夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

弘前駅前の「虹のマート」

2013-07-18 07:13:54 | 一歩二歩、散歩~横道
弘前駅前に有る「虹のマート」市民の台所的な場所。一人暮らしでも、ここに来れば全く困らないと思える。写真は筋子を売っている店のキャッチコピー。


 魚が新鮮で、青森県産が多い。そしてなんて言っても一押しの「イガメンチ」は大きさも偉大。津軽弁では「イカ」を「イガ」という。個々の惣菜売場に働くの結構年配のおが様たち。いいなあ定年なくて・・・。

法人チームのマラソン練習

2013-06-10 06:29:44 | 一歩二歩、散歩~横道
6月9日(日)AM9:00

 弘前城公園に社会福祉法人 抱民舎チーム7人が集結し、マラソン練習を行いました。私は自宅から自転車でえっちらおっちらと20分かかって出かけました。
 昨日の飲み会が効いているのか、やけに身体が重たく風は少し涼しすぎます。

 グラウンドを2週ほど走って体を温め、柔軟体操をしています。
 メンバーがそろったのは9:30でした。

 来週の日曜日(16日)は、参加者が100チーム1,000人が参加する予定で、この日もチーム練習を行う人達が集合して走る姿が目立ちました。
 結局自分は1周は走ることができたものの、タイムは15分くらいかかっています。少しコースを間違っていたのと、正式なコースを走ったのもあるかもしれません。

 終了後自転車の鍵を落としたのに気づいて、カミさんに迎えに来てもらうハプニングもあり、きょうはあとは休養日。

 公園のそばで迎えを待っていると、文化財の表示のある「石場家住宅」が目に入りました。
     酒屋さんです。

「弘前マルシェ・・・弘前中央食品市場・・・2013年の手帳」」

2012-10-07 16:59:21 | 一歩二歩、散歩~横道
10月7日(日)
 
 弘前駅前から土手町へつながる散歩道に、わが法人の事業所「ゆいまある」が出店している。農家の野菜、果物、りんごジュースやスープ、食べ物など「FOREST・弘前マルシェ」の出店テントが立ち並んでいた。

 お天気もよく家族連れが散歩しながら買い物を楽しんでいた。

 

「ゆいまある」のパンが「弘前医療福祉大」の学生とのコラボで、このマルシェ市場に出店計画を進めて、今週が3日目?かな・・。

 
 家内と二人で見にゆくと、写真のようにお客さんが次々と訪れていた。


 隣のお店では野菜やかぼちゃスープが売られていたので、飲んでみたがシンプルでうまかった。 この弘前マルシェは日曜日のみの出店なので少し残念な気がしたが、何事も継続こそ力だと思う。

 店の場所を固定しない方法で商売をする可能性を様々な形で展開できるということは、いろんなヒントがそこに詰まっているわけだ。コンシューマーの気持を探るにはいい機会だと思う。
 わが法人のパン部門はこのところの暑さも手伝って苦戦してきたが、間もなく移動販売車を導入して行こうということになっている。そういう意味ではこの方法は刺激的である。

 私は同じ旧岩木町でお花屋さんをしている店があり、そこで秋のお花を楽しんだ

 金木犀の花はさすがに久しぶりのご対面でいい香りを出していた。この香りを例えるのは難しい。

 これは「ワレモコウ」の花で、家内はこの花を気にいって買って帰った。

 この後土手ブラをしながら、昼食時間となって「弘前中央食品市場」へと足を向けた。

 


 この日は「のっけ丼」と言って、並んでいる店の惣菜とご飯を購入して丼に乗せてもらい食事をするというスタイルの食事を楽しんだ。私は煮干し出汁でしょうゆのシンプル半ラーメンとヒラマサ・マグロ・イクラのお刺身を乗せてもらった。

 家内はご飯とイカメンチ・ごぼう味噌である。青森市の駅前の地下市場でもこれをやっているのは知っていたが、弘前市で体験できるとは知らなかった。でも見ていると結構家族連れや恋人同士?で楽しんでいた。

