中川信夫監督、松竹キネマ配給のサイレント映画サウンド版で、内容は、清水の次郎長(本名:山本長五郎)若き日の物語。

サウンド版とは、音楽付きのサイレント映画で、サイレント映画からトーキーへの移行期に何本も作られています。

今に伝えられる次郎長の武勇伝ですが、一時期彼の養子になっていた天田五郎の著書「東海遊侠伝」(明治17年〈1884〉刊行)が元になっていたそうです。

この本にはかなりの誇張があるうえに、それをベースにした講談・浪曲・芝居・映画がさらに話をふくらませたため、一般に流布している次郎長像は、

実際とはかなりかけ離れていると言われています。

ただし、幕軍軍艦・咸臨丸の乗員の死骸を、官軍の命に逆らって葬ったこと、富士の裾野の開拓、英語塾を開いたことなど、いくつかの事績は事実のようですが。

ところで、長年、フリーの事業コンサルタント業というヤクザな稼業を続けてきたマスターとしては、3番の「亭主もつなら堅気をおもち……」が身に染みます。

亡き妻は、(この人とは楽な生活はできないだろう)と思いながら私と結婚したようですが、実際いろいろ苦労をかけてしまいました。

今は、「お前は堅気と結婚すべきだったね」と、仏前に言ってみたりしますが、今となっては何の足しにもなりませんよね。(笑)




































































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初夏 

2024-07-17 11:12:54 | ふきのとう
ふきのとう 


噴水の前で 記念写真を
撮っているのは 新婚さんかな
ぼくは座って それを見ている
鳩はつついてる とうきびの殻を

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

時計台を見て たむろしている
大きなリュックの黒いカニ族
ぼくは通り過ぎ 見ない振りして
道を聞かぬよう 声をかけぬよう

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

地下街はいつも都会の顔して
狸小路を 田舎扱い
ぼくは地下鉄の電車を待ってる
センチメンタルに浸った振りして

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる





初夏(しょか)とは、字の通りに夏の初めの事で、夏を三等分した呼び名であり、概ね立夏(5月5日ころ)から梅雨入りまでの期間に相当するのだそうです。

初夏の季語が使われている有名な俳句を紹介しますと・・・

塵ほどに鳶舞ひ上る卯月かな(桜井梅室)

夏めくや庭を貫く滑川(松本たかし)

片隅にあやめ咲きたる門田かな(正岡子規)































































































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裸のビーナス

2024-07-17 06:55:31 | Jポップス
郷ひろみ


どうしたの ついて来ないのかい
お陽さまが 見てるだけだよ
眩しいな 君を見ていると
恋をしたくなるよ
青い海 波間には
うす紅のさんご礁
夏の光を浴びてほほえむ君こそは
可憐な裸のビーナス
眩しいな君を見ていると
愛を告げたくなる

さあおいで僕と泳ごうよ
大空を雲がゆくだけ
眩しいな君を見ていると
恋をしたくなるよ
燃えながらゆれている
ぼくたちのさんご礁
夏のしずくに濡れて見つめる君こそは
きれいな裸のビーナス
眩しいな君を見ていると
愛を告げたくなる
ビーナス ビーナス





この曲「裸のビーナス」(はだかのビーナス)は、 1973年6月21日に発売された郷ひろみ5作目のシングルです。  

再発盤として、1991年4月25日に発売された郷ひろみ62作目のシングルとしても発売されています。

この時の🅱面は「よろしく哀愁」した。


よろしく哀愁  





「石丸ショックよりも都議補選の結果の方が」 「正直、何もないよなぁ~」と岸田官邸から聞こえる「諦めに近い声」

「岸田首相の場合、解散総選挙をいつ行うかよりも前に自民党総裁選を勝ち抜けるかという問題が立ちはだかっています。都議補選の結果が自身の今後にかなり影響を及ぼすだろうということで、深刻な受け止め方をしているわけです」  
その後の世論調査で、過去最低の内閣支持率を記録しているものもあり、政権はこれまで以上に行き詰まっているように見える。 「何をしても好転の材料になっていません。裏金問題批判をそらすべく派閥解消を訴えてもダメでしたし、6月からの定額減税という形でおカネを配りましたがダメでした。これから9月の総裁選までに何のイベントがあるのか、何かサプライズを演出できるのか。正直ないよなぁ~というのが官邸内から聞こえてきますし、思考停止に近い状態なのかもしれません」(デイリー新潮)

