夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

小春日和

2013-02-28 07:05:25 | つれづれなるままに
2月28日(木)4.6℃(昨日の最高気温)

 昨日も好天に恵まれ、雪がかなり溶けています。青空のもと岩木山の白い峰は美しく生えています。この天気も明日まで、まだ雪は降るようです。

 暑さ寒さも彼岸までというとおり、これから三寒四温を繰り返して徐々に春に移行するのでしょう。弘前市は除雪費20億円を使い果たし、今後は市民にも負担を求める計画を検討しているという。

 雪は負の遺産となっているが、これを前向きに考える時どんな波及効果が得られるのかを考えてもいいのではないだろうか。ただ川に流れるものとしての捉え方ではなく、雪のもたらすプラスの力をもっと真剣に考えても良いのではないだろうか。
 現在すでに活用されている「雪室」の人参やリンゴ、ほうれん草、キャベツなどはこの天然の温度管理で甘みを増す作用を活用しているし、消費者の受けも良いのだ。
 北海道ではこの雪を活用して、夏場の空調に活用している例も聞いたことがある。こんなに積もる雪があるからこそ、北国に水が抱負なのもプラス的側面かもしれない。

若き武士(もののふ)の語ったこと

2013-02-27 09:13:36 | 私と福祉とであいの旅
2月26日(火)

 久しぶりに晴天の津軽。
 空が青いと、周囲の雪もきれいに見えます。希望も感じられるのは、私だけでしょうか。

 この日夜の職員会議で一人の若き講師を招いて、創業者の思いを語っていただいた。講師は五所川原市の「NPO法人 あーるど」理事長 大橋 一之さん。(写真は金木町にあるカフェ「えいぷりる」 )

 彼によって法人は、7年ほど前に設立された。経歴を聞く中で私と重なる部分がかなりあって、まるで自分を見ているような気分になった。いやそれ以上に、私を超えているなと思う。

 「どんなに重い障害を持っていても、地域で暮らせる社会づくり」というテーマは、私も同じだからである。

 彼は誰も手を付けにくい「強度行動障害」の青年たちの支援をするために法人を立ち上げたのだ。そして約7年間で一つの形と成果を実感できるようになっている。
 彼が言った言葉の中に、「どんなに重い自閉症の人たちもゆっくりと学習し、発達している存在」というのがあった。
 本当に私もそう思う。
何よりも彼のすてきなことは、スタッフたちを育てようという熱き思いである。
 重い障害の方々こそ、本物を体感させていかなければならない存在であることを、今になって学んでいる自分でもある。
 
 

豪雪の津軽・弘前

2013-02-26 07:18:40 | つれづれなるままに
2月26日(火)

 弘前市の積雪が151㎝と、過去最高の積雪量だという。
 私は新潟県で三八豪雪という稀有な状況を体験している。昭和38年に降った雪は、まさに3メートルを超えた。足元30センチくらいのところに電柱の頭が見えたのだから、相当な雪の量だったと思う。雪下ろしではなく、雪掘りだった。千葉県から空挺団が投入されて、私たちの小中学校などに駐留して、道路の開通などの作業が続いていた、まさに「陸の孤島」と言われて、生鮮食料品が全く届きようもなかった。

 そういう記憶の中では、この雪の量が多いというのも時代の変化の中で、生活が忙しくなっているからだと思わざるをえない。
 学校も会社も一時的に休みにして、みんなで除雪奉仕を何故できないのだろうか。こういうところから、生活の見直しをしても良いのではないだろうか。
 生命を第一にできる価値観を持つべきだと思う。

ホワイトアウト

2013-02-25 07:15:14 | ボランティア活動
2月24日(日)

 朝から暴風雪注意報。そしてこの日「のれそれ雪とろけ隊」の活動日だった。しかし窓という窓に雪がへばりつき、横殴りの暴風雪。事務局に電話して、きょうの活動について相談した。事故が心配なので中止ということになった。しかし、9時に社協前に集合することになっていたので、とりあえず向かった。ところがどうだろう。走って5分もすると、目の前が見えなくなるような地吹雪状態で、カーブに差し掛かると車が一台川にフロントを突っ込んで逆さになっている。
ライトアップしハザードランプをつけながら、サイドの電柱を見ながら走るが視界不良で前にも後ろにも進めない状態。
 これが「ホワイトアウト」という状態。前にも一度田んぼに突っ込んだ時があったが、自分が空中でも走っているような錯覚に陥る。

 事務局と待ち合わせ場所で会い、集合した方に中止を知らせ帰還した。ニュースでは市内も事故だらけで、渋滞しているとのこと。こんな日は家の中にいるのが一番ということが、状況からも理解できる。

 日曜日とはいえ仕事をしなければならないディサービスの送迎車やバスの運転手さんも、どんなに怖い思いをしているのだろうかと察すれば余りある一日だった。


真冬日のパーカッションコンサート

2013-02-23 15:50:20 | 私と福祉とであいの旅
2月22日(金)

