きょうはちいさな歌会の日でした。 参加者は5名。 同年代女性ばかりで、11時から15時まで、ランチを食べながらみっちりやります。
5月には読む会がいろいろあって、読んでおかないといけない歌集やもらってお手紙を書いていない歌集が、気が付くとうっすら雪のように積もっています。 どれも読みたい歌集ばかりなので、楽しみなのですが。
お天気もいいし、早い目に家を出て、わざと待ち時間を多めにとります。
駅で8分とか、待ち合わせまで20分とか。
あらかじめ、座れそうなベンチや椅子のあるコースを組んで、ところどころで本を出して読みます。 家にいると用事や植物の世話に気がいって、なかなかこういう隙間の時間の使い方ができないのです。
通勤のときは立ったまま本を読むと、周囲に迷惑なほど混んでいるので、平日の昼間ならではです。
帰りは座ったら眠ってしまうし。
きょうの歌はみんな屈折したような歌が多かったな。 春だからでしょうか。
・真夜中にブランコを漕ぐ音はして桜の花のあまた散るらむ
私の歌については、「ブランコ」は「ぶらんこ」のほうが良いだろうとのこと。 あと、なにかホラーめいている、「漕ぐ」に意思がある、といった評がでました。 歌についての話のあと、近況報告。息をするのも忘れそうなほど、話しました。 仕事のストレスがたまっていたのか、私がいちばんしゃべっていたような。
普段、家と会社の往復ばかりだから、なかなか誰かと会話することもなくて。
なんとなく、胸によどんでいた空気を一掃して、新しい春の風を入れたような気持ちで帰ってきました。 やっぱり歌会は大事です。 しかも、思っていることをぜーんぶ言って燃焼しきって帰るのが理想です。 そういう意味では久しぶりに思い残すことのない歌会でした。 あしたからまたがんばります。