「裸のキシダ」、「よろしく愛執」、・・・今の政権の本音。(笑)
























































































































































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ちいさな秘密

2024-07-16 01:37:20 | 石川さゆり
石川さゆり  



あなたに逢った その日のうちに
あげてもいいと 思ってた
いいじゃない いいじゃない
結果は どうだって
終ってしまった ことじゃない
だから その人の名は
言えないわ その人の名は
死んでも 死んでも
死んでも 言えないわ

恋してそうして 棄てられたって
悔んでないの 運命なら
いいじゃない いいじゃない
大人に なれたから
嫌いでえらんだ 道じゃない
だから その人の名は
言えないわ その人の名は
死んでも 死んでも
死んでも 言えないわ

短いようで 長かったのね
夢中ですぎた 愛の日々
いいじゃない いいじゃない
しあわせ だったなら
明日は涙で おぼれても
だから その人の名は
言えないわ その人の名は
死んでも 死んでも
死んでも 言えないわ




石川 さゆりさんは、演歌歌手&女優です。

所属音楽レーベルはテイチクエンタテインメント、所属事務所は個人事務所さゆり音楽舎。

熊本県飽託郡飽田村(現・熊本市南区)出身で、堀越高等学校卒業。

マスター的には、さゆりさん、この頃の歌が好きです。




十九の純情  


私でよければ  






























































































































































































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夕暮れ時はさびしそう

2024-07-15 16:12:56 | NSP
NSP

田舎の堤防 夕暮れ時に
ぼんやりベンチにすわるのか
散歩するのもいいけれど
よりそう人が欲しいもの
あの娘がいれば 僕だって
淋しい気持ちにゃならないさ
まわりの暗さは僕たちのため
あの娘が来るのを待っている
夕暮れ時はさみしそう
とっても一人じゃいられない

夕焼け雲さん 伝えてくれよ
あの娘のお部屋の窓ぎわへ
虫にさされるのはいやだけど
肩を並べていたいよと
こんな河原の夕暮れ時に
呼びだしたりして ごめんごめん
笑ってくれよ ウフフとね
そんなにふくれちゃいやだよ
夕暮れ時はさみしそう
とっても一人じゃいられない

夕暮れ時はさみしそう
とっても一人じゃいられない

おうちの人におこられるかな
呼びだしたりして ごめんごめん
もうちょっとだけ 一緒にいよう
帰りたいなんて言わないで
そうか 君は笑うのが
へたになっちゃったんだね
あんまり僕を困らせないで
そろそろ笑ってくれよ
こんな河原の夕暮れ時に
呼びだしたりして ごめんごめん
笑ってくれよ ウフフとね
そんなにふくれちゃいやだよ
夕暮れ時はさみしそう
とっても一人じゃいられない・・・






朝日も夕日と同じような距離にあると思うのですが夕焼けのように空が真っ赤になることはありませんよね。

なぜでしょう?

夕焼けはなぜ赤い?