 奈良さんとは、昨年7月以来の再会です。
 午前中は奈良さんとは大親友の舞踏のカツゾウさんも駆けつけて、3人で日本の生活談義をしました。奈良さんも私もほぼ同じ年で、カツゾウさんは67歳です。
 類は類を呼ぶと云いますが、三人ともほぼ同じ価値観と関心を持っているので、一緒にいてもリラックスした雰囲気になれます。
 唯一奈良さんはベジタリアンです。お酒も飲まれないので、カツゾウさんと私は真逆の生き方をしていて、そこだけはちと異にします。

 奈良さんが描いた書をしばらく鑑賞をして、気に入った書をもらっていいというので、3枚ほどいただきました。(写真は以前に頂いた書です)

 今年は奈良さんも還暦とかで、書の個展をしたいと希望を話していました。
 
 昼食はもちろん野菜中心のメニューです。(一切魚肉不使用)打ち豆ご飯もでました。

 午後2時過ぎには、いよいよパーカッションコンサートです。静かな鐘の音からスタートです。毎年耳にしているメンバーは、聞き慣れた奈良さんの演奏に楽しそうな表情で反応しています。

 カツゾウさんも衣装に着替えして、踊り始めました。彼の踊りはいつも大地から湧き上がるパワーをイメージさせます。

 
次第にナラさんのパーカッションが激しくなり、音と身体に響く波動がメンバーの心を揺さぶります。
 弓を振ると空気が振動して、ブーンという音が心地よい気持を引き起こします。

 重たい障がいのメンバーさんたちも、パーカッションが大好きです。笑顔は確実に増え、自分で床を叩いてリズムをとるなどパーカッションを愉しむ姿が見られました。
 一番長い間ナラさんのパーカッションに触れてきたのは、私の娘たちかもしれません。奈良さんとの出会いも、今から16年ほど前に遡るのですから・・・。
 こうして真冬のパーカッションコンサートが終了しました。メンバーさんたちは満足した表情で、帰りの送迎バスに乗車して行きました。
 生演奏を目の前で聞けるという贅沢な時間をいただいて、今年も奈良さんに感謝です。そしてカツゾウさんがメンバーにかけてくださる温かな眼差しと踊りへの誘いも、皆さんは感じてくれたようです。

ハンサムウーマン2月例会

2013-02-22 07:10:25 | 私と福祉とであいの旅
2月21日(木)18:30~「リエゾン」

 2月のハンサムウーマン例会が開催され、家内とスタッフ2名で参加しました。
 ※「ハンサムウーマン」は1994年に設立された「男女共同参画社会」を目指した情報交換と交流を主体にした集いです。女性だけではなく、男性の参加も可能な組織です。隔月(偶数月)で開催され、ゲストを招いて飲食をしながら午後6時から午後9時ごろまで参加者の活動などを報告して進められます。
 法人の就労事業のいまの旬は、事業所で自家栽培した有機大豆を使用した「一念味噌」の販売です。昨年の2月に仕込んだ味噌が今今ようやく樽から出されて、商品として1㎏500円で販売されています。
 昨日は20個がこの会で紹介されると、あっという間に完売されました。感謝です!!

 さて、今回のゲストは「北の四重奏」を主宰し、弘前交響楽団の指揮者も務める「今 廣志先生」でした。7時から8時過ぎまでたっぷりと生演奏と軽妙洒脱な語り口で、会場を笑わせながら、カルテットの真髄について教えてくれました。
 演奏も人間関係も相通ずるものがあるんだなあと、感銘を受けました。それにしても、「北の四重奏」の歩みを拝見すると、30年間も継続されているのには敬服の至りです。質の高さも含め、人育てに挑戦する今先生夫妻に魅了されました。
 60歳からの手習いという言葉もありますから、私もまた日常を豊かにしてゆこうと思っています。
 私の身の回りにある楽器だけでも、クラシックギター、アコースティックギター、ハーモニカ、オカリナ、リコーダー、登山囃子用の笛も含めて、結構やろうと思えばすぐにも始められる環境にはあります。でもみんな中途半端で、師匠が必要になって来ました。

人間を「芯から支える」とは・・・

2013-02-19 07:11:59 | 福祉について
 この「人間を芯から支える」という言葉が、いつの日か私の脳裏に刻み込まれている。私が15年間特別養護老人ホームで生活指導員として、リハビリ担当をしている際に読んだ本が確か太田仁史先生が言われたこの言葉であった。

 【リハビリの基本 : リハビリは、障害を自分の中に包み込んで生きて行く、自立していく、自分の生活を自分で組み立てて行く事が本来の目標である。
 だから、体についても病院のリハビリ訓練を受けるだけでなく、自分の体を自分の意志で動かすことを学ぶことが基本である。】

