そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

数学雑感

2012年07月31日 | 理系語呂合わせ

7/31
小学生から中学生になったとき、図形の面積や体積の求め方を習った後、二年生頃だったか、方程式という難しい言葉を習うようになった。わからない数をXと置いて、左辺と右辺が等しくなるような関係を見つけることを方程式をたてるという。二年生だったか、中学を終わる頃だったかに、二次方程式の根の公式を習う。高校に入ってから三次方程式も習うが根の公式についてはスルーしたように思う。三次方程式も、四次方程式も根の公式は持っているらしいが、その山に登ることはなかった。高校の教程には、非生産的な三次や四次の方程式の解法に時間ばかりとられることはなかったし、その先の素晴らしい成果をテーマにする余裕などもなかった。デカルト、ガウス(ほんの少し)くらいまでを教えてもらいそれ以降を習わなかったのであるが、そのことに疑問を持った。19世紀後半から現代に至る数学を、数学史的に概要を教えるというようなことができなかったのだろうか。
高校を卒業してから数論、群論、非ユークリッド幾何学とか、素晴らしい数学世界があることを知る。しかし、大学の数学科にでもいかない限りそれらを継続的に学ぶことはなかった。考えてもみなかったが趣味で数学をやればよかったのだが、いまからではもう遅いか。ただガロアの群論だけはあの世への手土産に持っていきたいとは思っている。

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万葉集#12.3137-12.3139

2012年07月31日 |  / 万葉集

7/31
「遠くあれば姿は見えず常のごと妹が笑まひは面影にして(#12.3137)」
「遠いから姿見えぬも常のよう面影なれど妻が笑えり()」

「年も経ず帰り来(き)なめど朝影に待つらむ妹が面影に見ゆ(#12.3138)」
「としを経ず帰ってきたが朝影に面影として妻待つを見る()」

「玉ほこの道に出で立ち別れ来し日より思ふに忘る時なし(#12.3139)」
「玉矛の道に出で立ち別れ来た日から思うに忘る時なし()」

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万葉集#12.3134-12.3136

2012年07月30日 |  / 万葉集

7/30
「里離ザカり遠からなくに草枕旅とし思モへばなほ恋ひにけり(#12.3134)」
「里離れ遠くはないが草枕旅と思えば恋しくなるよ()」

「近くあれば名のみも聞きて慰めつ今宵よ恋のいやまさりなむ(#12.3135)」
「近くなら名のみ聞いては慰めよう今夜は恋がいや募ります()」

「旅にありて恋ふれば苦しいつしかも都に行きて君が目を見む(#12.3136)」
「旅をして思い出せれば苦しけれ都に行ってあなた逢いたい()」

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ラジオのように………

2012年07月29日 | 日めくり帖

7/29
久しぶりにブリジット・フォンテーヌの記事が出た。神戸新聞の日曜版に月1回「もぐら草子~古今東西文学雑記」というのがある。そこに仏文学者の鈴木創士氏が書いたエッセーである。鈴木さんが書いていることを、だらだらと紹介するのも面倒なので、思ったことを箇条書きする。
・はじめてブリジットを聞いたとき、「なんだなんだ、これは?」と鳥肌がたつようだったので、レコードを買った。
・私もラジオで聞いて衝撃を受け、はじめて買ったレコードがこれだった。
・1970年代のこの頃、日本でも浅川マキが同じような雰囲気を醸し出してアンニュイな歌を唄っていた。
・ブリジットのジャケットの写真は日本の中原中也の写真に似ていてダダイスティックだった。
・そうだった、アレスキが作曲をし、アートアンサンブルシカゴが演奏をしていた。
ひょっとして、ブリジット・フォンテーヌは鬼籍?、と思いきや・・・・・、現在72歳になっていて、見たところますます凄み増して、いまも健筆で歌手としても健在である。

「おまえが 力尽きるとしたら それは湖のなか 星々が不吉な輝きを放っている 天井の蜘蛛の巣のように それは戦争 神々と悪魔たちの 最後の最後の戦争 フォトンとニュートロンの戦争………」

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万葉集#12.3131-12.3133

2012年07月29日 |  / 万葉集

7/29
「月変へて君をば見むと思へかも日も変へずして恋の繁けむ(#12.3131)」
「来月にしか逢えないと思ったら日を置かずして頻繁に逢う()」

「な行きそと帰りも来(く)やと顧みに行けどゆかれず道の長手を(#12.3132)」
「行かないで帰ってくるかと振り返りゃ行けど帰らず長い道のり()」

「旅にして妹を思ひ出いちしろく人の知るべく嘆きせむかも(#12.3133)」
「旅にあり妻思いだしはっきりと人が知るほど嘆くもんかな()」

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