う~ん、難しいですね、思いつくのは大気の温度差とか、大気中の塵の多寡かも知れません。  

その日の一日の終わり、夕暮れどきって、秋にかぎらず、春夏秋冬、いつでもさびしそうです。

でも、秋の日の夕暮れは、確かに格別。

夏の日の想い出たちが遠ざかるにつれて、確実に、夕暮れが早くなっていき、また気温も急激に下がっていくからでしょうか。

田舎の堤防 夕暮れ時に
ぼんやりベンチに すわるのか
散歩するのも いいけれど
よりそう人が 欲しいもの


堤防沿いの道は、夕陽が落ちていくのが間近に見えて、川面にキラキラと、夕陽が照り返して、川面を渡る風は冷たくなっていきます。

完璧に、人肌のぬくもり、人恋しくさせる舞台設定ですね。(笑)

若いときに、こんなデートコースが思い浮かんでいたら、人生は変わっていたかもしれません。

あの娘がいれば 僕だって
さびしい気持にゃ ならないさ


「あの娘」って言い回しが好きです。

あの子ではなく、あの娘って書く。

女偏に良いと書いて娘。

「鬼も十八、番茶も出花」の頃ですよね。

まあ、そんな娘も、女編に家と書いて、嫁になり、女編に老いと書いて、姥になっていくのは、歴史的必然であると、かのマルクスも毛沢東も金日成も、

言ったとか言わないとか・・・言わない言わない。(笑)

夕焼け雲さん 伝えてくれよ
あの娘のお部屋の 窓ぎわへ


天高く 夕焼け映えて うろこ雲

秋の日の夕焼け空がさびしく見えるのは、むくむくと積み重なるような入道雲や雷雲などの乱層雲が空を占めている夏の日とは違って、

天が高く見える上に、すじ雲、うろこ雲などの絹雲や絹積雲が、頼りなげに、まるで、西陣の絹織物が加茂の流れの中で、染め上げられるようにして

浮かんでいるからでしょう。

虫にさされるのは いやだけど
肩をならべて いたいよと


秋も深まったころ、季節にはぐれて、弱々しい羽音をたてて飛んでいる蚊…、古来、そんな蚊を「あはれ蚊」と言って、哀れみ慈しみ、殺生をしないという、

情感のある風習がありました。

蚊帳(かや)などいうを見かけることもほとんどなく、いまや、蚊取り線香すらも、年中使える電気式蚊取りになって、そんな「あはれ蚊」の存在も

忘れがちになっています。

でも、もし、「あはれ蚊」に、右手を刺されたら、左手も差し出す・・・なんて、凡人には無理な相談で、もちろん、見つけたら、やっぱし、パチっとするか、

シューっとするか、しますやろね。(笑)

おうちの人に おこられるかな
呼び出したりして ごめんごめん
もうちょっとだけ いっしょにいよう
帰りたいなんて いわないで


こんな「おうち」も、少なくなりましたね。

かみなりを落とす親父は、とうのむかしにいなくなり、夜中に娘が出かけようとしても、「携帯持ったの?」とだけ、声をかける、物分りのいい

母親がいる「おうち」なんか、やっぱり「おうち」として変と思うのが時代おくれなのかな。

でも、時代おくれのそんな、おこる「おうち」も有って欲しいですよね。

そうか君は 笑うのが
へたに なっちゃったんだね
あんまり僕を 困らせないで
そろそろ笑ってくれよ


笑うのがへたって、そりゃ、でも天野くん、こんなシチュエーションで娘さんが笑って出てきたら、それこそ気色悪いでしょ。

こんな河原の 夕暮れ時に
呼び出したりして ごめんごめん
笑ってくれよ ウフフとね
そんなにふくれちゃいやだよ


しかも、夕暮れの河原で、ウフフなんて笑われると、マスターなら、ふくれられるより、いや。

でも、まあ、「蓼食う虫も好き好き」や、ごめんごめん。(笑)

夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない…


まっ、夕暮れもいっとき…、あとは暗闇にまかせましょ。(笑)

