稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

苗名滝から秘境 秋山郷へ

2018年11月01日 | 
 夜明け前、赤倉温泉のホテルの窓から外を見ると、雲が太陽に照らされている。

    

 今日はいい天気になりそう!

 苗名滝(なえなたき)
 先ずは関川の上流にある苗名滝(新潟県妙高市)へ。

 この川、水量が豊富でとてもよさそう。

    

 ただ、雨が降ったわけでもないのに、なぜか濁っている。

 上流に向って歩いて行くと二段式の大きな堰堤。

    

 がっかりしたが、その左岸側には魚道。

    

 とてもていねいに造られているように見える。
 魚道はかくあってこそ!

 説明板によると、ここはイワナ、ヤマメが上るらしい。

 ならば、あの堰堤下にはいいイワナがグルグル?
 などとつい想像してしまう。

 その先には苗名滝。

    

 ここは「日本の滝100選」のひとつだという。

 確かに両側の岩盤、それを包むような紅葉がすばらしい。

 惜しいのは空が曇ってしまい、暗かったこと。

 秋山郷
 マイクロバスに乗り換え、信越にまたがる秋山郷へ。

 ここは13の集落からなる地域だが、それぞれは孤立している。

 豪雪地帯であり、方言や習慣も他の地域とは隔絶されていたらしい。

 「北越雪譜」や「秋山紀行」などで紹介されたというから、
古よりこの地の個性は人々の関心をひいてきたのだろう。

 その片鱗にでも触れたかったが、今回の旅行では果たせなかった。

 狭い道を通って最初にみたのは蛇淵の滝(津南町)。

    

 次いで温泉宿もある切明(きりあけ)に到着。

        

 ここは川原を掘れば温泉が湧いてくるらしい。

 今は水の少ない季節だが、道中ではるか下に見下ろす渓流は垂涎ものだ。

 とはいえ、こんな険しい峡谷、多くの場所は降りて行くのさえ一苦労。

 かなわぬ夢だ。

 松川渓谷
 この日の最後は松川渓谷(長野県高山村)。

    

 これも曇っていて、パッとしない。

 紅葉というもの、いつものことながら、時機というものがむずかしい。
コメント
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