そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

花と七十二候(1130)

2016年11月30日 | 日めくり帖

2016/11/30

「明日のため今日の願いがありましてハナカタバミの葉のやすむ宵(鳥海明子)」
「大きいなる三つ葉の葉っぱつけおりて五弁でピンク花咲かせおり
 (花言葉:決してあなたを捨てない)」

「鍋囲む冬は手軽で暖まる白菜大根鶏豆腐入れ(『鶏の水炊き』)」
「死神の覗く鳥鍋囲みたり(基吉)」
「鍋だけじゃ季語にはならず各々の中身を述べて季語になる()」
「湯気あげて小部屋めでたしちやんこ鍋(波郷)」
「色々な鍋あるけれど鳥鹿馬や猪とかなぁ
 (鶏、鹿、馬、猪、鼈、鮭、羊、ちゃんこ、寄せ、ちりなどがある)」




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花と七十二候(1129)

2016年11月29日 | 日めくり帖

2016/11/29

「早暁の月とイチョウの競いあう黄色かがやく輝くきいろ(鳥海明子)」
「校庭の匂う銀杏踏み潰し川で洗った思い出の樹よ(花言葉:長寿)」
「銀杏ちる童男童女ひざまづき(茅舎)」
「美しき銀杏落葉も道すがら(立子)」
「本日はイイフクという語呂合わせたまに着物も着たきものかな(『服部さん』)」
「服部さん昔はたぶん機織部といいて布織る人らが来たり(五世紀頃に秦氏が伝えた)」
「呉服とは古代中国呉の国の服からきたる名前といいし()」


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花と七十二候(1128)

2016年11月28日 | 日めくり帖

2016/11/28

「草深く花はかくれて咲きいたりキチジョウソウの薄いむらさき(鳥海明子)」
「ヤブランに少し似るかなその花穂は筒状にして赤紫に(花言葉:祝福)」
「迷信と思いし怪しかまいたち自然現象のなせる技とも(『かまいたち』)」
「鎌鼬萱負ふ人の倒れけり(秋桜子)」
「旋風が吹いて生じる真空に人が触れれば皮膚が裂けると()」
「にわかには信じがたきも鎌鼬真空斬りのようなものかな()」

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カストロ前議長死す

2016年11月27日 | 日めくり帖

2014/11/27

「チェ・ゲバラ フィデル・カストロキューバでの革命なして社会主義にと()」
「伝説のフィデル・カストロ死にゆけり齢90死因は不明()」
「最近は米との国交回復し行き来も今は自由になりし(オバマ大統領のとき)」
「古き日のアメ車が今も走りいて懐古主義者の垂涎のまと()」
「カストロは野球が好きで国技並み大リーガーは輸出品かな()」

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳句の解釈 4

2016年11月27日 | 俳句

2016/11/27

040
「紫陽花に秋冷いたる信濃かな
(杉田久女
/紫陽花は夏の季語だが信濃ではどう解釈をすればいいのか
&紫陽花も花期が長くて秋に入る信濃の秋は厳しいという)」

041
「紫陽花や家居の腕に腕時計
(波多野爽波
/家居とは嫁のことかなそうならば腕時計してお出掛けなのか
&珍しく出掛けたる日の紫陽花か)」

042
「足もとに波のきてゐる踊かな
(五十嵐播水
/海岸で盆踊りして興じれば知らぬ間に満ち潮せまる
&播水はどこの人か)」

043
「足もとはもうまつくらや秋の暮
(草間時彦
/こんな句も俳句になるは不思議なりなるのでなくてしたのだと知れ
&人生の終焉に差し掛かったときの句か)」

044
「あせるまじ冬木を切れば芯の紅
(香西照雄
/まだ冬木切っていなくて切ったなら紅い血が出るデジャブ見ており
&真ん中の年輪なるほど血管と解釈すればおもしろき句か)」

045
「あたたかき十一月もすみにけり
(中村草田男
/観測が始まり初の積雪を高尾山では紅葉を飾る
&トランプや朴槿蕾さんの世界には木枯らしが吹きあたたかならず)」

046
「あたたかや布巾にふの字ふつくらと
(片山由美子
/水含む布巾であらずおろしたてもしくは熱を加えし布巾
&太陽に当てた布巾を使うときふわっとそこにある布巾かな)」

047
「頭の中で白い夏野となつてゐる
(高屋窓秋
/夏野とは白きものかな白秋は朱夏と頭で季ずれおこせり
&季ずれでなくて逆転か)」

048
「頭まだ残ってゐたる鵙モス゛の贄
(小原啄葉
/足さえも見たことはなし鵙の贄
&忘れ物する性格がかわいらし鵙の刺したる蛙の頭)」

049
「あたらしき下駄のうれしき地蔵盆
(岸風三楼
/地蔵盆下駄散らばりて脱がれおり
&些細なる行事もうれし地蔵盆)」


 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする