旅  鈴木 一平

2020-05-24 03:46:47 | 鈴木一平
旅~ 鈴木一平





失恋、失業、絶望、鬱・・・

旅のきっかけは必ずしも明るいものとは限りません。

なかには、「自分探し」と言って旅に出る人もいますが、それは正しい表現なのでしょうか。

旅に出て、新しいものに触れ合うことは、非常に刺激的で、たくさんのことに気付きます。

しかし、それだけで自分が大きくなれたと思い込むのは少々危険ですよね。

アメリカに行っただけでバスケは上手くならないし、ブラジルに行ったからといってサンバが踊れるようになるわけではありません。

大切なのは、あちこち旅をした後に、その経験を自分の中に落とし込むことです。

それは決して難しいことではなく、心の中に必ずいる小さな自分と喫茶店で雑談するくらいの気持ちで対話してみるだけでいいのです。

旅で「自分探す」のではなく、「自分と会話するきっかけ」を探すのです。

どんなにもがいても自分から逃げることはできません。

嫌いな自分でも逃げるのをやめて、立ち止まって話を聞いてみませんか。

すると意外と、大切な落し物を届けてくれるかもしれませんよ。

有名な童謡「森のくまさん」のように。














































































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