きのうはふいにお休みになったので、姪のMちゃんとその子供たち(3歳男子、2歳女子)を連れて京都水族館へ行きました。
「京都水族館って遠くない?」とMちゃんは心配していましたが、
「京都駅から歩いてもすぐだよ」
「へぇ、そんなに近いんやね」
ということで、3歳のYちゃんが幼稚園から帰ってから出掛けたのですが。
遠い・・・ の意味がわかりました。 私がMちゃんの家に14時前に迎えに行ったら、すでに玄関でリュックを背負ってスタンバイしていた子供たち。 かわいい・・・
いってきまぁす、と出掛けてすぐに、雨が降ってきました。 私の折り畳み傘1本では4人+ベビーカーは覆いきれません。 それで、駅までは徒歩5分(大人の足で)くらいなのですが、途中のコンビニで最後の1本の長い傘を買って、ゆるゆる歩いて駅へ向かいました。 2歳児も歩くので、それにあわせると、なんと駅の遠いこと。 駅の階段の長いこと。 そうかぁ。こんなスローな暮らしはずいぶんしていなかったから、電車で30分、そこから徒歩15分の遠さがわからなくなっていたんだなぁ。
時間短縮のため、途中で急行に乗り換え、電車は座れなかったけれど、子供たちも京都駅までちゃんと立っていました。 京都駅からはタクシーに乗って、とりあえず、帰りの通勤通学ラッシュにかからないために急ぎます。 あいにくの小雨でしたが、水族館だから大丈夫。
イルカのショーをみたり、オオサンショウウオに喜ぶ子供たちを眺めたり。 アザラシのコーナーで休憩。 ベンチにすわって、カステラを食べました。 雀がたくさんやってきて、Yちゃんはカステラをわけてあげていました。 そこの場所がとても気に入ったようでした。 それからペンギンをみて、クラゲをみて、魚をたくさんみて、おみやげを買って帰りました。
大人同士できたことしかなかったんだけれど、ゆる~く見て歩くのも楽しかったです。 ただ、水族館の「見せ方」が前にきたときと変わっていました。 大水槽の上のほうに月がでていたり、大きなタコのCGが水槽に現れたり。 子供だったら、どれが本物でどれがCGかわからないんじゃないかなぁ。 本物の大きさを見て驚いたらそれでいいと思いました。 足元には波がうちよせられるような演出もしてありましたが、せっかく魚を見に来たのに、なにを見せたいのかよくわからない演出になっていてとても残念でした。
いちばんがっかりしたのは、私のお気に入りのクラゲのコーナーが、窓枠がちかちかパチンコ屋さんみたいな模様がぐるぐるして、酔いそうになってクラゲに近寄れなかったことです。静かに暗い部屋でクラゲの幻想的な美しさを楽しみたかったのになぁ。 クラゲのよさがまったくいかされていないのが残念すぎました。
リピーターのために工夫を凝らしているのかもしれないけれど、ディズニーランドとは楽しみ方が違うのだから、ちゃんとゆるぎない「価値」を大事にしてほしいと思いました。こんなこと考えるのは仕事のせいかもしれないけれど。 期間限定だったとしても、クラシックを聴きに行ってマーチの演奏を聴いて帰ったような気分でした。
でも、子供たちは喜んでくれたし、お休みを有意義に使えてよかったです。