ふたりだけの太陽

2023-04-09 14:32:00 | Jポップス
ふたりだけの太陽



悲しみなんか まけないで
   手をとって どこまでも
   駈けて ゆきましょう
   野をこえて 丘をこえて
   湖こえて
   あなたと一緒に 探しましょう
   遠くで きっと 待っている
   ふたりだけの 太陽を

思い出だけに すがらずに
   手をとって まっすぐに
   駈けて ゆきましょう
   泣かないで 嘆かないで
   ふりむかないで
   明日の来るのを 見つめましょう
   バラ色雲に つゝまれた
   ふたりだけの 太陽を
  
嵐のあとは 青い空
   手をとって 今日もまた
   駈けて ゆきましょう
   愛しあい たすけあって
   ほゝえみあって
   心と 心を 信じましょう
   二人の胸に 燃えあがる
   ふたりだけの 太陽を


 
「あなた」と「ふたりだけの太陽を」探しに行こう、と歌うので、基本は恋愛歌のイメージですよね。

島倉さんは前年、阪神タイガースの主砲・藤本勝巳と結婚していたので、もしかすると、「あなた」に藤本のイメージを重ねて聴いたファンもいたかもしれません。(笑)
 
けれども、歌詞全体は恋愛というよりむしろ一種の青春応援歌。

「太陽」はどかにあるはずの幸福のシンボル。

だから、ともに励まし合うこの「あなた」を「みんな」の方向へと開けば、同じ西沢爽が作詞した島倉の二年後の名曲「涙の谷間に太陽を」の精神に近くなります。
 
「あなた」を「みんな」へと開いていくのが青春歌謡の精神。

島倉さんは、この年の紅白歌合戦でこの歌を唄っています。


























































































































































































































































































































































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