そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集<神># 7.1377-7.1378

2010年06月30日 |  / 万葉集
6/30
「木綿懸けて祭イハふ三諸の神さびて斎イむにはあらず人目多みこそ(神に寄せたる #7.1377)」
「木綿かけて祭る三諸の神さびず人目多くて憚るだけよ()」

「木綿懸けて斎ふこの社モリ越えぬべく思ほゆるかも恋の繁きに(#7.1378)」
「禁断のこの垣根さえ越えそうだ恋する心激しいゆえに()」
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万葉集<赤土>#7.1376

2010年06月29日 |  / 万葉集
6/29
「大和の宇陀の真赤土マニハのさ丹ニ付かばそこもか人の吾を言なさむ(赤土に寄す #7.1376)」
「大和なる宇陀の赤土色づけば人は噂でなにか言うかな()」
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万葉集<月># 7.1372-7.1375

2010年06月29日 |  / 万葉集
6/28
「み空行く月読壮士ツクヨムヲトコ夕さらず目には見れども寄るよしも無し(月に寄す#7.1372)」
「空をいく月読壮士は一晩中目には見えるが近寄れないよ()」

「春日山山高からし石上イソノカミ菅根見むに月待ちがたし(#7.1373)」
「春日山山高いのか石上菅の根を見るに月待ちがたし()」

「闇の夜は苦しきものをいつしかと我が待つ月も早も照らぬか(#7.1374)」
「闇の夜は苦しいものをいつの間に私待つ月早く照らぬか()」

「朝霜の消ケやすき命誰がために千年もがもと吾が思はなくに(#7.1375)」
「朝霜の短い命誰のため千年もなんて思わないけど()」

「(右ノ一首ハ、譬喩歌ノ類ニアラズ。但シ闇ノ夜ノ歌人ノ、所心ノ故ニ並ニ此ノ歌ヲ作ム。コレニ因リテ此ノ歌、此ノ次ニ載ス。)」
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万葉集<雨># 7.1370-7.1371

2010年06月27日 |  / 万葉集
6/27
「ここだくも降らぬ雨ゆゑ庭たづみ甚イタくな行きそ人の知るべく(雨に寄す #7.1370)」
「そんなにも降らぬ雨ゆえ水溜まり溢れるように人に知らるな()」

「久かたの雨には着ぬをあやしくも我が衣手は干ヒる時なきか(#7.1371)」
「しばらくは雨なく着ぬに不思議だな私の服は乾く暇なし()」
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万葉集<雷># 7.1369

2010年06月26日 |  / 万葉集
6/26
「天雲に近く光りて鳴る神の見れば畏カシコし見ねば悲しも(雷に寄す#7.1369)」
「天雲の近くで光り鳴る神は畏れ多いが見ないと悲し()」
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