そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

花と七十二候(0229)

2016年02月29日 | 日めくり帖

2016/02/29

「閏年のきょう杉山の枝打ちの深閑として音ひびくなり(鳥海明子)」
「春先に枝の先にとかたまりて雄花つけおり風で花粉が(花言葉:雄大)」
「閏とは時間調整するために月日秒など増やすをいえる(『閏』)」
「旧暦は一ト月丸々増やしては閏二月と称していたり
 (公転周期:365d-5h-48m-46s
 ,自転周期:29.530589日)」

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枕草子 1

2016年02月28日 | 俳句

2016/02/28


かってから清少納言の文体に感心もして敬えり彼女が書ける随筆を通読すれど深読みはいまだせざるも気にかける紫式部の源氏には人物のごとに和歌詠めるその凄技に驚嘆し吾は学べる谷崎の源氏で和歌を学びたり紫と清比較して枕草子に歌はなくあるのは歯切れのいい文がエッセイとして残りたりかねて思うはその文を俳句にできぬものかいな最近吾も俳句せし上達するに一茶とか子規のようにと多作して多くを捨てる方法が急がば回れの近道かこころを決めて吾もせん枕草子の俳句化を試しに『春は曙を作ってみましたご覧あれ俳句は写生というけれどたよりは清の文章と吾の想像する力前者はすでに折り紙がついているなり残るのは吾の力のなせるとこ上手くいくのかいかぬのかミューズの神のあと押し望む()」
……… 枕草子 第一段 ………
「春はあけぼのしらけ行く空さまやよし()」
「山のきわあけるそのなか紫雲たつ()」
「来迎はむらさきの雲乗りて来る(これは説明)」
「夏の夜の月涼しげにかがやける()」
「夏の夜の闇夜のなかや蛍川()」
「やみ夜舞うほたるの一つ二ついつ()」
「ほたる狩る畔に雨つぶ落ちてくる()」
「笹ぬらしほたるを誘うこっちへと()」
「山の端に夕日が射して鳥ら寝に()」
「雁が群れつながり飛ぶは絵になれる()」
「雁が群れつながり飛んで遠ざかる(動詞が多すぎる)」
「雁群の三角形が遠ざかる()」
「秋の夜に風の音して虫の鳴く()」
「冬は朝起き抜けに見る雪やよし()」
「凍てつきて空気の霜の白きもの()」
「大急ぎ炭に火をつけうろつきぬ()」
「寒緩み炭白くなり役たたず()」
「植木鉢尿シシ掛くものは火鉢なり(類想で)」

「腰ポンと寒き朝には貼るカイロ(類想で)」




 

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花と七十二候(0228)

2016年02月28日 | 日めくり帖

2016/02/28

「真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年のごときありし日の夫(鳥海明子)」
「白・黄・赤その混合もあるらしいアヤメ科のはなあでやかなりし
 (花言葉:無邪気、潔白)」

「閏年の二月尽とは明日なれど季語になりたる言葉でありし(『二月尽』)」
「二月尽何か大きな忘れもの(下村ひろし)」
「旧暦に三月尽や九月尽惜しまれていく春や秋なり()」
「旧暦に三十日もある二月季語にはならぬ理屈なれども()」
「新暦になって出てくるあっけなさなんで二月で調整せしか()」
「光陰は矢のごとくだと二月尽(凡)」
「光陰に邪魔者はなし二月尽(凡)」



 

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右脳俳句-2

2016年02月27日 | 俳句

2016/02/27

「俳句とは言葉で言える限界に達し言えない世界を覗く()」
「岩鼻の去来俳句の解釈で芭蕉はしめす物心一如
 (『岩鼻やここにもひとり月の客~去来』で
 この客は自分自身としないと面白くないと芭蕉は言った)」

「芭蕉には宇宙的なる孤独あり俳句としては『うしろ姿』が()」
「前向きや横向きの歌いろいろと芭蕉蕪村や子規の句例示
(暑き日を海にいれたり最上川:芭蕉
,五月雨や大河を前に家二軒:蕪村
,涼しさや鐘を離れるる鐘の声:蕪村
,赤き実一つこぼれぬ霜の庭:子規
,若鮎の二手になりて上りけり:子規)」
「現代の俳句は宇宙写すより小さきもののこだわり強い()」
「虚子の句に宇宙的なる広がりのない句もありて以下に例示を
 (白牡丹といふといへども紅ほのか:虚子)」

「構造として俳句とはいかなもの円環構造なせると言える
 (モノ←まなざし←まなざしの主←モノ=物心一如)」

「菜の花や月は東に日は西に(蕪村)」
「品川は『謂応せている』先のない句を嫌っているがきつい縛りか()」
「俳句にはリズムがあって一息にいえる語長だ十七音は()」
「それ的に聞こえたならば十七にこだわらなくてもいいと教える
 (中七にすることにはこだわれ)」

「古池の句をぶちきれば七語から構成される文章なりき
 (古池/や/蛙/飛び込む/水/の/音…七語)」

「二語+テニヲハによる組合せ一息でいう長さだという()」
「十七という長さ超え言外に『何か有る』こと表現をする()」
「共通にわかることなら削り取り最小限の表現にする()」
「武道では上達するに教えあり『守破籬』の順に定型を知れ
(守:師の教えを守る
,破:やがて師の教えを破り
,籬:師を離れて新しい世界を作る)」
「新しき表現するに新鮮な言葉のコンビや季語の用法()」
「行き着きて季語なかりせば自力にて季語作れればよしと考えるべし()」
「季がさなり初心は避けていくべきも上手は技として成り立てる()」



 

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花と七十二候(0227)

2016年02月27日 | 日めくり帖

2016/02/27

「胎内の記憶のようなやすらぎの陽光浴びてクロッカス咲けり(鳥海明子)」
「クロッカス球根により咲けるらし黄色・白色・青色もあり
 (花言葉:青春の喜び、堅実)」

「この時期の楽しみなのは春キャベツやわでシャキッと味わいがある
 (『春キャベツのざく切り』)」
「キャベツには旬が三回あるらしい春に夏秋そして冬()」

「今頃に獲れたキャベツはビタミンC多く含みて最良という()」

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