  この「人間を芯で支える」ということこそ、私たち福祉の道を歩むことを生業とするものの使命ではないかと思っている。
 それではこのことを「障がい者」に置き換えて考えてみよう。
 「自立・自律」という目標が「自分の意志」をまず大切にすることとすれば、対象者自身がそこに自分で望む生き方の選択がなければならないのだろう。しかし現実に目の前の障がいのある方々は、どのように生きているのだろうか。
 知的に障害があるということもバックボーンとしては大きいことではあるが、両親をはじめとして我々現場の職員も過剰介護をはじめ意識下で過保護な側面があり、それが彼らの自立・自律性を妨げてはいないかと思うのである。
 その結果彼らの失敗経験は減り、常に依存的な生き方を余儀なくしているように思うのである。失敗もなければ成功体験も少ない彼らは、自分の主体性を失い「指示待ち」の障害者像が、こういう所からも醸成されているのではないだろうか。

 私たちは彼らに自分の心の中の自分を意識させ、その自分の内側の自分が何を望んでいるのかを制約を取り払って表現できるように支援しなければならない。その次に、その自分が望んでいることの実現のために、まずすべきことを考えさせなければならない。それが具体化したとき、初めて彼自身の実行の時が訪れるのだ。
 支援者は「失敗は成功の母」という言葉こそを、その際にもう一度想起すべきである。失敗をして痛みを伴ってこそ、それは血となり肉となるのではないか。その継続の中にこそ、自分の人生の豊かさやオリジナリティがあるのだと思う。彼らの混乱を鎮めさせ、「もう一度やればきっとできるよ」という支援が、彼らの背中にある見えない羽根に筋力をつけさせてくれるのだ。
 遠いあの日、自転車を一人でこぐことができた瞬間を、もう一度思い起こそう!繰り返し転倒しながら、ふと気づくと自分が自転車をこいでいるあの自由感、浮遊感だ。それができて初めて彼は自分の世界を広げようと思いつくのではないか。
 なんどやっても逆上がりができなかったあの日、隣の友人が「できた!」と鉄棒の上で笑顔満面になった時の、できないでいる自分の思い・・・。みんな初めはそんな風ではなかったのか。
 チャップリンの「モダンタイムス」もしかり、人間社会の現実として、大きな歯車の中で部分にしか過ぎない自分の生き方に、ある時空しさを感じる人間像。障がいがあるとかないとかは関係なく、そこに自分の主体性と目標「どこに向かって自分は生きているのか」が、わかることこそが大切なのだと思う。
 来年度の私たちの目標イメージ「書を捨てよ町へ出よう!」だ・・・。 
 

またまた自転車操業か・・・

2013-02-18 06:59:31 | 福祉について
 4月から新規に事業を二つ開始する。その事業を開始することの期待と、もう一つは資金繰りへの痛みがある。
 これまで法人で13年間様々な活動展開が成されてきたが、そのたびに「つなぎ資金」なるものが必要となって悪戦苦闘の連続であった。つまりスタート時に運転資金を持たないと、実施後3ヶ月経ってしか投入分が入ってこない。その経費は、ほとんどが人件費であるが、この経費の捻出で今回も500万円の運営資金が必要となっている。結局銀行からこの資金を融資してもらうことになるのだが、何故に福祉行政の支援というものがこの辺りで出てこないのかといつも思う。順序が逆だと思う。

 入所事業を行う法人は運転資金(剰余金)は唸るほどあるらしく、我々通所事業を中心に行う法人はいつも垂涎の思いで立派すぎる建築物を見たりしている。
 私はそれでも福祉の原点は「地域生活」=ソフト事業にあると信じているので、大規模入所施設=ハード事業は考えにもない。

 日本の福祉事業が遅れる理由が、まさにここにある気がしてならない。どんなに先駆的事業に夢を抱こうとも、結局は資金なしには思い描いたプランは儚く消え去ることもある。それ以上に夢の実現までに時間がかかって、色あせた夢が息絶えるかのようだ。

 手を挙げなければ前に進めないとすれば、やらざるを得ない。またまたこうして、わが法人の自転車操業が続くのである。

「空気」 まどみちお

2013-02-17 16:39:53 | こころに残る言葉
「空気 」まどみちお

花のまわりで 花の形
ボールのまわりで ボールの形
ゆびのまわりで ゆびの形


そこに ある物を
どんな物でも そこにあらせて
自分は よけて
その物をそのままそっと包んでいる
自分の形は なくして
その物の形に なって・・・


まるでこの世のありとあらゆる物が
いとおしくてならず
その ひとつひとつに
自分でなってしまいたいかのように

いやはやマイッタ!

2013-02-16 12:52:47 | つれづれなるままに
2月16日(土)

 昨日とは打って変わって、朝から大雪注意報発令中!
 車庫の屋根雪を降ろしました。積雪が約1メートル。今シーズン2度めの雪下ろしです。
 たっぷり2時間がかりで、下ろしました。そして庭先に雪が溜まるに溜まって、もう限界寸前です。今日と明日は真冬日で、折角の休日も除雪で終わりそうです。何しろ窓という窓が屋根雪が落ちて真っ暗です。
 さすがに今日は、身体が筋肉痛です。