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いつでも君のこと好きだったよ

旧月歌会、新樹集・百葉集を読む会

2015-04-18 23:56:57 | 日記

 今朝、ガレージ脇の細い花壇のスノーフレークが咲いていました。 よそのスノーフレークがきれいに咲いているのを見かけて、今年はうちのは咲かないのかなぁ、葉っぱで終わるのかなと心配していたのですが、ちょっと遅くなったけど、ちゃんと咲いてくれました。 

 

 午後からは旧月歌会でした。

 

 ひさしぶりに来られた人も多かったのか、37首。 A3用紙に2枚ぎっしり歌が並ぶと圧倒されますが、そこを司会の松原さんが焦ったふうもなく、会は進みます。 あのやさしい声と話し方のせいでしょうか。 時間に追われるという感じがしなくて、最後の作者名発表まで落ち着いておられて、こういうところ見習いたいなと思いました。

 

 ・去年には去年の桜の花びらを手放していた同じ川辺に

 

 という歌を出しましたが、「手放していた」が「私」の行動のように読まれました。 このままではそう読めてしまうのね。 「桜」を主語とするなら、「の」を取って「桜花びらを」にすればいい、という評者のアドバイスを受けました。なるほど。

 

 17時終了時には結構くた~となりましたが、そのあとはきょうから始まった吉川さんの「新樹集・百葉集を読む会」に参加しました。 塔事務所で17時15分から。 参加者は11名。 

 

 まずは百葉集の歌から、それぞれが好きな歌のいいところを言ったり、どういう意味かわからないといった意見を言ったりして、同じ言葉なのに、深く共感する人とそうでない人があって、言葉の伝わり方の違いが目の前で展開されるのがとても興味深かったです。

 

 百葉集に採られている歌だけでなく、その前後の歌を読んだり、作者の住んでいる地域から窓から見ている風景をリアルに再現したり。 ノートにちゃんと書いてきているひともいて、その歌ができるまでのプロセスを想像して発表(?)されて、その読み込み方の深さに驚きました。 やっぱりいい歌を詠む人は、読み方も違うなぁと思いました。 ぱっとできたと思われる歌、推敲を重ねたと思われる歌など、意見や質問がつぎつぎとでて、あっというまの1時間45分間でした。

 

 歌会だけではなかなか訊きたいのにきけないことがきけてよかったです。 

コメント
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