夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

旅は道連れ湯は情け?

2008-12-26 13:14:55 | 一歩二歩、散歩~横道
 一昨日来の雪である。今朝26日の津軽は強風で気温も低くて、凍(しば)れた一日となった。昨日秋田県の大館市にトラックで出かけたが、さすがにもし今日のような天候だと、自粛するしかないと思う。Sさんと二人で「レストランが閉鎖されるので、食器が大量に出るから取りに来て」という電話で、出かけることになった。後援会長からダンプを借りて出かけたが、青森県境の矢舘峠は雪がちらついていた。約2時間かかって目的地に着いた。まずは昼飯を食おうと言うことになり、入ったのは比内地鶏を使っているという「親子丼」の店だ。少し高めではあったが、人気の店のようで、時には行列が出来るという素敵な雰囲気の店であった。
 腹ごしらえをした後レストランを訪ねたが、冷たい雨がみぞれに変わっていた。
店の外での梱包作業なので、手もかじかんでしまうような寒さである。皿やジョッキなどを新聞紙で包んで、ダンプに載せた。あまりにも体の芯まで冷え込んだこともあり、温泉郷のある矢舘峠の日景温泉に立ち寄って湯船の人になった。国道から約500メートルほど山道を入ると、日景温泉が雪の中でひっそりたたずんでいた。桜の木が道路沿いに並んでいたが、かなりの老木であり春には見事な景観だろうと思った。今はそれも白い花を咲かせているかのようだった。
 入浴料400円を支払って回廊を回って大浴場に向かった。入浴客は渡しとSさんとあと二人だけであった。硫黄泉のこの浴室内は硫黄の臭いが充満していて、お湯は白く濁っていた。そして温泉は適温で、冷え切った身体が温まるまでかなり時間を要した。外は冬景色で、言葉もいらないくらいに静かだった。早春にもう一度訪ねてみたい温泉である。年末年始はこの温泉宿も満室になるくらいに混み合うらしいが、この日は我々にとっては全く静かでありがたい時間であった。こうして冷えと疲労感をいやした我々二人は、また帰りの道をダンプの人となったのである。

ふれあいボランティア会役員会

2008-12-23 06:52:03 | 私と福祉とであいの旅
 年末の昨夜、「パン工房ゆいまある」の2階和室を会場に、ふれあいボランティア会の役員会を開催した。議題は高齢者生活福祉意向調査結果の評価と今後の方針である。
 11月末に岩木地区の高齢者世帯150世帯を対象に、①今現在困っていること②ボランティアに頼みたいことは何かを中心に、岩木地区の民生児童委員を中心に調査を行った。調査結果は90%弱の回答であった。
 そして150名の内、直ぐにもボランティアにお願いしたいと答えた人21人がおり、この人たちの個別ニーズの分析が必要であることを確認した。また全体の回答割合で最も多かったのは冬期間の雪対策であった。屋根の雪下ろしはもちろんだが、日常生活での不便は道路の除排雪である。除雪車両が県道・市道の除雪をすると道路の入り口にその除雪の重たい雪が残されていく悩みが多かった。(43%)これに対応するためのボランティア会の行動プランを話し合った。①調査に協力していただいた民生児童委員協議会に対する調査結果の報告と、今後のボランティア会の方針説明を行う。②ふれあいボランティア会独自の作成する「思いやりの旗」(仮称)を作成し、高齢者世帯で特に自分たちでは片づけ困難な世帯(希望者)を対象に、自宅前の道路端にこの旗の表示を行う。(旗は明るい蛍光色で丈夫な生地を使用する)③行政機関と除雪業者にこの旗を掲げる世帯の前の道路にはできるだけ雪を置いてゆかない努力をお願いする。④一般市民にもこの旗の掲示する家の前に雪があったら除雪協力を呼びかける。⑤この調査結果を新聞等マスコミに公表し、実情を市民に知っていただくとともに、ボランティア意識を高める。などが話し合われた。
 その他の調査結果についても、年度末の3月までに新年度活動計画として盛り込むことを確認した。
 暖冬の影響で冬場の屋根の雪下ろしも少ない傾向があり、「のれそれ雪とろけ隊」の活動シフトを、屋根から道路に下ろす計画も話し合っている。あうんの青年たちの社会貢献活動の中にもこの生活福祉意向調査結果は生かせる内容がいくつかアリ、施設に持ち帰ることにして会議を終えた。
 これからこのゆいまあるの2階会議室が、次第にこうした地域活動の拠点に活用される機会が増えることを希望している。