この曲は、N.S.Pの代表的なヒット曲、例のごとく、天野さんらしい泣きべそかいたような不安定な節回しの声は、いつ聞いても、じんわりときます。

 ファンの待望久しくN.S.Pは復活し、活動再開されていますが、このサウンドだけは、踏襲していってほしいものです。





























































































































































































































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ウィスキーの小瓶

2024-07-15 13:47:34 | みなみらんぼう
みなみらんぼう


天地 真理




ウィスキーの小瓶を口に運びながら
涙と思い出を肴にして
酔いつぶれてしまいたいなどと
思っているこの僕を
貴女が見たら子供のようだと
きっと僕を笑うでしょうね
わかっていながら飲む男の気持ちなど
貴女は知りもせず

列車の窓に僕の顔が写る
なんてみじめな姿なんだろう
戯れだと思っていた恋に
打ちのめされてしまうなんて
こうして誰もが大人になってゆく
そんな話をどこかで聞いたっけ
人間同士の辛い別れという劇を
僕が演じている

こうして誰もが大人になってゆく
そんな話をどこかで聞いたっけ
アー 人間同士の辛い別れという劇を
 今 僕が演じている





古いアルバムを見たときなど、「あぁ~、あの頃にかえりたい」、・・・人はみなそう思います。(笑)

現代の極めて高度なストレス社会で、なにもかも閉塞状態にある大人の世界の中では、たまに、子供の頃のあの日にかえって、

「夢を信じる心」を回復させることは、メンタルヘルス(精神衛生・心の健康)の観点から、大切なことです。

とは言っても、

私だって、あの日にかえりたいわ。
 
しわひとつなく、若々しく、美しく輝いていたあの頃。
 
あの人たちにも、もういちど会いたい。
 
そして、楽しかった日々をもう一度。
 
でも・・・
 
あの日にかえったら、またあの人たちと、
 
別れたあの日もやってくる。
 
そんな悲しい想いを、また繰り返すのは嫌。

なんてことも。(笑)




























































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人生を語らず

2024-07-15 07:11:18 | 吉田拓郎
吉田拓郎





朝日が 昇るから
起きるんじゃなくて
目覚める時だから 旅をする
教えられるものに 別れを告げて
届かないものを 身近に感じて
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

嵐の中に 人の姿を見たら
消えいるような 叫びをきこう
わかり合うよりは たしかめ合う事だ
季節のめぐる中で 今日をたしかめる
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

あの人のための 自分などと言わず
あの人のために 去り行く事だ
空を飛ぶ事よりは 地をはうために
口を閉ざすんだ 臆病者として
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも
始発電車は行け 風を切ってすすめ
目の前のコップの水を ひと息にのみほせば
傷もいえるし それからでもおそくない
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

今はまだまだ 人生を語らず
目の前にも まだ道はなし
越えるものは すべて手さぐりの中で
見知らぬ旅人に 夢よ多かれ
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

越えて行け そこを
越えて行け それを
 今はまだ 人生を 人生を語らず





この曲が収録されている「今はまだ人生を語らず」と言うアルバムは、それまでよくコンビを組んでいた作詞家の岡本おさみさんからの卒業的なアルバムだと

拓郎さん自身が言っていたそうです。

また最初の離婚を歌った「僕の歌はサヨナラだけ」も収録されていますので、拓郎さん個人の時代背景で言えばそんな意味もあったのかも知れません。。(笑)

