そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

子規の一句と時候(2017/02/28)

2017年02月28日 | 日めくり帖

2017/02/28

「落したか落ちたか路の椿かな(M23)」
「あまりにも見事なかたち落椿置かれたんだと錯覚もして()」
「しげしげと眺めてみんか落ち椿俳句的なる視点をもちて()」
「二月尽何か大きな忘れもの(下村ひろし)」
「旧暦に三月尽や九月尽惜しまれていく春や秋なり()」
「旧暦に三十日もある二月季語にはならぬ理屈なれども()」
「新暦になって出てくるあっけなさなんで二月で調整せしか()」
「光陰は矢のごとくだと二月尽(凡)」
「光陰に邪魔者はなし二月尽(凡)
「矢に乗って飛ぶ妄想や二月尽(凡)」
「真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年のごときありし日の夫(鳥海明子)」
「白・黄・赤その混合もあるらしいアヤメ科のはなあでやかなりし
 (花言葉:無邪気、潔白)」
  

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子規の一句と時候(2017/02/27)

2017年02月27日 | 日めくり帖

2017/02/27

「蛇の穴を見すてる日和哉(M26)」
「蛇として穴出てみたらいい天気『さあどこ行くか』一人ごちたり()」
「いい放つ俳句の技の潔よさ必要なりし学びていかん(視点も面白い)」
「この時期の楽しみなのは春キャベツやわでシャキッと味わいがある
 (『春キャベツのざく切り』)」
「キャベツには旬が三回あるらしい春に夏秋そして冬()」

「今頃に獲れたキャベツはビタミンC多く含みて最良という()」
「胎内の記憶のようなやすらぎの陽光浴びてクロッカス咲けり(鳥海明子)」
「クロッカス球根により咲けるらし黄色・白色・青色もあり
 (花言葉:青春の喜び、堅実)」
  

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子規の一句と時候(2017/02/26)

2017年02月26日 | 日めくり帖

2017/02/26

「一つ落ちて二つ落たる椿哉(M30)」
「子規描く椿落ちたるそのようす時間は静かに動いていたり()」
「赤い椿白い椿と落ちにけり(碧梧桐)」
「すし屋とか宿の朝食ついている味付海苔はこの時期とれる
 (伝統的に採った海苔ではないかもしれない)」

「浅瀬にて海苔粗朶立てて胞子つけそれ春先に掻きとるという(『海苔の収穫』)」
「初摘みの走りが美味といわれおり冬越した海苔旨味詰まれる()」
「枯草の乾く音する道の辺のアズマイチゲはいち早く咲く(鳥海明子)」

「野草だが白く可憐な花つけり東というは関東のこと(花言葉:温和)」
  

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子規の一句と時候(2017/02/25)

2017年02月25日 | 日めくり帖

2017/02/25

「大砲のどろどろと鳴る木の芽哉(M30)」
「子規好み『大砲』なるは震わせる大気の中の木の芽あり()」
「大砲を海へうちこむ二月哉(子規)」
「大砲の車小さき夏野かな(子規)」
「隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな(加藤楸邨)」
「道真の庭には松や桜あり桜は枯れて松力尽く()」
「道真の忌日に菜種供えたる祭りがありて賑わうという(北野菜種御供という)」
「玄米を蒸して梅指し供えたり昔は菜種供えたらしい(お裾分けを食べると無病息災)」
「さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかにさく(鳥海明子)」
「まだ寒さ残る今ごろ桜咲く寒緋桜は南の国で(台湾〜沖縄 花言葉:あでやか)」
「道真を慕い一夜で太宰府に飛びたる梅のお話をいう(『飛梅伝説』)」
  

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子規の一句と時候(2017/02/24)

2017年02月24日 | 日めくり帖

2017/02/24

「下町は雨になりけり春の雪(M26)」
「根岸とは下町である東京の春雪降りてそのまま雨に()」
「北区でも大池辺り朝雪がすぐに雨にと変わることあり()」
「今日からは雨水次候の始めなり霞たなびき春らしくなる
 (『霞始めてたなびく』)」

「野や山が水蒸気にてぼんやりと霞む状態いろいるあると
 (薄霞、遠霞、朝霞、有明霞、霞の浪、霞の奥、霞の麓、草霞む等々)」

「春なれや名もなき山の薄霞(芭蕉)」
「これからという思いありオウレンの花咲く朝の力湧きくる(鳥海明子)」
「白き花つけるに名をば黄連という訳しらず変色するか(花言葉:変身)」
「野草にて薬にもなる花なれどどんな効用あるのかしらね()」
  

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