稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

ギャレス・マローンの魅力

2017年01月18日 | 日々
 BSで「ギャレス・マローンの職場で歌おう!」

 彼は英国の合唱団指揮者で放送者。

     

 この番組では、マローンが船会社、スーパー・マーケット、市役所などを訪ね、そこで合唱団をつくってはコンテストに導く。

 集まった団員たちは初めはバラバラながら、次第にまとまりをみせていく。

 各合唱団のこの成長過程がみていてとても楽しい。

     

 ぼくには感心する点がいくつもある。

 マローンが各職場に飛び込んで合唱団への参加を呼び掛ける。
 それにたくさんの従業員が積極的に応えるということ。

 また、練習などは勤務時間内にやっているようだが、事業者がそれを承諾している点。

 日本ならどうだろう?

 これほどたくさんの働き手が加わるだろうか?
 それ以前に、事業者がそれを承諾するだろうか?
 という点だ。

 これは日本と英国の土壌の違いなのか?

     
          ( 合唱団に聴衆が歓呼 )

 いずれにせよ、合唱にはぼくがよくコンクールで目にするような「禁欲的」ともいうべき雰囲気は少しもない。
 開放的でとても明るいのだ。

 もうひとつ。
 マローンの指導の仕方だ。

     

 合唱団をほめて育てるという方法がみごと。

 ぼく自身の半生を振り返って、合唱はともかく、そういった人との触れ合い方がはたしてできたろうか?などと思いこんでしまう。

 すばらしいギャレス・マローンの世界。
 魅力的だ。
コメント
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