稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

小保方会見

2014年04月11日 | 日々
 日本中の耳目を集めた小保方さんの会見終了。

 ひとまず安堵した。

「第二の佐村河内か!」
 という一部の下馬評はあたらなかったからだ。

 それでもスッキリしたわけではない。

 新聞広告欄にさっそく「オボちゃんは『かわいそう』なのか、『したたか』なのか」(週刊現代)といった見出しがおどる。

 こんな話題がしばらく続くのか。
 白黒がつくには時間がかかりそうだ。

     

 一方、組織論の太田肇教授(同志社大学)のコメント。
「研究機関が研究を管理したり、チェックを強めたりすると、研究者の自由がなくなる。・・・今回の問題は理研というよりも、むしろ論文の共同執筆者の責任が問われるのではないか。・・・」
(朝日4月10日)

 スタップ細胞の真偽はともかく、ぼくもこの点を案じる。

 小保方さんと併せて理研の責任が問われる今の流れ。

 おそらく間違いなく、こうした機関は今後、研究者たちの論文発表の「指導」に深くかかわってくるだろう。

 そうなれば、研究者たちにとって、この機関内部の承諾を得るだけで大変な労力を要することとなるにちがいない。
 転じてそれが例え荒削りであったとしても未来につながる新しい芽を摘んでしまうことになりはいはしないか。
 
コメント
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