休日の雪

2008-12-22 07:57:20 | つれづれなるままに
 今朝は週2日の休日で、餅つきを予定していた。例年では30日に餅をついているのだが、今年は実家の母が倒れたことで来週帰郷するのだ。それできょうの餅つきとなったのだ。ところが昨日からの雪は結構止まずに降ったらしくて、今朝起きると20センチくらいの高さまであった。隣の家の若旦那が、久しぶりに除雪機を動かしている姿が見られた。私も除雪機を動かしてみた。久しぶりに動かすと、操作レバーが思うようにわからない。何しろ一番左が前進と後進レバーであり、速度調節も兼ねている。真ん中のレバーが除雪機の高低を調節するレバー。右のレバーは雪を飛ばす方向と高さ調節である。そのほか左のレバーは握ると除雪機が動き、右側のレバーは握れば雪を飛ばす羽根が回転するのである。便利にはなっているが、それでも慣れるまでに10分程度は要する。この除雪機が導入されるまでは、我が家の庭先兼駐車場は小一時間はたっぷりかかり汗だくになっていた。除雪機を導入したことによって、汗もかかなくなったが、これは果たして健康的には良いことなのだろうか。いずれにしても、これから高齢化していく身の上であることを考えれば、少しは文明の利器を駆使することも必要なのかも知れないと思う。
 さあ、これからかみさんと青森での、30年目の餅つきを始めよう!

岩木しょうがい児者を守る会「クリスマスのつどい」

2008-12-21 15:36:19 | 私と福祉とであいの旅
 朝からきょうは雪が降り続けて、気温は割合高かったのですが結局真っ白な雪景色です。新たにオープンした「パン工房・ゆいまある」の2階で、クリスマスのつどいです。
 しょうがい児者を守る会メンバーは親子で19名でしたが、ゆいまあるのメンバーも今回は特別に参加して16名、更に人形劇集団「HOME GARDEN」のメンバーが12名で合計50名近くなりました。これだけの人が一つの部屋に入り込むとさすがに圧巻で、床が抜け落ちないかと少し心配になるほどでした。
 午前中はみんなでクリスマスケーキづくりです。6つのグループに分かれて、真剣にケーキスポンジに生クリームを塗り飾り付けていました。11時に仕上がって、その後ゆいまあるの活動をDVDで紹介しました。お昼は美味しいお弁当とクリスマスケーキやピザなどが並び、お腹がはち切れそうでした。午後の活動はHOMEGARDENのぺープサート「ありがとうの気持ち」を楽しみ、そして最後のプログラムはビンゴゲームでした。
 岩木守る会がこうして継続して活動をし続けることが、後から来る人たちのためにも、大切なことだといつも思います。しょうがいを負って生まれてきた子を、親たちは様々な苦悶を感じながら過ごさなければなりません。そんなとき先輩の親子の皆さんの笑顔が、後から来た人々の希望になることでしょう。だから、どんなことがあってもなくしてはいけないのです。みんなでこの子どもたちの前に立ちふさがる壁を取り除き、そして明るく豊かな日々が過ごせるような社会システムを築くことが私たち親たちの役割なのですから。「また楽しい企画楽しみにしてます」という声をかけてくださって、満足そうに帰って行かれる親子の後ろ姿を充実感の中でお見送りしました。

