ひとり唄

2024-10-09 14:47:05 | マスターおすすめ曲
鈴木一平



風の音が窓を叩く寂しい夜に 
眠れない私は ひざを抱えて
懐かしいあの頃を思い出すたび
いつのまにか涙がひざを濡らす
濡れたひざに唇をそっとあてれば
悲しみばかりが増えてゆく
忘れたい忘れない思い出遊び
今夜だけは私のすきにするわ
あなたの優しさは私の思い過しね
泣くのだけはもうよそうと胸に聞かせる
忘れたい忘れない思い出遊び
ひざを抱えくちづさむひとり唄

雨の中を傘もささず歩き続けて
さよならを聞こうと部屋を訪ねた
窓に映る二人の影しあわせそうで
振り向かずに来た道引き返した
飲めもしないお酒飲んで泣いたことなど
あなたなんか分かる筈もない
忘れたい忘れない思い出遊び
今夜もまたお酒を飲んでいる
あなたの優しさは私の思い過しね
泣くのだけはもうよそうと胸に聞かせる
忘れたい忘れない思い出遊び
ひざを抱えくちづさむひとり唄

忘れたい忘れない思い出遊び
ひざを抱えくちづさむひとり唄






降りる子は海に。

乗る子は山に。

船はさんばしに、

さんばしは船に。

鐘の音は鐘に、

けむりは町に。

町は昼間に、

夕日は空に。

私もしましょ、

さよならしましょ。

きょうの私に

さよならしましょ。

(金子みすゞ) 










































































































































































































































































































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