あゝモンテンルパの夜は更けて  渡辺はま子

2023-06-06 02:43:20 | 懐かしのメロディー
あゝモンテンルパの夜は更けて  渡辺はま子



モンテンルパの 夜は更けて
つのる思いに やるせない
遠い故郷 しのびつつ
涙に曇る 月影に
優しい母の 夢を見る

燕はまたも 来たけれど
恋しい吾が子は いつ帰る
母の心は ひとすじに
南の空へ 飛んで行く
さだめは悲しい 呼子鳥

モンテンルパに 朝が来りゃ
昇る心の 太陽を
胸に抱いて 今日もまた
強く生きよう 倒れまい
日本の土を 踏むまでは




フィリピンの日本人戦犯が作詞作曲した曲「あゝモンテンルパの夜は更けて」・・・

渡辺はま子さんがレコード化したのは1952年。

そして、日本国政府の厚生省復員局と渡邊さんの奔走で、モンテンルパ市のニューピリビット刑務所へ慰問コンサートが実現したのです。

そこで歌われたのがこの曲「あゝモンテンルパの夜は更けて」・・・

強く生きよう 倒れまい
日本の土を 踏むまでは


そして、歌手として戦争に手を貸した悔恨からでしょう、フィリピン政府当局に減刑、釈放を嘆願したのです。

すると、渡辺はま子さんの美声、そして熱心な嘆願に心を打たれたのでしょうか、当時のフィリピンの元首であったキリノ大統領、100人余の日本人戦犯の

釈放を決断します。

ちなみに、モンティンルパは、フィリピン共和国ルソン島にある自然に恵まれた、若者たちで活気のあるビジネス都市。

モンテンルパの人々が故郷と胸をはって呼べる市、それがモンテンルパ市です。

















































































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