思いを母に

2008-12-19 06:50:54 | つれづれなるままに
 昨日あうんにおいでになっているPTに母の病状を話し、今後の検討すべきことやケアのポイントを伺った。母に会ったのは先月11月18日の発作を起こした4日後のことだった。そして今1ヶ月が経とうとしていて、リハビリを目的とした転院を終えたところらしい。昨日まで滋賀に住む妹が12日間付き添った。その妹からのメールで少しは病状がわかっている。そしてベッド上の母の表情が添付されてきた。母の現在の表情は、少し暗い表情をしているなと思う。
 妹によれば、母は腰痛がひどいことと、右の利き手(健側)の肩が五十肩のように痛くて上がらなくなっているらしい。痛みが毎日違う場所に移動するとも書かれていた。更に、インフルエンザ予防接種をした直後らしいが、発熱が続いているとのこと。どうもその熱の原因は導尿にあるらしい。母は入院後ずっと導尿をしているのだ。このことから導尿を止め、現在は点滴を行っているとのことだ。
 P・T(理学療法士)によれば、現在では導尿は長くても3日が限度で、ほとんどは随時の導尿かおむつへの排せつに切り替えるらしい。そして発作後の状態では、インフルエンザの予防接種など危険であるということであった。病院の完全看護とは名ばかりで、本当に痒いところに手の届かない状態である。脳梗塞の患者さんの場合は、発作直後から麻痺側への他動的なリハビリを開始し予後に備えるというのに、母の場合は本当にのんびりしている。その状態にあった看護やケアであって欲しいのに、何にもそれが為されていないので、患者の心理面には本当に良くないと思う。説明がなければ、患者はネガティブなことばかり考え、急速に意欲を低下させそこから脱却できなくなるのだ。母の明るい表情が見たいものだと思う。
 P・Tからとりあえずの処方として、本人の痛みの軽減を図るためのポイントをいくつか伺った。毎日ベッド上で苦痛に耐えている母を思うとき、早くその原因を除去してあげたいと思う。そしてP・Tの経験則から、麻痺側の手指への脳からの刺激を与えることを聞いた。その一つは麻痺側に鏡を置いて食事をすることであり、こうすることによって麻痺側の手指がさも上手に動作しているように思えるらしい。そして健側手指での他動での麻痺側手指の屈伸運動時も左手に動けという指示をしながら、動作することが肝心であるとのことも伺った。
 痛みについては、ギャッジベッドの起こし方(角度)足を伸展している状態から屈曲(胡座)できるのであれば屈曲した方が緩和するかも知れないこと。腰の痛みは軽減するかも知れない。患側上腕(脇下)にピロー(弓形マット)を腰にかけて回して当てればよいことなどもポイントとして伺った。新潟へ戻ったら、早速試してみたいと思っている。それにしても、母の今後のことを考えると、茫漠とした砂漠の中に不時着したサンテグジュペリのような気分である。これからどの方向に向かえばよいものか、全く自分の生活圏外となると人的資源に繋がらないことの不安が多い。母の暮らす生活エリアにある、社会資源はどういうものがあるのか?まずはそこから始める以外に手立ては見えない。

出会いは宝

2008-12-18 08:18:03 | 私と福祉とであいの旅
 私の今年の「出会いは宝」の一人は、韓国の留学生の朴(パク)さんだろう。9月にソウルから障害者施設の院長宋さんを迎えるために、5月からハングル講座に通った。そして弘前大学の朴さんがボランティアで、初級コースの講師として7月から受け持ってくれた。簡単なハングルはなんとか読み書きはできるようになったが、なんといってもヒアリングやスピーチが難しい。結局宋さんの滞在中は朴さんにも一緒に行動していただいて、通訳をお願いしたのだった。本当にそのことが宋さんと私の心を近づけてくれたし、朴さんへの親近感も今以上に増すことになった。
 昨夜2ヶ月に1回のハンサムウーマンが開催され、その朴さんが招待されていたのだった。9月の中旬に宋さんを青森空港からお見送りして、以来仕事に忙殺されて教室にはほとんど足を向けられなかった。だから2ヶ月半ぶりの再会であった。来年2月には韓国に帰国し、12月くらいには彼は兵役の仕事が待っているという。ただ単に国内で訓練するだけではなく、場合によってはイラクへの派遣も可能性があるのだという。
 ハンサムウーマンの事務局長であり後援会副会長のTさんから、来年7月に弘前市で木村直美代表が韓国の子どもたちを迎えて交流コンサートを開催するので、その際の通訳を依頼しているという話を伺った。彼は来日できないが、先輩を紹介してくれたらしい。そしてTさんと木村代表が4月に韓国を訪問するというので私も誘われてはいるが、新潟の母がまだ動向が不明でもあることを伝えている。
 いずれにしても私の今年の大きな収穫でもあり、これからまた宋さんと再会も考えれば共通の友人でもある朴さんがいてくれるのは、誠に心強いのである。韓国文化をもっと身近にしたいという思いを沸々と感じているのである。

