光る海

2023-09-18 06:10:49 | 青春歌謡
吉永小百合





激しい日もある 和(なご)む夜も
われらは若い波頭
ぶつかりあって 声あげて
歌う生命の美しさ
青春 青春 青春こそは光る海
ああ、金色(こんじき)に光る海
 
こころが痛めば 空を見る
やさしい星はいつも言う
希望を胸にがっちりと
待とう未来の朝焼けを
青春 青春 青春こそは光る海
ああ、金色に光る海
 
岸壁目がけて 打ち寄せる
火花を散らす波頭
喜びあれば哀しみも
知ってうれしい 人生だ
青春 青春 青春こそは光る海
ああ、金色に光る海




なんといっても詞がうまいですね、さすが佐伯孝夫さん。(笑)

青春は満々たる生命のエネルギーをたたえて光りかがやく海であり、一人ひとりの若者はそのエネルギーの海が個別化して立ち上がった「波頭」なのです。

だから主語は「われら」、複数形です。

主語は「青春」という集合的な年代そのものだということです。

「ぶつかり合って」は、個別化した「波頭」同士の、強く惹かれあう激しい抱擁もあれば、対立、衝突の場合もあるでしょう。

「声あげて」は歓喜の叫びもあれば泣き声もあるでしょう。

けれども、それらいっさいが「生命」をたたえる青春という「海」の「歌」だというのですね。

「激しい日」と「和む夜」の対句もうまい。「和む」という言葉はなかなか出てきません。

キムタクにも、教えてあげたい・・・(笑)






























































































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