そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

源氏千年紀

2008年10月31日 | 日めくり帖
11/31
「道長が一条帝に献上す千年前の11月に(11月17日らしい)」
「わが作業あと四巻で完成も17日に間に合うかしら()」
「はっしょりて形だけでも終わりたいあと二週間気合いで行くか()」
「書棚には数限りない源氏本並んでいたりわれも二冊を
(【源氏物語の時代〔山本淳子〕】、【光源氏の人間関係〔島内景二〕】)」
「この次の源氏は円地で決まりかな瀬戸内・田辺は別の次元で
(なんとなく書き過ぎているのではないかと・・・)」
「その次はいままでの歌つなぎては取捨選択と編集をせん()」
「できるなら漫画なんかを描きいれて私家版源氏つぎの形か?!()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東屋〔7〕

2008年10月31日 |  / 源氏物語
10/31
「女君大将のことお話しし尼を思えば任せるがよし()」
「とぶ鳥の声も聞こえぬおく山の深き心を人は知らなん(古今集)」
「かの君の様子拝めばとおとくてそばにおれたら生き甲斐となる()」
「数ならぬ身には思ひのなかれかし人なみなみにぬるる袖かな(河海抄所引)」
「もの思い種を蒔かれて女とは後の世までも苦患の海に()」
「浮舟の心次第と答えては見捨てず世話をしてくれという()」
「面倒になって人生先のことわからないもの言ってため息()」
「女君うるさくなってそれ以上ものも言わずにそれきり黙る()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高橋尚子

2008年10月30日 | 日めくり帖
10/30
「高橋尚子を見つづけしゆえの微熱かと枕のうへのあたまはおもふ
(歌人・竹山広)」
「Qちゃんがプロの走りができないと一線降りる決意を語る()」
「焼き付いて残像残るQちゃんがシドニー走る永遠のもの()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東屋〔6〕

2008年10月30日 |  / 源氏物語
10/30
「客人に気持ち伝えよ浅はかな心ととらず長い目で見て()」
「北の方申し分なく結構と彦星を待つ身でもよけれと()」
「もたれたる柱や茵に残りたる移り香でさえありがたいとぞ()」
「大将は小さい時から仏道にいそしんでおり功徳を積める()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悟り

2008年10月29日 | 字余り
10/29
この前は釈迦の悟りにかんして彼がどんな問題を設定したのかを考えた。今日は問題について解答がどんなものだったのか、といことを考えたい。仏教学者の増谷文雄氏によると釈迦の悟りは直感であったという。直感ということは、考えている命題に対してヒラメキを得て分かったという状態になるのだろう。かのアルキメデスは王冠を壊さずに本物か偽物かを判別する方法考えていて、答を思いつき『エウレカ!!』と叫びながらはだかで風呂を飛び出した。はだかで飛び出すくらいだから、アルキメデスの直感は電撃的でわれを忘れさすほどのものであった。悟りといっていいのだろう。ニュートンも林檎が庭の樹から落ちるのを見て万有引力の法則を発見した、とされている。しかしアルキメデスほど興奮はしなかったろうが、かれもまた何らかのきっかけとなるヒラメキを得たから、その瞬間に悟ったんだろう、と思う。アルキメデスにしろニュートンにしろひらめいた何かからそれを取り巻く体系に及んでいくが、設定した問題を大きく凌駕していくことがある。ニュートンの成果は二つのものの力の関係を記述するだけでなく、宇宙についての美しい法則にも及んだ。法則というレベルまで整理するのにどのくらいの日をかけたのかわからないが、領域も時代も違う釈迦も同じように、ヒラメキを得てから問題と解答を整理した。悟りを得てからそのまま座り続け、さらに7週間悟りの境地を楽しんだという。こうして整理されたことは、Aが原因でBが起こるというもので、一般的には因果律とよばれるものである。釈迦は人生の苦しさを12の因果律で説明した。QC的でなぜなぜを繰り返せということがあるが、そんな雰囲気である。とは言うもののこの12因縁は表現が今風ではない。
まず始めに〔無明〕というのが来る。いまの言語感覚では明るくない、といったところか。智慧・知識がないということらしい。智慧がないとどうなるか、〔行〕に至るらしい。またまた、この行がわからない。行=意志とあるから、〔智慧〕と〔意志〕の連鎖に思いをはせるが、シナプスがつながらない。こんなペースだと前に進まないので中村元先生に登場してもらおう。『無明によって生活作用があり、*によって識別作用があり、*によって名称と形態とがあり、*とによって六つの感受機能があり、*によって対象との接触があり、*によって感受作用があり、*によって妄執があり、*によって執着があり、*によって生存があり、*によって出生があり、*によって老いと死、憂い・苦しみ・愁い・悩みが生ずる。このようにしてこの苦しみのわだかまりがすべて生起する。(中村元選集・旧169)』と説明されている。この説明でもスッキリしない感じはある。中村先生が悪いのではないので、今はわからないと悟りをもってとりあえず終わることにする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする