2022/11/30
「霜月も今日で終わりで明日はもう師走となれる皺一つ増え[][]」
「一人かけ又一人かけ色褪せる時も齢と同じ憂き目か[][]」
「外科へ行く鼎カナヘは犬にとりまかれ [104/200][古川柳 P. 128]」
「徒然草の話しなり瓶かぶる坊主が犬に吠えられており[][]」
「古川柳扱う句にも外科という言葉のあるはわからず[川柳のタイムトリップ][]」
「仙人さまあと濡れ手でかいはうし [105/200][古川柳 P. 128]」
「洗濯の濡れた腕で仙人を介抱したり雲から落ちた[久米の仙人][]」
「毛が少し見えたで雲をふみはずし [106/200][古川柳 P. 129]」
「仙人でなくも見えたらボーッとする石部金吉ならば別だが[][]」
「五右衛門は生煮えのとき一首よみ [107/200][古川柳 P. 133]」
「石川や浜の真砂は尽くるとも世に盗人の種は尽きまじ[辞世の歌][]」
「五ェ門はやがて子供をしたに敷き[][]」
「盗人は夜這いにおぢて逃げてゆき[][]」
「してゆくはよくよくすきな好きな夜盗なり[][]」
「するだけでなく殺しまでやる夜盗急ぎ働き歓迎されず[][]」