微笑ミショウ 2008年08月31日 | 日めくり帖 8/31 「本日は忌明けの法事いきたれば他の叔父さん逝く報せあり()」 「忌明けした叔母の戒名納得す『微笑世弘(禅定尼)』は明るかったな()」 「供養には叔父の栽培したキュウリ五本いれおり夕げに食す(甘くおいしい)」
枕詞 2008年08月31日 | 字余り 8/31 「昔から枕詞があるけれど、教科書などの説明は、ある語導くためにあり、比喩でもなけれ意味不明、しかしぼんやり繋がって緩い関係維持したる枕詞ってなんじゃろか。和歌などで短い中に意味のない枕詞は冗長と、いやいや違う古に文字を持たない人たちは文字ではなくて、神がかる語り部がのぶ祝詞的そのセリフとは符調して枕詞とその相手、期待をさせて、そのとおり言葉現れ聞く人は、耳障りよくその語りすんなり受けて、感心す。勝手な解釈かもしれぬ、枕詞はそんな役割。(折口の著作に枕詞の研究はないだろうか。枕詞とその対語の関係を折口のいう類型化考察で解けないだろうか)」
ゲリラ豪雨 2008年08月30日 | 日めくり帖 8/30 「ポツポツと降る雨音に虫の声夏去り秋の到来を知る()」 「目と鼻の先で起こりし都賀川の河川反乱あれもゲリラか (発生時はこうは呼んでいなかった)」 「悲鳴あげ車と共におぼれゆく覚悟の命なにを思いし()」 「一瞬の判断それが分かれ道天国・地獄目の前にある()」 「自然には勝てぬものなり人力で謙虚さ我ら持たねばならぬ()」
椎本〔12〕 2008年08月30日 | / 源氏物語 8/30 「かの老女替わって出てきてお相手を悲しい話いろいろとする()」 「打ちとけて二人は話を続けたり浮世は悲しく無常を悟る()」 「老いた人問わず語りをするもので身近な人等に話したかもと()」 「中納言きまりも悪く苦しけり自分の身近に置くほかなし()」 「故宮は質素に暮らしこざっぱり片つけてあり風雅な住まい()」 「故宮のおいでの頃と違うので泊まりはせずに帰る支度を()」 「秋ぎりの晴れぬ雲井にいとどしくこの世をかりといひ知らすらん(#142)」
ささやかな・・・ 2008年08月29日 | 日めくり帖 8/29 「これといい別に望みはないけれど少し世界が広がればいい()」 「ただ単に知識でなくて智恵として揺るがぬ何かそれを求める()」 「わが興味最近ならばわが国の古き成り立ち知りてしやまん()」 「知りたきは古き暦に込められた古びとの季節感など()」