夢をのせて

2024-06-11 00:06:27 | 松山千春
松山千春

いつまで 心閉していれば
私だけの夢をのせて 朝日が昇る

教えて欲しい 私のすべを
ひざをかかえ 見つめるのは
いつでも明日

さよなら昨日 もう帰らないなら
思い出だけじゃ 生きてゆけない

何かが欲しい 確かなものが
通りすぎる季節だけが 輝いている


ふるえる指で なぞれば遠い
何も知らず歩いていた 私が見える

淋しい時のいつものくせね
なつかしさに立ち止まれば
時ははかない

さよなら昨日 もう帰らないなら
思い出だけじゃ 生きてゆけない

何かが欲しい確かなものが
通りすぎる季節だけが
輝いている

さよなら昨日 さよならみんな
私だけの夢をのせて
朝日が昇る 朝日が昇る



 
どこかもの悲しさしが伝わるメロディながら、その向こうに未来への決意が見えてきます。

ひとり膝を抱え、部屋の中でもの思い、眠れないままに朝を迎える、懐かしさに涙する、松山千春さんの歌にはそういうシーンが結構出てきます。

きっと、自身にそうした心境やシーンがあるのだろうと思ってきました。
 
本人も時折そういう主旨の発言をしているようですが、楽観的に見えて実はとても悲観的でウェット、人生のいたるところに「哀」と「刹那」が

漂っているのでしょうね。
 
世間に映る風貌、言動とは正反対ですが、これらもまた松山千春さんの本質的な一面だろうと思っています。

だからこそ、とくに初期の頃は歌詞の中に繊細な心理描写やシーンを生み出せたのかも知れません。
































































































































この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 逃げた小鳥  | トップ | 青春  »
最新の画像もっと見る

松山千春」カテゴリの最新記事