雨の糸

2024-08-22 00:31:33 | 鈴木一平
雨の糸



夕暮れが空に広がる 人通りまばらな街を
何度も振り返りながら 歩いたことがあった
やるせない心がゆれて やるせない心が泣いた
揺れたのはあきらめる事 泣いたのはいつもの事
そんな私 ばかですか
あいそ笑いに から元気
悲しみの三つどもえ
雨よ降れ しずくの糸に
さよならの 結び目つけて
涙が枯れ果てるまで
思い出を紡いでゆく

恋人と呼べないけれど 恋人と呼ばないけれど
今では一人で二人 演じてる事がある
ひと晩泊まりの愛なら 似合いの言葉を選び
身の上話をしたり ささやき合うのもいい
そんな私 ばかですか
格子模様の胸の中
色あせてゆくばかり
雨よ降れ しずくの糸に
さよならの 結び目つけて
涙が枯れ果てるまで
思い出を紡いでゆく





この曲は、1982(昭和57)年 1月21日に発売されたシングルに収録された楽曲で、B面は「フェリーから見えた町 」でした。

鈴木一平さん、言葉の使い方が巧みですよねぇ。

雨のしずくを「糸」に見立て、「糸」だから結び目が出来、それを紡ぐ、そして、それを「涙」と絡め情景を作ってゆくところなど実に凝ってます。





















































































































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