 

 「ボヌール」とはどういう意味か知らないが、わが法人のパンの事業所「cona」と同時にグッドデザイン賞とかをもらっている場所のようだ。古い市場もデザイン一つで、観光客のみならず地元のお客を集めたりもできる可能性を示している。

 食後はまたブラブラと土手町を歩きながら、「紀伊国屋」書店に足を踏み入れる。しばらくこの店に来なかったので、読みたい本がたくさんあって、衝動買いをしている。
 浅田次郎著「赤猫異聞」と藤沢周平著「「海坂藩大全」上下巻、そして2013年のスケジュール帳を今年は1ヶ月早く購入している。

 食欲の後は読書の秋というところか・・・本を読む気分が暑さも収まってようやく湧いてきたのも事実という実感である。

 一日スライドしての娘たちの週末の帰宅時間が近づき、帰途についた。


 

休日のひととき

2012-06-04 06:58:11 | 一歩二歩、散歩~横道
6月3日(日)

 午前中は曇り空が広がっていて、少し肌寒かった。お昼近くにはお日様も顔を出して、ようやく汗ばんでいる。
 昨日は公立大学の講義で3時間消耗し、きょうはもうすっかりそのストレスから抜けだそうと思った。そして家内と二人で白神山地の膝下西目屋村の大川林道へ出かけた。
 津軽ダムの建築がかなり進んでいて、こんなに自然破壊しなければならないのかと危惧しながら車を進めた。ダムの宿命は川の水がダムサイトに流れ込み、いつかはまた泥溜のダムになってしまうのになあと思う。
 目指す場所には既に車が一台止まっていた。多分タケノコ採りの人だろうと思う。ガジャの花と津軽の人が言う「タニウツギ」のピンク色の花が咲けば、山の筍が出始めるというのはまさに正しい言い伝えでもある。
 たっぷり2時間ほど道下の林で森林浴をしながら、自分の知っている山菜をゲットした。
 毎年訪れる場所なので、だいたい何処にどんな山野草が生えているかを熟知しており、落ち着いて散策できる場所でもある。
 「根曲がり竹の筍」「ウルイ」「シドケ(モミジガサ)」「アケビの新芽」「ボンナ(ヨブスマソウ)」「ソデ(シオデ)」「ワラビ」「ミズ(ウワバミソウ)」「アマドコロ」などである。
 散策の途中ウグイスが数羽テリトリーごとに鳴き交わしている。私もその輪の中に入ってみようと、口笛でウグイスの鳴きまねをした。するとウグイスからの返答があるのだ。
春先なので下手くそなウグイスがまだいるとでも思っているのだろうか。
 しばらく行くと今度は足元が光っているかと思うくらいの白い花々。よく見ると写真のニリンソウの一群だった。
 このほかこの一体には「シラネアオイ」や「「ヒトリシズカ」の花々も咲いていた。

 11:30家内と合流し、山菜の処理を済ませまた車の人となった。
 夕食の一食分が収穫できたので、大満足である。
 
 昼食を済ませて、大白温泉(たいはくおんせん)のつるめきのある湯につかった。身体からも心のなかからも新陳代謝が進んでいくような、心地良いお湯であった。

ウエルカム⇒ウエルカニ KANITAへ

2012-04-30 06:53:31 | 一歩二歩、散歩~横道
4月29日(日)快晴の一日。日中最高気温25℃。

 弘前市はさすがに桜祭りで大混雑している中、昼過ぎに娘たちとともに東津軽郡外ヶ浜町蟹田へ向かった。

 その目的は「シロウオ漁」を見ることと、もちろん「シロウオの踊り食い」か「かき揚げ」で夕食のおかず獲得が主目的。

 弘前市から青森市まで約1時間、青森市の新城から油川方面に左折して、「上磯」と言われる地域(東端は龍飛岬)に向かう。今は青森市からのバイパスが直線道路で走り、その左手(西側)には北海道新幹線の橋梁工事が進んでいる。海沿いなのに桜の蕾は依然として固く、花らしいものはなんにも見えない。野木和公園付近から約30分で蟹田に到着。右折し線路を超えまた左折すると蟹田駅へ向かう。駅の手前には六ケ所村原燃の補助金で整備されたという休憩施設と「ウエル蟹物産館」が駐車場のそばにあった。

