ある雨の日の情景

2018-03-09 11:37:50 | 吉田拓郎
天地真理 ☆ ある雨の日の情景


http://blog-imgs-84.fc2.com/t/o/s/toshiichi/2016040203271081e.mp3

バスが止まって (並木道に) 外は雨が降っている
ガラス窓に いっぱい並んだ雨だれの 
向こうで誰かが (肩をすぼめて) タバコに火をつけた

それから人は (人はみんな) 皆傘をさして 
まるで心を 傘で隠せるみたいに
そして黙って (黙って雨の) 雨の中を歩いてる

それから雨は (雨はどこか) どこかの風といっしょに
茶色の葉っぱを 一枚落としていった
それから皆 (みんな雨に) 雨にぬれて歩いてる

雨の中を (中をバスは) バスは動きだした



雨は、上空の水蒸気が冷えて、水滴となり、地上に落ちてくる、単なる自然現象に過ぎません。

しかし、日本は、四季がはっきりしており、梅雨や台風のもたらす降雨により、世界的にも降水量の豊富な多雨地帯で、雨とも縁の深い土地柄です。

そのため、四季折々に迎える風景たちとともに、さまざまな人生の折節が重なりあって、人は、その時々に降る雨を見ることになります。

そして人は、そんなある雨の降る日の光景を感情を込めて見つめて、心の中に写し撮るのです。

この曲は、マスターの記憶では、Am/Dm/Am/Emという、いたってシンプルなコード進行と、ストーローク奏法のギター伴奏はたやすく弾けるだったと。

ただ、そのせいでしょうか、ボーカルのメインとコーラスがしっかりしていないと、雨の日の泥んこ遊びのようになってしまうる曲かも。(笑)

なお、この曲を作詞された伊庭啓子さんですが、吉田拓郎さんらも参加していた広島のアマチュアフォークサークル「広島フォーク村」のメンバー。


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