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社会福祉法人 抱民舎後援会が主催する来年のチャリティカレンダーが届いた。作者はアーティストのはせくらみゆきさん。(現在兵庫県宝塚市在住)
私とはせくらさんの出会いは、今から12年前。あうんの前の施設「生活リズムセンターノーム」時代に、後援会のIさんが引き合わせてくれた方である。
<はせくらみゆきさんのプロフィ―ル>
画家・エッセイスト。生命の歓びをアートや文であらわす。現在、全国で個展を開催する傍ら、絵本や雑誌、アートセラピーのワークショップなどで活躍中。2005 年には全米屈指の芸術祭Sausalito Art Festivalに入選、海外個展で好評を博す。描いた絵は、ツキと幸せをもたらす「ミラクルアート」とも呼ばれ、各界にファンを持つ。主な著書は「試して選んだ自然流子育てガイド」(ほんの木)、「しあわせの育て方」(グラフ社)、「一瞬で輝くあなたになれる本」(評言社)、「宮沢賢治海外版絵本シリーズ」(サンマーク)、「Body Healing Perfect Edition」、毎年発行のアートカレンダー等多数。趣味は旅と音楽。兵庫県在住。
弘前市の画廊で個展を開催した折にお会いして、その絵の中に宮沢賢治の「貝の火」という外国向けに作られた翻訳絵本の挿絵に使われたという作品があった。私の娘達の名前は宮沢賢治の「ペンネンネンネンネンネネム」という「グスコーブドリの伝記」にその後発展した童話からいただいたものであったことから、はせくらさんとの共通点として通じ合う部分があった。私がノーム設立経過をお話しして、それから何か私に出来ることがあれば協力したいという申し出があり、以来毎年カレンダー作成をしていただいて販売収益を施設整備資金に当ててきたのである。1冊2,100円(税・送料込み)なのだが、印刷代のほかの約半分の収益は法人後援会に寄付されることになる。作者の利益をずべて法人後援会に寄付ということである。こうして今の「であいの家あうん」が竣工される大きな原動力になった。5年前にはあうんでの絵画ワークショップが開催され、ご家族で横浜市から来ていただいて法人関係者との交流を深めた。
2年前の11月には彼女が沖縄県那覇市に在住であったことから、法人の関係者とあうんメンバーを同行しての沖縄での作品展と交流会が開催されるなど親交を深めてきた。
今回のカレンダーも一層彼女のセンスが磨かれ、色合いも図柄もやさしい愛の印象を深めている。
12月までの約2ヶ月間で限定300部を販売することになった。彼女のファンは全国にいて既に注文が届いている。
私たちが今、計画整備しようとしている重度制約者が普通の市民と同じ地域生活が送ることの出来る「ケアホーム・グループホーム」の整備資金としてその収益が充当される。「ケアホーム」は24時間対応の可能な生活支援施設で6名程度で共同生活をし、個室、バリアフリーの生活空間設備を備える必要がある。身体を車椅子やベッドからトイレや浴室まで機械で移動するリフトなどの介護機器や福祉用具を備えるのには、それなりにかなりの資金が必要になってくるのだ。それでも大規模施設の中での画一的で、管理されながらの生活をしなくてもすむという大きな価値がそこにはある。
ぜひ、完売したいものである。はせくらさんには改めて感謝したい。またそれをこれまで支えてくださったファンの皆さんにも、お礼を言わなければならないだろう。