そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

百合、橘、霍公鳥(#8.1503-#8.1506)

2020年05月31日 |  / 万葉集

2020/05/31

「紀朝臣豊河が歌一首[天平11年(739)正六上→外従五下に昇進][万葉]」
「我妹子が家の垣内カキツのさ百合花ゆりと言へれば否ちふに似つ [#8.1503][万葉]」
「我妻の家の垣内の小百合花あとでと言うは否と同じよ[超訳][万葉]」
「高安とぶっきらぼうに書きたるは編集したる人の気遣い?
 [高安の歌一首、長皇子の孫][万葉]」

「暇無み五月をすらに我妹子が花橘を見ずか過ぎなむ[#8.1504][万葉]」
「暇がなく五月節句に吾妹子の花橘を見ずにすぎるか[超訳][万葉]」
「大神郎女なるは三輪朝臣高市麿の身内であるか
 [大神女郎が大伴家持に贈れる歌一首][万葉]」

「霍公鳥鳴きしすなはち君が家ヘに行けと追ひしは至りけむかも[#8.1505][万葉]」
「ホトトギス鳴いたらすぐに君が家行けと行ったが来たでしょうか[超訳][万葉]」
「家持の義理の姉さん妹に与える歌というがこの歌
 [大伴田村大嬢が妹坂上大嬢に与オクれる歌一首 ][万葉]」

「故郷の奈良思ナラシの岡の霍公鳥言告げ遣りし如何に告げきや [#8.1506][万葉]」
「故郷の奈良思ナラシの岡の霍公鳥に言付けしたがどう伝えしや[超訳][万葉]」



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廣耳と郎女(#8.1499-#8.1502)

2020年05月30日 |  / 万葉集

2020/05/30

「この宴いかなる時のなんの宴四縄なるはその道のプロ
 [大伴四繩ヨツナハが宴に吟ウタへる歌一首 ][万葉]」

「こと繁み君は来まさず霍公鳥汝ナレだに来鳴け朝戸開かむ [#8.1499][万葉]」
「ことさらにあなたは来ないホトトギス来て鳴いたなら朝戸を開けん[超訳][万葉]」
「郎女と廣耳かわす相聞で女の方がしたたかなりし[大伴坂上郎女が歌一首][万葉]」
「夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを [#8.1500][万葉]」
「夏の野の茂みに咲ける姫百合のわからぬ恋は苦しいものよ[超訳][万葉]」
「廣耳はいかなる人で大伴の身内であるか関係いかに[小治田朝臣廣耳が歌一首 ][万葉]」
「霍公鳥鳴く峯ヲの上の卯の花の憂きことあれや君が来まさぬ [#8.1501][万葉]」
「ホトトギス鳴く山の上の卯の花の憂きことあるやあなたが来ない[超訳][万葉]」
「大伴坂上郎女が歌一首[][万葉]」
「五月山花橘を君がため玉にこそ貫(ぬ)け散らまく惜しみ[#8.1502][万葉]」
「五月山花橘を君のため玉に貫き通さん散るのを惜しみ[超訳][万葉]」



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家持はホトトギス好き(#8.1488-#8.1491)

2020年05月30日 |  / 万葉集

2020/05/30

「家持もホトトギスの声喜んで聞いていたらし色々思い
 [大伴家持が霍公鳥を懽ヨコロぶ歌一首][万葉]」

「いづくには鳴きもしにけむ霍公鳥我家(わぎへ)の里に今日のみぞ鳴く[#8.1488][万葉]」
「どこででも鳴いてもいたるホトトギス我が家の里に今日のみぞ鳴く[超訳][万葉]」
「大伴家持が橘の花を惜しむ歌一首[][万葉]」
「我が屋戸の花橘は散り過ぎて玉に貫くべく実になりにけり 「[#8.1489][万葉]」
「吾が家の花橘は散りすぎて玉に貫くため実になりました[超訳][万葉]」
「大伴家持が霍公鳥の歌一首[][万葉]」
「霍公鳥待てど来鳴かず菖蒲草玉に貫く日をいまだ遠みか [#8.1490][万葉]」
「ホトトギス待てど来て鳴かず菖蒲草玉に貫く日はまだ遠いのか[超訳][万葉]」
「ホトトギス雨が降ってもやかましく鳴くのを聞いて歌を詠みたり
 [大伴家持が、雨のふる日霍公鳥の喧くを聞きてよめる歌一首 ][万葉]」

「卯の花の過ぎば惜しみか霍公鳥雨間アママも置かずこよ鳴き渡る[#8.1491][万葉]」
「卯の花の過ぎるを惜しみホトトギス雨の間も来て鳴いている[超訳][万葉]」


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唐棣花ハネズの歌(#8.1485-#8.1487)

2020年05月29日 |  / 万葉集

2020/05/25

「唐棣花ハネズとはどんな花かはわからねど庭梅というはねず色あり
 [大伴家持が唐棣花ハネズの歌一首 ][万葉]」

「夏まけて咲きたるはねず久かたの雨うち降らば移ろひなむか [#8.1485 ][万葉]」
「夏を待ち咲きたる庭の梅の花長雨降れば色褪せるだろう[超訳][万葉]」
「大伴家持が霍公鳥の晩喧オソキを恨む歌二首 [][万葉]」
「我が屋戸の花橘を霍公鳥来鳴かず土に散らしなむとか [#8.1486][万葉]」
「わが庭の花橘をホトトギス来て鳴かないで土に散らしてしまうのか[超訳][万葉]」
「霍公鳥思はずありき木晩コノクレのかくなるまでに何か来鳴かぬ[#8.1487][万葉]」
「ホトトギスあり得ぬことよ木の陰がこんなになるまで来て鳴かないのか[超訳][万葉]」

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庵君諸立イホリノキミモロタチ(1483-1484)

2020年05月28日 |  / 万葉集

2020 /05/28
「この名とはなんかしっくりこないなりイホリでなくてアムとの説も[庵君諸立イホリノキミモロタチが歌一首 ][万葉]」
「我が背子が屋戸の橘花をよみ鳴く霍公鳥見にぞ吾が来し [#8.1483][万葉]」
「わが彼氏庭の橘花を詠み鳴くホトトギス吾が見に来たり[超訳][万葉]」
「[大伴坂上郎女が歌一首 ][万葉]」
「霍公鳥いたくな鳴きそ独り居て寝イの寝らえぬに聞けば苦しも [#8.1484][万葉]」
「ホトトギスそんなに鳴くな独り寝で練るに寝られず聞いたら苦し[超訳][万葉]」

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