A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

ピラミッド 5000年の嘘

2012-09-09 | 映画


アラブの春で革命の起こったエジプト。エジプトにはピラミッドがあることを僕は小学生のころから知っていたような気がします。
そのピラミッドについての映画『ピラミッド 5000年の嘘』を観ました。幾何学や数学が苦手な僕でもぐっと引き込まれるドキュメンタリー・ミステリーとでもいうような映画でした。僕の好きなエッセイ、浅田次郎先生の『つばさよつばさ』で、エジプトのピラミッドは最新の学説によると“ピラミッド建設は公共事業(失業者対策事業)であった”という内容を読み驚きを感じましたが、この映画の発想にもすっかり驚かされてしまいました。エジプトのどこに巨大ピラミッドがあるのか分からなかった僕は初めてこの映画で知ることとなります。
三大ピラミッドのあるギザはエジプトの首都カイロからおよそ20km西南に位置にする街。
この映画では考古学者、物理学者、建築技師などのインタビューを交えてさまざまな疑問や偶然が出て来ます。地震にも耐えうる複雑な石の積み方、現代技術を駆使しても難しい、ほぼ垂直に隙間なく石を積んだ王の間、ほぼ北の方向を向くピラミッドの位置、石を“2分30秒に1つずつ積んで行かなければ20年で建設出来ない”という計算になる疑問、円周率や黄金比を用いて建設されたのではないのかという検証、当時の古代エジプト人が機械を使わず“石とノミのみで建設したのか?”という疑問、イースター島やペルーの古代遺跡(マチュピチュなど)にもピラミッドと同じ石の積み方が見られる偶然?赤道線から30度傾いた地球を一周する線上にこれらの遺跡が多く見られる偶然?とそのスケール に鳥肌が立ったほどです。この映画のストーリーが進むにつれ、僕もピラミッドの今までの定説に疑問を感じるようになりました。
そして最後に待っている結末。ミステリーとしては非常に面白い映画でした。是非この映画の想像の域にならないことを願いたい。そう思いました。














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