夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

長女のバースディ

2012-06-07 13:28:29 | ケアホーム「SEEDS」
6月7日(木)

 きょうは長女のバースディである。ケアホームに自助と一緒に一昨年入居して、二度目のバースディだ。36歳になるのだから、もう若いとは決して言えない年齢であり健康面での不安が出てくる年齢でもある。だが、幸いにも今まではなんとか健康で過ごしてくれて、親としてはとても感謝している。
 きょうはこれからみんなでケアホームに集まって、誕生会のパーティだ。焼肉とか焼きそばのバーベキューで賑やかになりそうである。
 

ケアホーム「SEEDS」は今…

2010-11-05 07:18:15 | ケアホーム「SEEDS」
11月4日(水)

 今年4月にオープンして、わが娘たち二人のほか男性が3名の計5名が入居したケアホーム「SEEDS」。当初はもう一人の女性が入居予定だったが、病気入院をして半年間部屋を空けた。そしてこのたび、めでたく入居と相成った。6名入居で、ようやく当初の計画通りの負担割合になる。
 人が共に暮らすということは、一人ひとりの個性が暮らすということである。それはうまく行くこともあれば、そうはいかない関係もあり得るのは家族も一緒である。家族の場合は父親だったり母親だったりが家族関係の調整をするのであるが、ケアホームの場合はサービス管理責任者が行うことになる。とかく権威的になったり、支援者が決めてしまっている場合が多いこの世界。
 「自分のことは自分で決める」が支援者の視点でもある。そういう意味ではサービスの調整や対人関係の調整をしていかないと、あっという間にアットホームがコールドホームにもなるのだ。

 このホームを小規模施設にしてはならないと思う。人間には尊厳を守ってもらう権利がある。障碍の程度に係わらず、説明責任とバイスティックのいう「信頼関係」を築くための原則を守っていく必要がある。
 
 スタッフが初めて経験するほどの、重度障碍者の連続的な生活への支援である。腰痛を訴えるスタッフが後を絶たない。このホームではスタッフの献身的な働きが支えである。それは毎日の入浴と、オムツ排泄を極力控えたケアである。しかしケアスタッフが常時複数いるわけではない。一人で移乗支援を繰り返すことの負担は予想以上にあるのかもしれない。入浴時間も可能な限り帰宅後の夕方以降にスタートしている。3人の重度の入居者を一人ずつ入浴させると、3時間はかかるのだ。
 やむを得ずスタッフの介護負担を軽減するために、移乗支援を一人でも容易にできるための機械を導入することにした。1台25万円から50万円はするのである。それでもスタッフの健康維持には欠かせないと思った。
 今はデモの機械だが、月曜日からケアホームに調整済みの機械がやってくる予定になっている。

 みんなが笑顔で暮らし続ける、アットホームであってほしいと願うばかりである。

 

入居記念「夕食の集い」

2010-04-09 06:32:44 | ケアホーム「SEEDS」
 4月8日(木)18:00~ケアホーム「SEEDS]にて、入居して初めての「夕食の集い」を催した。保護者・入居者・スタッフを合わせて18名での集いである。入居者の希望できょうのメインディナーはナポリタンパスタ、白玉入りのフルーツポンチ。そして法人からは巻き寿司が差し入れられ、保護者からはおはぎと鶏唐揚げ、野菜サラダ。スタッフのMさんの特技「大阪風たこ焼き」が後から登場して、差し入れのケーキやジュースで満腹状態でした。
 でもなんといってもケアホーム生活が徐々に慣れて、入居した皆さんの表情も明るく楽しそうなのがありがたいことです。
 しかし送り出した側の家族はといえば、N君のお母さんと我が家の前日の心境がなんとも余りにも似通っていたのには驚きでした。日ごろは疎ましくさえ思うことのある子どもたちの喧騒感が、逆にテレビを見ていても空しく感じられ、突然のように遅い来る寂寥感がそこにはあったのです。N君のお母さんは居ても立ってもいられずに、結局夜中に息子の部屋の様子を見に歩いて来たそうです。我々夫婦も「寂しいね」という会話をしていたのです。
 写真はあうんの名物にもなっている「たこ焼き」です。ベテランから初挑戦のスタッフHさんに、たこ焼きテクニックの指導を受けている場面です。おなかがいっぱいだと思いつつも、結局またたこ焼きをぱくついた皆さんでした。
 

昨日から入居開始

2010-04-02 06:49:32 | ケアホーム「SEEDS」
 4月1日(木)雨
 この日はそれぞれの事業所で、辞令交付式から始まりました。私と理事長はその後、
ケアホームのあるエリアを管轄する駐在さんと消防署に挨拶回りです。
 夕方仕事を終えてから、カミサンと二人で娘達の衣類を持ってケアホームに向かいました。
 これまで準備してきた共同生活介護(ケアホーム)「SEEDS」がいよいよ夕方から入居を開始しました。先月一週間全員が体験入居した経験からか、みなさんすんなりとというのか自然にというのか暮らしが始まっています。
 スタッフは新任者と経験者がコンビとなって、夜勤を開始しています。このほか世話人さんの遅番とヘルパーさんが加わって、入居者5名を加えると8名の夕食が開始しました。昔の家族ってこんな感じだったのかな、そう感じる程度でした。
 入居予定の女性が入院中のために、今は一部屋が空いています。近所に住むTさんのお母さんも様子を見にやって来ています。
 土日は皆さん帰宅することができるので、それぞれ安心感が違うようです。

 PM8時に別れを告げて、近くにある温泉に入りました。今までにはなかった時間です。ゆっくりと自分だけの時間を持ち、浴槽に浸かるのは本当に快適です。青森県は温泉がいっぱいあるので、毎日あちこちの温泉めぐりをして楽しめそうです。本当に入浴料も350円では入れるし、サウナ、露天風呂、熱いのからぬるいお湯まで選べる贅沢があります。
 入浴後おなじみの焼き鳥屋さんに行き、カミサンと二人で焼き鳥とラーメンを食べました。もちろんぼくは生ビールと熱燗です。気持ちよく帰宅して、そのまま眠れる極楽生活がこれから始まるのです。
 というのは少し強がりで、やっぱり娘たちがいないと部屋が広く感じられるし、物音がしない静けさに、寂しさも漂っています。
 これからまだまだ見えない生活がここにはあるようです。