そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

レシピ16.意味の重なりをさける

2021年12月31日 | 三十一文字
2021/12/31
「Q16-1:出番待つ踊り子ひしめき合うように白きスイトピー連なりて咲く[どこが重なっているか][]」
「A16-1:出番待つ踊り子ひしめき合うように白きスイトピー咲く朝の道[][]」、
「Q16-2:まだ少し乾ききらないTシャツを抱きしめてちょっと泣いた[][]」
「A16-2-1:まだ少し乾ききらないTシャツ抱きしめてちょっぴり泣いた夏の窓際[][]」
「A16-2-2:まだ少し乾ききらないTシャツ抱きしめてちょっぴり泣いた1人の部室[][]」
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レシピ15.理屈は引っ込めよう

2021年12月30日 | 三十一文字
2021/12/30
「妻のいう理屈に耳を貸さないと火に油さすことになりたり[][]」
「その理屈わたしはそうは思わない勝手にしろと突き放される[][]」
「結論の『こうなんだ』なるその部分よく描写して訴えかけろ[][]」
「Q15-1:立ち読みする少年をまちくたぴれてコンビニの前で傾く自転車[理屈が入っている][]」
「A15-1:立ち読みする少年を待ち続けおりコンビニの前で傾く自転車
 [理屈でなくなる][]」
「Q15-2:かけ直すそう言ったから目をこすりつまんないのに深夜番組[つまらないは理屈][]」
「A15-2:かけ直すそう言ったから目をこすり見続けている深夜番組[][]」
「Q15-3:『元気でね』ひまわり色の声を出す 涙の淵に落ちそうなのに[][]」
「A15-3:『元気でね』ひまわり色の声を出す 涙の淵に落ちそうな夏[][]」

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レシピ14.倒置法

2021年12月29日 | 三十一文字
2021/12/29
「倒置法単語や句など入れ替えをすることであり違和感をだす[][]」
「倒置法狙い二つで強調と言いさしによる余韻を狙う[][]」
「Q14-1:社会人1年生の風吹いて今日もひとりで発泡酒飲む[][]」
「A14-1-1:社会人1年生の風吹いて発泡酒飲む今日もひとりで[][]」
「A14-1-2:社会人1年生の風吹いて今日もひとりで飲む発泡酒[][]」
「Q14-2:『寂しい』を『逢いたい 』という文字に変え紙飛行機のメールを飛ばす [][]」
「A14-2:『寂しい』を『逢いたい 』という文字に変えメールを飛ばす紙飛行機の
 [あざとくなり倒置しない方がよい。反省][]」
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レシピ13.A+Bの効果

2021年12月28日 | 三十一文字
2021/12/28
「本年の最後となれるペタンクに昼から行ける成文社へと[][]」
「最終のチェックをしては一部だけ打ち出しをしてまた寝かせましょう[][]」
「A+Bの二つのことを歌の中取り入れ歌い味ある歌に[1+1>2以上を狙う][]」
「AとBになに合わせるかすべてなりつかずはなれずなるほど狙う [取合せの妙、モンタージュ、合わせ鏡とかいう] []」
「Q13-1:水溜まり青空映して誇らしげ赤き唇誰に与えん[水溜まりと赤き唇は唐突][]」
「A13-1:誇らしく青空映す水溜まりわれの心を誰に与えん[][]」
「Q13-2:懐かしく思う景色は通学路長く続いたガードレール[通学路とガードレールの取合せ][]」
「A13-2:懐かしく思う景色は通学路いつもと違う白い天井[][]」
「Q13-3:吾のデスク一輪飾るガーベラはオフィスに遠き母のまなざし[ガーベラが母の眼差しと説明している][]」
「A13-3:吾のデスク一輪飾るガーベラよオフィスに遠き母のまなざし[A=BをA+Bにしただけだが][]」
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レシピ12.ときには薄めてみる

2021年12月27日 | 三十一文字
2021/12/27
「先生に歌集ね控え持ちゆきて本作りでの技法を聞けり[歌の小みちのデータを欲しいと][]」
「先生に中身のチェックしてもらい色々指摘してもらいたり[][]」
「てんこ盛りしたるお皿はみぐるしい適度な量というものがある[バイキング形式のパーティーなどで][]」
「皿わけて適度な量を盛りつけよ一首を二首にわけるがよきか[][]」
「蛇足なる強い体言薄めたい『をりぬ』を使う薄めるために[][]」
「Q12-1:それなりの夏のトマトがそれなりの秋の林檎に替わる退屈[眼目は退屈。リフレインで提示済み][]」
「A12-1-1:それなりの夏のトマトがそれなりの秋の林檎に替わる食卓[体現止めを避けるには][]」
「A12-1-2:それなりの夏のトマトがそれなりの秋の林檎に替わっておりぬ[][]」
「Q12-2:ぞうきんに四年二組と書い冬をてある六年前の娘いとしく[『いとしく』が蛇足][]」
「A12-2:ぞうきんに四年二組と書いてある六年前の娘の文字で[][]」
「Q12-3:中也ごとマント掛けたる冬を今鏡の向かうに見て風車[『風車』が猥雑][]」
「A12-3:中也ごとマント掛けたる冬を今鏡の向かうにわれは見てをり[][]」
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