 北海道方面から特急が到着したが、観光客らしい人は降りて来なかった。
 早速店の中に入って「シロウオ」を探すがどこにも「ない」。
 
 毎年4月29日から5月の連休には「シロウオ祭り開催」と書かれた記事をインターネットで見たので、ここではないのかと駅周辺を探した。すると申し訳程度に、駅前に小さな手書き看板があった。どうやら蟹田川で、その祭りは開催されているらしい。徒歩15分と書かれていた。
 

 娘たちと休憩所でおやつタイムのあと、早速蟹田川に向かう。それにしても狭い道路と交差点がいくつかあるのに、祭りののぼりとか目印方向を示す張り紙一枚ない。ヤル気があるのか?とブツブツ言いながらも、車を勘で進めた。道路の突き当たりの土手沿いにあるのが「蟹田川」で、そこを左折すると、ありましたありました。シロウオ漁のヤナ場というのか、仕掛けをする小屋と板場などいくつか川の両側に設置されています。そしてしばらく行くとテントと「シロウオ祭り」のノボリが立てられていました。
 

 午後3時を過ぎていて、お日様も落ち加減。テントの周辺に祭りのはっぴを着ているおじさんたちがいたので、「シロウオ売り切れですか?」と尋ねると「シロウオ?まだ上ってこねえよ」
「えっ?まだっていうと・・・」「雪しろがよけいで、いつもよりも川の水温が低いのでシロウオも上がってこれねんだな」「はー、水温が低いんですね?」「んだ、水温が上がれば、すぐに産気づいて上ってくるんだばって・・・」「はあー、シロウオが産気づくんですか?」「んだ、シロウオが卵腹サいっぺはらんで、卵産みに来るんだ」「はあ、よくわかりました。また来年来る楽しみができました」「んだあ。また来てけろ」

 
やむなく蟹田川のシロウオ漁のしかけである、簗場を写真撮影しました。

 こうしてシロウオの踊り食いも、かき揚げの楽しみも消えてしまいましたが、このオジサンたちの「シロウオの産気づく土産話」がとっても気に入りました。
 
               

          



ウォーキング2日目

2012-04-11 09:29:59 | 一歩二歩、散歩~横道
4月11日(水)曇り

 ラジオ体操をこなし、昨日よりも20分繰り上げて自宅を出発。きょうは朝からどんよりした天気で、少し風もある。雪も次第にその姿が狭まっているのが目でもわかる。自宅からわが町会を抜けるのに10分、アップルロードを横切るのだが朝7:30頃は通勤の車がつながっていて、なかなか渡れない。
 次の一町田町会は距離が長く、さすがに15分ほどかかる。
 一町というと、1.2キロメートルの長さを言うらしい。しかし今この町会は、だいぶ昔と街並みや道路も変わってきている。西目屋村の津軽ダム建設のためにダムの下に沈んだ村の人々が、この地に移住して「夢見野団地」ができた。移転補償費の大きさが、一つずつの住宅規模を見るとわかる。

 あうんにはAM8:05着。あうんの入り口の道路端には、津軽弁でバッケ(フキノトウ)が顔をのぞかせていた。苗代の水田の雪も消えて来て、なんとか田植えの準備にとりかかれるようだ。
 歩いていないと車では、こういう季節の変化にも気づかないのだろう。

