2017/04/18
「手に提げし藤土につくうれしさよ(M32)」
「手に提げし藤垂れ土につけるかな(このように詠んではダメなんだ)」
「藤と土あいだに助詞が必要かわかれば子規の気持ちがわかる()」
「瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり(子規の短歌)」
「今からが旬であるらしサザエなりつぼ焼きにして一献したし(『さざえのつぼ焼き』)」
「七輪の網を三、四のサザエ乗せ焼いて醤油やミリンをかける()」
「つぼ焼きも栄螺と同じ季語なりし響きは漫画のサザエさんかな
(漫画のサザエさんは貝の栄螺とどう関係するのかしら)」
「壷焼きの壺傾きて火の崩れ(鳴雪)」
「海凪げるしづかさに焼く栄螺かな(蛇笏)」
「燦然と燃え立ち上がるものごころキリシマツツジ咲ける高原(鳥海明子)」
「白よりも桃よりも好き赤く咲くキリシマツツジ名所をみたし(花言葉:燃え上がる愛)」
2017/04/18
「渡部昇一さん英語学者で評論家保守論客の人が逝きたり(心不全、享年86才)」
「この人の孫が生まれた日はおなじわたしの孫の慧君と(ただし、20年ほどずれている)」
「わが家での歴史調査の資料にも氏の『昭和史』を参照をせし()」
