そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

インタールード~万葉集

2009年09月30日 | 字余り
9/30
あと130首で四巻目が終わる。今やっているところは、万葉集の編者の家持も登場するが、その親、叔父叔母、近い親族、坂上郎女等の歌が登場してくる。最近少し理解が進んでいるのか、参考書にたよらなくても歌意がある程度はわかる。万葉集は古いと思っていたが、詠まれている歌は新しい。感覚が現代とあまり変わらない。雄略天皇の歌から始まり諸天皇、皇子、皇女等の歌も一通り終わり、大伴氏のところに来てふと見上げるとわりと親近感が出てきたように思う。今ちょっと頭をあげている状態なのだが、またすぐ頭を下げて回りを見ずに進んでいかなければならない。なんとなく棟方志功さんが版画を彫っている時の姿を思う。何かに追いたてられるようにガツガツと彫りつづけており、見ていて苦しくなる。苦しさの中身は違うが、万葉集の読解も数が多いだけに、とにかく苦しい。志功さんがゆっくり彫って、彫り跡を味わうようなしぐさをしたり、時々遠くをぼんやり眺めたりする姿を想像するが似合わない。私にとっての万葉集は、別の版画家の彫り姿を想像していきた
い。
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万葉集#4.0665

2009年09月30日 |  / 万葉集
9/30
「向ひ居て見れども飽かぬ我妹子に立ち別れゆかむたづき知らずも
(安倍朝臣蟲麻呂が歌一首 #4.0665)」
「向かい見て飽きない君と別れない術はしらないどうすりゃいいの()」
「戯れ歌とわかっているが蟲麻呂が郎女に遣る恋の思いは()」
「郎女は面と向かって話してもかわいい娘惚れ惚れとする()」
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万葉集#4.0664

2009年09月30日 |  / 万葉集
9/29
「石上イソノカミ降るとも雨に障ツツまめや妹に逢はむと言ひてしものを
(大伴宿禰像見カタミが歌一首 #4.0664)」
「この像見カタミいかなる人かわからぬも未練を言えるそんな人かな()」
「布留という訳でもないが雨が降るせっかく彼女と逢うというのに()」
「石上布留を祀れる社だがいつのまにやら遊び言葉に()」
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1905.05.03(7)

2009年09月29日 |  / 万葉集
「原因と結果はふつう時系列突如逆転することありか()」
「デシャブなら結果を予知しそののちに結果あらわることもありしか()」
「道歩き胸の高鳴り感じたらやがてあらわる絶世の美女()」
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1905.04.28(6)

2009年09月29日 | 日めくり帖
「この世界どこでも時間は厳格で同じ速度で時を刻めり()」
「だれもみな時に囚われ服従し絶対的な存在なりき()」
「人にとり時間が絶対的な世界では頼れるものはただ時間なり()」
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