サイクリングで秋探し

2011-10-30 16:07:47 | 一歩二歩、散歩~横道
10月29日(土)温かく晴れ上がっった一日。

 散髪をしようとして、サイクリング車を駆って出かけた。自宅から約6キロくらいの場所に、私の行きつけの散髪屋さん「髪切虫」がある。しかし、この日は土曜日ということもあって、既に先客の車が二台止まっており、自転車を横付けする前にもう1台が入ったのを機に午前中は諦めることにした。

 天気もよく公園散歩でもしようかと、自転車を漕いだ。しかし結局足は公園の人だかりを避け、弘前市の最勝院の五重塔に向かっていた。



 最勝院はこの五重塔が有名であるが、津軽藩の殿様との関わりの深いお寺である。

 ※最勝院(さいしょういん)は、青森県弘前市銅屋町にある真言宗智山派の寺院。山号は金剛山。境内には重要文化財に指定されているものとしては日本最北に位置する五重塔がある。

 この最勝院の境内には山門が2つあり、右側には八坂神社、左が最勝院山門です。
 この最勝院はうさぎ年の方の一代様です。

 今の時期は山門前や境内に銀杏の木が生えていて、もうすっかり銀杏のオレンジ色の実が黄色いイチョウの葉に囲まれてたくさん実っていました。
 

 五重塔はとても美しく紅葉の木々の中に建っていました。
 
 少し境内を散策して、観光客の一団が来たのを機に、最勝院を後にしました。最勝院五重塔下側にある道路から弘南電車中央弘前駅に向かって線路沿いを流れる川があります。温かな日差しの中に鴨の群れが、温かな日差しを受けて浮かんでいました。


 晴れ上がった秋空のお天気も、今日までのようです。

 あと2日で、11月になるのですね。早いものです。結局この日のサイクリングはたっぷりめの20キロコースを走りきり、散髪も済ませて帰宅しました。万歩計は何とか8000歩でした。夕方から娘たちが帰宅の日です。
 

印象派展~猿倉温泉

2011-09-30 03:55:02 | 一歩二歩、散歩~横道
9月28日(水)秋晴れ

 「青森県立近代美術館」に初めて入りました。縄文の遺跡「三内丸山」と同じエリアです。



 弘前から青森まで車で約1時間、東北自動車道の終点から間もなくの場所にこの「三内丸山」と「青森県立近代美術館」があります。平日でもさすがに今回の「印象派展」は人気が高く、来館者が多くてこの日ついに美術館来館者が8万人目を数えたとのことで、にぎやかなセレモニーも行われていました。

 建物は真っ白のデザインで、トイレのデザインも変わっていました。

 「印象派」という新しい流れを作っていった過程が、第6章までに区分されてわかりやすく並べられていました。
 私の知っている作家としては、ゴッホ、ルノワール、マネ、モネ、ゴーギャン、セザンヌ、そしてピサロ、ロートレックくらいですが、19世紀の絵画の歴史が意味深い時期であったことを感じました。今の時代に当たり前のようにある色彩も、この時代の絵具への創意工夫があったからだということもわかりました。

 約二時間をかけて館内の芸術作品を見て歩き、時計も午後二時近くなっていました。
 昼食を駐車場の車の中ですませて、車を八甲田に向けました。お休みのひとときを温泉に入って帰ろうということになり、八甲田山の猿倉温泉まで足を伸ばしました。9月の後半とはいえ、まだ最高で25℃、最低気温でも14℃付近を気温が上下しているのもあって、紅葉もまだまだでした。でも笠松峠に近づくに連れて、少しですが色づいてきているのがわかりました。

 