この曲自体は約1年後に「つま恋」でのオールナイトコンサートが控えていた時期なので、自分への応援歌だったのかもですが。

卒業・離婚・挑戦、さらにレコード会社設立への覚悟を歌っていたようにも思えます。

この曲を聴いただけで魂が奮い起こすされる、スーパーヘビー級のメッセージソングですよね。


















































































































































































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ジェラシー

2024-07-15 00:07:41 | フォーク&ニュー・ミュージック
井上陽水



梓みちよ 



島津亜矢 



ジェラシー 愛の言葉は
愛の裏側 ジェラシー

窓辺にたたずんでる君を見てると
永い年月に触れたような気がする
夕焼けの空のどこかで
忘れた愛が 忍び込む
流れるのは 涙ではなく汗

君によせる愛は ジェラシー
春風吹き 秋が風吹き さみしいと言いながら
君によせる愛は ジェラシー ジェラシー

はまゆりが咲いているところをみると
どうやら僕等は海に来ているらしい
ハンドバッグのとめがねが
はずれて化粧が散らばる
波がそれを海の底へ引き込む

ジェラシー 愛の言葉は
愛の裏側 ジェラシー

ワンピースを重ね着する君の心は
不思議な 世界をさまよい歩いていたんだ
誰にも云えない事がある
泣く泣く僕も空を見る
むなさわぎで 夏が来るのが恐い

君によせる愛は ジェラシー
春風吹き 秋が風吹き 悲しみに暮れながら
君によせる愛は ジェラシー
君によせる愛は ジェラシー ジェラシー
Oh- ジェラシー

  



終局が見えてしまった恋

君の残り火を焚きつけて、きっともう二度とはないであろう旅に出る

部屋で夕日に赤く染まる君を見れば、恋人たちはあまりにも遠いところに来てしまっていることを知る

率直な愛をささやいたかつての姿はなく、またその言葉も枯れた。 

ただただこれから先に君の前に現れるであろう男を思えば涙もない

あたりが闇に包まれた頃、どこへ行くともなく君と歩きだす

月影は冴えわたり物音ひとつしない

はまゆりと潮騒の予感

淡く鈍い明るみの中に真実が浮かび上がる

全てが、波に飲まれていく

 
フォークと呼ばれるジャンルが終演を迎え、ニューミュージックの呼称に切り替わった 1980年代。

たくさんのフォークの大御所がリアルタイム性を欠いて消えていく中で、 超然と存在し続けた井上陽水さんです。
























































































































































































































 

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さようならの言葉  

2024-07-14 07:17:24 | ふきのとう
ふきのとう



さようならの言葉の中に
うずもれてゆく青春は
若葉の頃の ほろにがさ
僕が 愛した 美しい女
ごめんなさいと笑って見せて
ほほの涙をそっと摘んだ
精一杯の あなたなんだね
肩の震えが 伝わってくる
季節は何を運ぶのか
遠く離れる 恋人達に
流れる雲に 誘われて
それぞれの道 ひとりの旅
白く冷たい あなたの手に
いつか 幸せ 乗せてあげたい
それが何かのしるしのように
あなたの髪に 口づける
季節は何を運ぶのか
遠く離れる 恋人達に
明日の風に 送られて
それぞれの道 ひとりの旅
愛する人に さよなら告げて
それぞれの道 ひとりの旅




目に染みるわ 水色の風が

私の心を通って行く 

慣れない微笑(えみ)が

隠しきれない涙を誘う

白い白い悲しみが積もっていく

融かしてほしい

温かさと 温もりで

あなたから・・・・

             ふうちゃん(マスターの亡き妻)



















































































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別れの旅

2024-07-13 11:25:22 | Jポップス
藤 圭子 


夜空は暗く 心も暗く
さびしい手と手 重ねて汽車に乗る
北は晴れかしら それとも雨か……
愛の終わりの 旅に出る二人

指さすあなた 見つめる私
流れる町は きえてゆく思い出
何か話してよ 話してほしい……
愛のくらしが やがて終わるのに

つめたい雨に 小雨がまじる
夜明けの駅の ホームに立つ二人
今も愛してる 愛ある別れ……
そんな旅路も すぐに終わるのね

終着駅の 改札ぬけて
それから後は 他人になると云う
二年ありがとう しあわせでした……
後見ないで 生きて行くでしょう
生きて行くでしょう





この曲「別れの旅(わかれのたび)」は、藤圭子のスタジオ・アルバムで1972年6月25日に発売されています。

オリコンの最高順位は14位。

1979年12月26日の新宿コマ「さよなら 藤圭子」公演で、涙ながらに歌った名曲です。

さて政治、今や既存政党への期待は皆無。

特に自公はまともですよね。

別れの政党かかもです。(笑)











































































































































































































































































 

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