ふたりだけの太陽
悲しみなんか まけないで
手をとって どこまでも
駈けて ゆきましょう
野をこえて 丘をこえて
湖こえて
あなたと一緒に 探しましょう
遠くで きっと 待っている
ふたりだけの 太陽を
手をとって どこまでも
駈けて ゆきましょう
野をこえて 丘をこえて
湖こえて
あなたと一緒に 探しましょう
遠くで きっと 待っている
ふたりだけの 太陽を
思い出だけに すがらずに
手をとって まっすぐに
駈けて ゆきましょう
泣かないで 嘆かないで
ふりむかないで
明日の来るのを 見つめましょう
バラ色雲に つゝまれた
ふたりだけの 太陽を
手をとって まっすぐに
駈けて ゆきましょう
泣かないで 嘆かないで
ふりむかないで
明日の来るのを 見つめましょう
バラ色雲に つゝまれた
ふたりだけの 太陽を
嵐のあとは 青い空
手をとって 今日もまた
駈けて ゆきましょう
愛しあい たすけあって
ほゝえみあって
心と 心を 信じましょう
二人の胸に 燃えあがる
ふたりだけの 太陽を
手をとって 今日もまた
駈けて ゆきましょう
愛しあい たすけあって
ほゝえみあって
心と 心を 信じましょう
二人の胸に 燃えあがる
ふたりだけの 太陽を
「あなた」と「ふたりだけの太陽を」探しに行こう、と歌うので、基本は恋愛歌のイメージですよね。
島倉さんは前年、阪神タイガースの主砲・藤本勝巳と結婚していたので、もしかすると、「あなた」に藤本のイメージを重ねて聴いたファンもいたかもしれません。(笑)
けれども、歌詞全体は恋愛というよりむしろ一種の青春応援歌。
けれども、歌詞全体は恋愛というよりむしろ一種の青春応援歌。
「太陽」はどかにあるはずの幸福のシンボル。
だから、ともに励まし合うこの「あなた」を「みんな」の方向へと開けば、同じ西沢爽が作詞した島倉の二年後の名曲「涙の谷間に太陽を」の精神に近くなります。
「あなた」を「みんな」へと開いていくのが青春歌謡の精神。
島倉さんは、この年の紅白歌合戦でこの歌を唄っています。