フレッシュです。
なにがかというと、駅も街も道も。
たとえば、まだ通勤になれていないフレッシュマンが、電車を降りて右へ行くのか左へ行くのか、ためらっていたりします。 フレッシュマン以外は、もう歯磨きをするときにどっちの手で歯ブラシを持とうかなんて考えずに磨き始めるみたいに自然な流れで歩いています。
大学がはじまって、朝のバス乗り場が賑やかになりました。 私が乗るのは205番の金閣寺行ですが、同じバス停には立命館大学行の205快速というのも停まります。 もう少しすると、はっきり205番と快速の2本の列になってくるのですが、学生がお休みの時期は人が少なくて1列なので、この新学期が始まったころはどっちのひとも混ざって並んでいます。
「おはよー」
「おはよう」
「オレがとったの、やばくて8割が帰国子女でふつーに英語で会話してんの」
「へー 私そっちのクラスにしなくてよかった~」
205番のバスがやってきて、ふたりの女の子はそれに乗ろうとしました。 あれ、それでいいのかなと思いつつ、私が続くと、後ろから男の子が「〇〇さん、それ乗るの?」「あー間違えたーありがとー」 なんていう光景がみられます。
男の子が女の子に「〇〇さん」と呼んでいる光景は、大学生だなぁと思うのです。
会社が終わって、バス停に向かうと、そこにもフレッシュマンたちがわんさと。 まだ研修中なのか、定時帰宅のようです。 満員で一台目のバスには乗れませんでした。 増便しているのか、結構つぎつぎやってきます。 5分も待たずに2台続けて205番が来ました。 今度は乗ります。 着慣れないスーツを来た女の子たちが楽しそうにしゃべっていました。
当分、このこみこみ状態は続きそうです。