カミさんと本当に久しぶりに、町なかのウォーキングを楽しみました。午前中は弘前城公園内の植物園、その後は紀伊国屋弘前店。久しぶりの本屋さんは見たいものが山ほどあり、たっぷり1時間半かけて歩き、そして2冊の絵本を買い求めました。
写真の「木を植えた男」ジャン・ジオノ 原作 フレデリック・バック 絵
(あすなろ書房)と「森の絵本」 長田 弘・作 荒井良二・絵です。
「木を植えた男」は
「人々のことを広く思いやる、すぐれた人格者の行いは、長い年月をかけて見定めて、はじめてそれと知られるもの。名誉も報酬ももとめない、まことに奥ゆかしいその行いは、いつか必ず、見るもたしかなあかしを、地上にしるし、のちの世の人びとにあまねく恵みをほどこすもの。」の出だしで始まります。
宮沢賢治の「虔十公園林」をふと思い出すようなストーリーでした。ほめられ、たたえられるために行なうのではなく、30年以上もの長い間ひたすら荒地に植物の種を植えつづけ、やがて幸いの地をよみがえらせた男の話。最後は養老院で静かに息を引き取るのだが、自身の人生を自分だけが納得して終えることができる幸せを、共感の中で読み終えた。
もう一冊は「森の絵本」で、詩人の長田 弘さんの文章です.ほんとうに大事なもの、ほんとうに大切なものは何か?を問いつづけるお話。絵の荒井良二さんの色使いの鮮やかさが、物語の中に心を誘う。ほんとうに大切なものが森の中にあると語りかける。
何度も読み返したくなる、素敵な絵本でした。
写真の「木を植えた男」ジャン・ジオノ 原作 フレデリック・バック 絵
(あすなろ書房)と「森の絵本」 長田 弘・作 荒井良二・絵です。
「木を植えた男」は
「人々のことを広く思いやる、すぐれた人格者の行いは、長い年月をかけて見定めて、はじめてそれと知られるもの。名誉も報酬ももとめない、まことに奥ゆかしいその行いは、いつか必ず、見るもたしかなあかしを、地上にしるし、のちの世の人びとにあまねく恵みをほどこすもの。」の出だしで始まります。
宮沢賢治の「虔十公園林」をふと思い出すようなストーリーでした。ほめられ、たたえられるために行なうのではなく、30年以上もの長い間ひたすら荒地に植物の種を植えつづけ、やがて幸いの地をよみがえらせた男の話。最後は養老院で静かに息を引き取るのだが、自身の人生を自分だけが納得して終えることができる幸せを、共感の中で読み終えた。
もう一冊は「森の絵本」で、詩人の長田 弘さんの文章です.ほんとうに大事なもの、ほんとうに大切なものは何か?を問いつづけるお話。絵の荒井良二さんの色使いの鮮やかさが、物語の中に心を誘う。ほんとうに大切なものが森の中にあると語りかける。
何度も読み返したくなる、素敵な絵本でした。