稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

琵琶湖にて

2011年10月02日 | 日々
 同僚西本さん(仮名)と琵琶湖へ。
 西本さん、かねてより産卵のため接岸する琵琶湖の鮎を食べてみたいとのことで。
 
 しかし、鮎は接岸しているものの、数はまだ少ない。小川には入ってない。
 まだ水温が高いせいか。
 西本さん、網とクーラーボックスをもって来たが、ガッカリ。



 ハス(ケタバス)という魚
 西本さんは小川にジャブジャブ、網で小魚を追う。
 ぼくはハス(ケタバス)釣り。
 ハスはコイ科で琵琶湖、三方湖に分布する魚。と言っても、各地に放流される琵琶湖の稚鮎に混じり、方々の河川に広がってしまっている。ぼくも古座川で釣ってびっくりしたことがある。
 ハスは典型的な魚を食う魚。遊泳力に優れ、シッポが切れ込んでおり、回遊魚を思わせる。

 鮎の接岸する今が釣りやすい。

 ミノー1投目で22cmのハス。



 バケツにキープ
 リリースしようとすると、西本さん、水バケツを出し「これに入れてヨ」??
 その後釣れるバスもハスも。みんなバケツへ。



 「バケツに入れて、どうするんです?」
 「飼えないだろうか?」と言う。
 「うーん、それより酸素なしでは家までもたんでしょう」
 と答えると、「とにかく持って帰る」と。
 バケツはいっぱいになってきた。西本さん、二個目のバケツを準備!!



 西本さんのチャレンジ
 西本さん、ぼくの釣りを見て「そんなに釣れるの?」とやりたそう。
 「一度やってみてください」と竿を貸す。
 しかし西本さん、釣りはしたことがない。リールなども、もちろん初めて。

 「ただ巻くのでなく、チョンチョンとルアーを動かすんですよ。」と言うと、竿を動かす。
 しかし、ミノーが手元に近づいた分、リールを巻かないのでラインがたるんだまま。
 「糸を巻いてくださいヨ」と言うと、「アッ、そうなの」と言って、今度は自分が湖岸を横に歩き出し、チョンチョン、横歩き、チョンチョン、横歩きの繰り返し。

 ところが、15cmほどのバスが釣れたのだ!
 西本さん、大喜び。



 いわゆる「テクトロ釣法」とはこうして誕生したのだろうか。(カニ歩きみたいで、ちょっと変則やけど)
 で、「俺も道具を買うヨ」とすっかりその気に。

 西本さん、バケツを大事そうに車に積み込み、家路に。
 
 おだやかな一日の終り。

 本日ハス8匹(最大28cm、これは重かった)
   その他小バス 20匹ほど
コメント (2)
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