FMラジオ取材

2008-12-17 08:32:12 | 私と福祉とであいの旅
 今から15年ほど前になるのだろうか、FM青森にたびたび出演させていただいた時代がある。そして、平山早苗さんとは、その番組の中で「バリアフリートイレ」をテーマに、青森市内の障害者も使えるトイレ探訪を取材放送した。我が娘たち二人もその出演者だった。当時彼女はご懐妊されたばかりの頃だ。そしていつしか私たちの後援者として、毎年様々な支援をしてくださっている。
 昨日の夕方の番組FM青森「イッツマイレディオ」の電話取材で、久しぶりに会話することができた。パン工房・ゆいまあるの紹介を買って出てくれたのである。約10分くらいだが非日常的な出来事は、どういうことであっても結構緊張するものだと思う。
 パンが美味しいと言うことと、売り切れ状態であることの背景を知っていただくだけでもありがたいことでもある。単なるパン屋ではなく、地元住民のの交流できるフリースペースを目指しているのだから・・・。

一行詩

2008-12-17 06:43:17 | 創作(etude)
 ・彼の地にて紅き朝陽を焼きつけし縁ある人の身罷るを聞く

 ・再訪を先延ばしたり10年をエッカーンフェルデの便り途絶えて

 ・シンプルの神髄を見たバケツ湖よ環境の首都エッカーンフェルデ

 ・津軽弁でベートーベンを教えたり本場ドイツで歓びの歌

 ・ドイツ旅エスコートせる日本妻A由子氏の笑顔儚し

 ・ねずみ城猫城を行く津軽弁ナドワドケヤグの笑顔忘れず

弘前ねむの会クリスマスコンサート

2008-12-15 07:11:18 | 私と福祉とであいの旅
 12月14日(日)弘前ねむの会主催の「クリスマスコンサート」が、駅前市民ホールで開催されました。このねむの会代表の木村直美先生は、弘前オペラの歌手であり、そして手話ミュージックを主宰する方でもあります。私はこの直美先生とはあうんができる前ですから、かれこれ10数年ご支援を戴いている恩人でもあります。初めは町の公民館などでねむの会の皆さんのコンサートで交流をしていたのです。私は普段着コンサートをいつも意識していましたが、直美先生もそういう意味では共通の「ノーマライゼーション」意識を強く感じています。
 数年前までは施設行事で参加していたのですが、現在は法律が変わりあうんなどのメンバーは自由参加です。お金を負担するかしないかの違いがあるので、「余暇支援」という形で、参加したい人たちだけが集まるという方法です。招待してくれる側がこのことを知っていてくださるかどうかで、あうんの参加者が少ないと思われる方もいるかも知れません。でも、基本的に聞きたいとかみたいとか参加したいということが大切なんだと思っています。
 直美先生が私たちに配慮してくださっている点はいくつかあって、それはステージの前にシートを敷きあうんメンバー用に確保して下さっています。そしてあうんのメンバーは障害程度も重たい人がいるので音楽は主役ですが、色とりどりの光をアレンジして楽しませてくれています。昨日も点滅する光がクリスマスらしい雰囲気を作り出し、とてもきれいでした。そしてあうんのメンバーも一緒に楽しめる曲想を準備してくれています。何よりも来場者にあうんのメンバーたちの紹介をしてくれ、更には舞台に招いて一緒に楽しむ場面を作り出してくれています。こういう配慮のおかげで、会場に参加しているお客様も、しょうがいしゃ理解が進むのだと感じています。舞台上で手話パフォーマンスを楽しんだあうんメンバーは、満足そうに拍手を受けていました。
 毎週いろんな行事があって多少スタッフもあっぷあっぷですが、こういう形であうんのメンバーが社会に受け入れられる機会を逃したくないのです。あうんの準備したクッキーもあっという間に売り切れました。弘前ねむの会の皆さんに感謝です。