そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

子規の一句と時候(2017/04/16)

2017年04月16日 | 日めくり帖

2017/04/16

「故郷の目にみえてただ桜散る(M28)」
「わざわざと『目にみえて』など言いたるは含める思い何かあるらん()」
「松山で桜を見つつ落花の思い余情を誘う()」
「春ととも北では牛や馬たちを牧野に放ち厩出しする(『牧開き』)」
「北の地は年に一度の剪毛期四月五月の風物詩なり(季語『羊の毛刈る』)」
「刈られたる毛に埋もれし羊かな(青水草)」
「落葉松の芽を被つぎてぞ羊刈る(嵯迷)」
「剪毛期羊舎はるかに雪の嶺(龍胆)」
「羊剪毛雪渓指呼に青みたり(稔)」
「たいそうな理由などなくすがやかに山吹草は貌カオあげにけり(鳥海明子)」
「山吹草ケシ科の野草黄色なる花つけており葉はけばけばし(すがすがしい明るさ)」 

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西鶴という鬼才

2017年04月16日 | 字余り

2017/04/16

『西鶴という鬼才』を中古書店で250円で買ってきた。先日来、オランダ西鶴という本を買おうか買うまいか迷っており、先伸ばしにしていた。西鶴には目の見えない娘がいたこと、俳句を一晩に二万句つくったこと、吉行淳之介が訳している『好色一代男』が気になっていることなど、関心はあった。

西鶴は盲目の娘を51歳で亡くしているが、自分自身も翌年には52才で亡くなっている。
大阪で生まれ俳句、連歌、経済小説、ポルノ小説、エンタメ小説、芸能全般に通じており、盲の娘も退屈しなかったと父の存在を喜んでいる。人間西鶴と俳人西鶴について知ってみたいとおもうこの頃である。

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