野鳥・It's My Life

多摩川中流域や近隣の里山での撮影記録です。

20240425~26 早戸川林道(金沢林道)のオオルリ

2024年04月26日 | 野鳥
先週の金曜日(4/19)、友人に初めて宮ケ瀬ダムの早戸川林道に連れて行ってもらった。
小田急のフリーパス(電車で最寄り駅⇔本厚木、神奈中バスで本厚木⇔宮ケ瀬ダム:2日間有効/1,590円)で手軽に緑深いダム湖に行くことができる。
この時期にはオオルリをメインにセンダイムシクイ、キビタキ、クロツグミ、コマドリなどの夏鳥を観察できる絶好のスポットだ。

初めての場所ということもあって撮影の成果がサッパリだったので、今度は一人で25日~26日の一泊2日の再チャレンジとなった。
場所は早戸川林道から金沢林道に入った方が、谷が深くて鳥の数も多く、林道からの眺めが良いことが分かった。
まともな成果はオオルリだけで、クロツグミやコマドリは鳴き声が確認できただけだったので、大きな宿題を残すこととなった。

宮ケ瀬ダムのレストハウスで一泊し、朝6時に早戸川林道に入った。

冷気が残っていて身体が引き締まる。

若葉が萌え出て眩いくらいだ。誰もいない林道をユックリ歩くのは気持ちがよい。

朝早いと、木の天辺でクロツグミが澄んだ大きな声で朗々と鳴くのを聞くことができる。

林道の木々の隙間から鏡のような静かな湖面が見える。1羽のカンムリカイツブリが浮かんでいた。

この後、ヤマセミらしき鳥影が湖面を横切った。

いよいよオオルリの出番だ。♂が林道に近い木で林道と同じ高さで囀ってくれる。




♀が♂の鳴き声に誘われて近くに出てきた。


♀の周りでは♂同士が♀の奪い合いの喧嘩をしていた。




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20240421 オオタカの餌渡しを張り込み

2024年04月21日 | 野鳥
今年のオオタカの営巣場所は去年とは違う場所で、巣も餌渡しも見にくい場所にある。
今年も餌渡しのシーンを見ようと、ここ数日現場に通っているが、なかなか実現しなかった。

今日も午前8時30分から張り込みを開始し、3時間してやっと♂が鳴いて餌を持ち帰ったことを♀に知らせた。
即座に♀が巣を出て来て、♂から餌を貰った様子は朧気ながら確認できた。
木の枝葉が視界を邪魔をして探すのに苦労したが、何とか食事中の♀を見つけることができた。

8倍の双眼鏡で見つけた♀。


カメラの600mmの望遠レンズで拡大




5~6分後、餌を持ったまま移動した。右脚に持った赤い肉塊が確認できる。


約30分後、抱卵を交替していた♂が巣を出て来た。
これで餌渡しから抱卵交替までのペアの一連の動きを間近で感じ取ることができた。
当初の目的は一応達成できたので、張り込みは一旦中止することにした。

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張り込み中に近くに現れたソウシチョウ。


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20240414 ツミに会える幸せ

2024年04月14日 | 野鳥
今朝も自宅近くの公園で営巣するツミに会って無事を確認することができた。

メスとオスの両方が不在の場合もあり、営巣を放棄してしまったのではないかと一時不安になるが、30分も待っていれば、ちゃんと巣や巣の近くに戻ってくる。
そのツミの帰巣をいち早く知らせるのはオナガである。公園にいる多くのオナガが一斉に警戒の鳴き声を発すると、必ずツミが帰って来ている。
鳴きながら動き回って煩わしく思うこともあるが、オナガの存在は、ツミを観察するうえで結構助けられている。

そのようにして見つけたツミの猛禽特有の精悍な表情を双眼鏡で確認する時、私の胸はときめく。
こうして6月末の巣立ちを迎えるまで営巣の進み具合を、普通に観察できる環境にあることは、鳥見をする者にとってとても恵まれた境遇にあると感謝している。

【4月10日】♀




【4月11日】





交尾した後、♂から受け取った餌を食べる♀






【4月13日】朝の冷気の中、お気に入りのアカマツの枝で縄張りを見張る♀
胸と腹の淡い灰褐色の横斑に朝日があたった。


【4月14日】朝の冷気の中、お気に入りのアカマツの枝で縄張りを見張る♂
胸と腹の淡い橙色の横斑に朝日があたった。


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20240410 蓮田のコチドリ

2024年04月10日 | 野鳥
昨日の嵐から生まれ変わったような雲一つない青い空の下、冷気が残る清々しい日だった。
センダイムシクイやサシバなどの夏鳥の到来には少し早いが、久し振りに里山の谷戸に行ってみた。

田んぼではのどかにカエルの鳴き声が聞こえた。


林縁ではそれを獲物にしようとノスリが潜んでいた。


蓮田にも寄ってみた。コチドリが3羽ほど採餌していた。


丸い目と黄色いアイリングはいつ見ても愛らしい。




ツバメも巣材の泥を採取していた。




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20240408 クロコノマチョウ

2024年04月08日 | 野鳥
朝から生暖かく湿度が高く、薄日が差し込む中、満開の桜の花びらがひとつ二つと弱い風に乗って散り始めていた。

山の尾根道でコノマチョウ(クロコノマチョウ)をカメラで追いかけていたところだった。
クロコノマチョウ(大型のジャノメチョウの仲間)


谷を隔てた対岸の方からオオタカの鳴き声が聞こえた。
高さ30mほどのこちらの尾根道とほぼ同じ高さで、100mほどの距離を隔てた斜面の枯れ木にオオタカが止まっていた。
♀のようだ。



この後右に移動して直ぐ交尾の鳴き声も聞こえた。

別の丘陵公園に移動して散策路を歩いていたら、コナラの樹液を吸っていたルリタテハに出会った。
こちらの気配に気づいて歩道の上に降りた。歩道には桜の散った花びらがあった。


少し歩くと、先月の大風で倒れた根腐れの桜の木があり、その木は満開の花で覆われていた。


花は木が倒れたままの状態で満開に咲いたと思われる。

花は木(自分)が倒れていることを知っているのだろうか? 

帰り道で出会ったアオダイショウ。この暖かさに誘われて出てきたのだろう。


最後にキブシの花。端正な花の配列が美しく見えた。


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