 酸ヶ湯温泉は平日とはいえ駐車場もいっぱいで、この日の好天では頷ける気がしました。


 地獄沼、睡蓮沼を過ぎて右手に看板が見えて、右折して坂道を下ると見えてくるのがこの日の目的地猿倉温泉です。



 午後4時で入浴だけのお客は終了ということで、午後3時を回っていたので滑りこみでした。本館の温泉は、露天風呂です。青みがかったお湯と、硫黄の匂いがすぐに鼻をつきます。お風呂から見えるのが八甲田の山壁で、これから紅葉時期には見事な景観になることでしょう。
 偶然なことに十和田湖の旅館「湖畔荘」のご主人と、お風呂の中で偶然にも出会いました。きょうは旅館の従業員と山を縦走してきたとかで、ロープウエイは人でごった返していたようです。
 この猿倉温泉も来月いっぱいで店じまいをして、来年の4月後半開業となるのだそうです。本当にひなびた温泉旅館という感じで、一度止まってみたいと思いました。

 あずましく入浴をすませ、夕景の八甲田を楽しみながら家路を辿りました。ちなみにこの後の写真は地獄沼の写真です。

 




黒石紅葉散策

2010-11-07 09:04:40 | 一歩二歩、散歩~横道
11月6日(土)
 久しぶりの温かな陽気です。秋晴れといっていいくらい快晴のこの日、家内と二人で黒石市の奥座敷「中野の紅葉山」を歩くつもりで出かけました。ところがトンネルを抜ければもう中野の紅葉山というところから、とんでもない渋滞です。あらら・・・なんということ。こんな日和だったら誰でも晩秋の紅葉狩りを楽しもうと思うものですね、と即行き先をその場から変更してしまいました。この中野の紅葉山方向に左折すると、その先には八甲田山の入り口城ヶ倉大橋もあって、余計混んでいたのかも知れません。まっすぐ交差点を直進すると十和田湖方面への近道です。そして手前には浅瀬石(あせいし)ダム湖があって、そこには虹の湖公園があります。さすがに家族連れが大勢訪れていて、あちこちで昼食タイムでした。


 
 我々も弁当を広げて、しばらく写真のような紅葉を楽しみながらの昼食です。ここには滑り台など遊具もあって子どもたちの歓声が聞こえ、娘たちを幼い頃に連れてきて遊んだことなどを思い出しています。



 お日様が出ているうちはとても温かなのですが、雲に隠れるとたちまち冷えるのがわかります。公園をゆっくりと紅葉を鑑賞しながら一周して歩き、短い秋の日の散策はが終了しました。

 ・錦秋のダム公園に陽はあたり家族溜まりに人生見えて

 ・在りし日の亡父の詠める句を聞きし十和田街道錦秋のころ

 ・紅葉刈るわれ等夫婦の晩年も内なる歴史輝きてあるか 

弘前城公園~弘前中央食品市場~久渡寺

2010-10-10 10:28:00 | 一歩二歩、散歩~横道
src="http://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/a9/b2181b73645354cd7481519c6d569a6f_s.jpg" border="0"> 10月9日(土)曇り~雨

 初秋の弘前城公園に出かけ、植物園を歩きました。10月24日から始まる「紅葉と菊人形祭り」の準備作業があちこちで始まっていました。写真は植物園の中にある果実のコーナーに落ちていたマルメロです。形はあまりよくありませんでしたが、とても甘い香りがしていたのでいただいてきました。公園はまだ紅葉からは程遠い感がありましたが、私が発見したのは果実の秋です。食べられる実が(本当はいけないのでしょうが)あちこちにありました。植物園を入ると直ぐに券売所がありますが、そのそばに大きなイチイの木があります。今ちょうど赤い実をつけていて、食べるととても甘いのです。幼い頃良く食べていました。ちなみにこの種は毒だそうです。
 果実園ではマルメロのほかに実をつけているのが、シュガープルーン・リンゴではフジ・姫リンゴ、キウイフルーツ、サンザシ、マユミなどが赤やうす紫の実をつけていました。
 植物園にはハスの池がありますが、その近くには栗、イチジク、グミなども実をつけていました。
 秋の花は今が盛りの曼珠沙華(マンジュシャカ)または彼岸花が、赤い花を咲かせて群生していました。コルチカムという薄紫の葉のない花、ユリ科のタカクマホトトギスという黄色の花、桃源という花は白で花弁が紫の可愛い花、カクトラノオ(ハナトラノオ)というしそ科の桃色の花、コムラサキ(コシキブ)などが紫と白の実をつけています。萩の花は紫と白の二種類が咲いていました。11月にはイチョウの木が銀杏と黄色い葉を落し始めますが、イチョウや桜はまだ葉っぱが若く、まだまだ気温の高い日の影響なのでしょうか。

