夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

子供の目

2007-09-15 16:33:32 | 私の本棚
 おかあさんの声

 おかあさんは、
 でんわとか、おきゃくさんが
 くると
 声がへんしんするように
 すぐきれいな声にかわります。
 なんで、
 わたしとかお兄さんと話すときは
 おきゃくさんみたいに
 きれいな声になんないのかなあ。
 わたしも
 おかあさんのきれいな声と
 おはなししたいなあ。

 「子供に学ぶ日々」(ぱるす出版)
 小学2年 金子良子

施設サービス改善会議

2007-09-15 08:33:40 | 私と福祉とであいの旅
 昨夜は法人のオンブズマンが例会を開催し、私も久しぶりに懇談した。委員長のヤマチャンが4週間訪問滞在したニュージーランドの福祉・教育について、プロジェクターを使って紹介した。オーストラリアは多民族国家で、その異文化を認め合うという平等思想があるのだそうで、それは障害者の世界にもあるのだと感じた。ヤマチャンのオーストラリアの文化の一面として、気楽さを上げていたのが印象に残った。格式だけを大切にする日本と違う、リラックス感をあうんも大切にしたいと思った。
 民生児童委員をされているお二人からは、先日一緒に盛り上げた敬老会の評判がとっても良かったと喜ばれた。今までの敬老会と違って、心から喜ばれていたとお褒めをいただいたのだ。その一つが大相撲のアトラクションだったようだ。苦労がこんなところからも報われた実感をいただけるなんて嬉しい限りである。
 わたしにヤマチャンがしらとり農場に入れ込んだ成果はあるのか?と問われて、その成果について紹介した。
 それは自然農法という無農薬で無肥料だからこそ生まれる人手の大切さと、しょうがい者(制約者)の存在意義であった。それを説明するのに<草>と「自然農法」について例を上げた。草を社会は邪魔者として見る価値観を持っているが、自然農法では草は大切な水の資源である。草をただ引き抜いたりするのでなく、水気の好きな野菜の根元に敷くので、水遣りをしなくても良いのである。この草の見方は障害者の見方(価値観)にもつながっている。障害者は何も役に立たない、害を及ぼすという風潮である、しかしあうんの制約の重いといわれるメンバーが、このしらとり農場で果たした役割は大きかった。畑の開墾を1ヵ月半で見事に達成した。例え一本の棒切れでも毎日運べば山になるということを見事に証明してくれたのだ。
 しらとり農場でのあうんメンバーは、お互いに役割を分担していた。ある人は慰め励ます役を、ある人は喉を潤す水を運び分配する役、そしてみんなが同じ目標で毎日短時間だったが、枝運びや草取りで汗を流すことができ、見事に美しい畑を実現した。午前中の自然豊かな中での作業は、午後の音楽や絵画などの活動に集中力や活性化をもたらした。しらとり農場がそのことによって更に元気が出て、新鮮で美味しい野菜があうんに届けられた。みんなが安全で新鮮なうまい野菜を食べることが実現できたのだ。しらとり農場に支払うべき野菜の対価は、当然あうんメンバーに支払われるべき対価なのである。
 今後更に農場では鶏や牛を飼育することによって、彼らの作業内容も増えてくることだろう。私たちは健康で楽しく豊かなこのしらとり農場に感謝し、これからも開拓してゆきたいことをオンブズマンの皆さんに伝え、理解をいただいた。