「Facetimeオーディオ」って聴いて、どのくらいのひとが知ってるんでしょう。
実はこれ、ムチャクチャ便利なんですが、認知度がほとんどないのです。
目次
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1、Facetimeオーディオって?
2、通話代が無料の時代に突入しました。
3、ますます広がる、スマホとガラケーの差。
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1、Facetimeオーディオって?
Facetimeオーディオというのは、「iPhone同士で無料で電話できる機能」です。
ポイントは、「機能」であって「アプリ」ではないことです。
iPhoneには、ios7以上であれば全てに組み込まれているので、「LINEやってる?」とか聴く必要なしに、相手がiPhoneであればほぼ100%使える、
無料通話の機能なのです。
すごく便利な機能ですが、あんまり大々的に公表されないのは、この機能が広まるとキャリア通話が不要になることが目に見えているので、
キャリアが積極的に広めない=世の中に広まらない。だと思っています。
その使い方を紹介します。たったの2ステップ。
①事前準備として、iPhoneの【設定】→【Facetime】→【FaecTimeオーディオ】をオンにしておきましょう。(緑の状態ね)
その下の設定は、適当でいいです。後日、気になったらいじればよし。
②無料電話をかける。
電話帳からかけたい相手を選び出し、「Facetime」の右側の電話マークを押します。
そうすると一発でかかります。
相手も①の設定でオンにしておけば通話ができます。
僕も試してみたんですが、音質はクリアー。
ネットが繋がるところであれば、そこそこの音質で通話ができるでしょう。
お互いの声に少し遅延があるのが気になるけど、それはLINEもあります。無料だしね。
この遅延のある・なしだけが、キャリアの電話に残された、最後の優位点だと思います。
ちなみにiPod touchでも、wi-fi接続されていれば使えます。
2、通話代が無料の時代に突入しました。
僕が15歳のときに、ガラケーでできるケータイゲーム「バイオハザードなんちゃら」みたいなのに没頭していたら、
翌月に4万円の請求が親に来て、メチャクチャに怒られ、心配させました。課金したわけじゃなくて、当時はパケホーダイがなく、ケータイでウェブに接続するたびに有料だったので、
ゲームに没頭して「次の部屋。。。次の通路。。。」と思いながらバイオハザードをやってるだけで、4万円の請求が来たのでした。
18歳くらいのときに「パケホーダイ」が登場したと記憶しているのですが、そのときには
「たった5000円で使い放題!?!?すんばらしい時代が来たもんだ!」
と興奮したものです。
そして
「この分だと、いつか電話代さえ無料になる日が来てしまうんじゃないか!?」
と、まだ見ぬ未来に夢を馳せたものです。
そしていま、気づいたら通話代が無料の時代がやってきています。
冒頭で「Facetimeオーディオを宣伝すると、キャリアが儲からないから、宣伝しない」という風な悪態をつきましたが、そうでない面もあります。
無料通話は、LINEが既に補ってくれているからです。SkypeとかViberも機能面ではできてたんですが、「みんなが持ってる」という前提を初めてクリアしたのがLINEです。
「LINEやりたいからスマホ買いたい」というお客様がドコモショップに来るのが象徴するように、いまの日本は、スマホ使っててLINE使ってないなんてありえない状態です。
なので、Facetimeオーディオは画期的な機能なんですが、現代では革新的ではなく、
●この機能を知ってると、ちょっとだけクール
●LINEがなんらかの場面で使えなくなったときに、応急処置で。(LINEのチャット機能のエラーは、過去にも度々ありました)
という程度の意味しか持たなくなってきています。
通話の品質も、「LINEより綺麗」という声も聴きますが、僕には違いは感じられませんでした。
3、ますます広がる、スマホとガラケーの差。
これでFacetimeオーディオの記事を終わってもよかったのですが、
上の図を作っていたら、またガラケーのことを考えちゃいました。
僕はこのブログを通して、ある年代の方がガラケーのままでいることを批判しまくってます。
参考記事→■ガラケーがいいかスマホがいいかタブかは、年齢とモチベーションで考えよう。
今回の図でガラケーの扱いはというと
という風になりまして。
ソフトバンクならホワイトプラン。
auならプランZシンプルで、1時〜21時の間だけ、それぞれのキャリア内なら無料です。
ドコモはそれすらなく、家族間での無料のみ。しょぼーん。ガラケーでドコモ間を無料にするには、かなり特殊で複雑な裏技を使うしかありません。
他のキャリア相手に電話しようと思ったら、どうあがいても通話料がかかる。
ガラケーでもLINEのチャットはできますが、通話はできません。
自分からかけるだけじゃなく、相手からかけるときも、通話代がかかる。通話代はかけてきた相手にかかります。
こうして、インターネットやスマホを使えるひと、使えないひとの格差がジワジワと広がっているのであります。。。