 カミサンと二人でウオーキングを兼ねて、こうして毎週土曜日は軽登山やあちこちを見て歩いています。
 五重塔が菊で飾られている広場でコーヒーをポットから注ぎ、軽いティタイムで一息を入れました。その後は昼食のおかずを求めに、「弘前中央市場」までウオーキングです。私は少し早足で散歩をする癖があり、カミサンとは直ぐに距離ができてしまいます。追手門から裁判所前を堀伝いに桜並木を歩きます。夜はカラスの寝ぐらになる桜の木の下の歩道は、カラスの白い糞で汚れが目立ちます。観光地として少しこの状態を何とかしてほしいものだと思います。
 白銀洋服学園前から土手町方向へ歩を進めると右手の桜大通り公園脇に見えてくるのが※「青森銀行記念館」です。
 ※この建物は、青森県で最初の銀行である旧第五十九銀行の本店として明治37年に建てられました。構造はルネッサンス様式で、設計・施工は堀江佐吉。防火の為に日本の土蔵造りを取り入れています。青森県の重要文化財に指定されています。一階は古札とコインが展示され、二階では斜陽館も手がけた堀江佐吉のモダンな建築や装飾が見られます。

 交差点右角の津軽塗の店「田中屋」を右に見ながら、一番町坂を下ると左手に目に入るのが昔からあるハンドメイドの革屋と、川越の黄金焼屋。そのままスクランブル交差点を直進すれば信号交差点を二つ越え、左手にようやく目的の「弘前中央食品市場」に到着です。目指すはこの市場入って二軒目の山田商店です。ここの「イカメンチ」一つ60円をお昼のおかずにゲットしました。弘前駅前にある「虹のマート」でもこの「イカメンチ」があり前に食べましたが、大きくて揚げたての熱々のイカメンチはとても美味しかったのです。今回はこの山田商店のイカメンチに挑戦です。
 目的を果たして戻るとき、いよいよ雨が本降りになって来ました。弘前市民会館駐車場に車を停めていましたので、急ぎ足で戻りました。約2時間のウォーキングを終えて、昼食は久渡寺(くどじ)※まで車を走らせることにしました。

 ※久渡寺の創建は延暦年間(782~806)、阿闍羅山に建立されたのが始まりと伝えられています。当初興福寺と称していたそうですが荒廃し円知上人が小沢に移し寺号を小沢山観音院救慶寺と改称しました。その後再び荒廃しましたが戦国時代末期には後に津軽氏を称する大浦氏から庇護され慶長年中(1596~1615)に大浦為信が寛海和尚を招き中興開山し寺領100石を寄進しています。江戸時代に入ると藩主の祈願所として庇護され、寛政4年(1792)に火災で堂宇が焼失すると藩主の命で再建されています。又、久渡寺はイタコの習俗や、オシラサマ講などの民間信仰が盛んな寺院としても知られています。津軽三十三観音霊場一番札所。

 この久渡寺の山門脇にある食堂で、おにぎりと一緒にラーメン(500円)を注文して、先ほど調達した「イカメンチ」をいただきました。やや小ぶりでメンチカツというよりもかき揚げっぽいメンチは、野菜の甘さもあって食べやすく美味しい一品でした。

 (おにぎりなどの持込みOKの店が弘前にはいくつかあって、この店と旧岩木町の岩木食堂などが気軽に弁当を持ち込んでいただくことができます。)