先日久しぶりに南三陸へ。
道の駅・三滝堂が出来た、というのは聞いてはいたけど、志津川あたりはまったく景色が変わっていてビックリ。
震災がキッカケでご縁が出来て始めた新聞ばっぐプロジェクト・海の手山の手ネットワーク。
1番最初は佐藤農場やうちでもなんばんの仕事から始まり、新聞ばっぐが始まってからは
折り手としてきっと、1番枚数を折ってるのが南三陸、歌津でワカメやホタテをやってるけい子さん。
行った時はワカメのタネ挟みが忙しい時期。
今年は秋になっても海水温度が下がらずタネをつけてもダメになってしまう漁師が多いみたいです。
おばあちゃんは家の庭で日向ぼっこしながらホタテの稚貝を付けるロープの準備をしてました。
何度か訪ねるたびに感心する手仕事の積み重ね。
けい子さん時間があってもぼーっとすることは少なく常に手を動かしてるマメな人。
そんな方に支えてもらって海山ネットの活動も続けてこられました。
震災後に仮設住宅でも出来る仕事はないだろうか。
そこから一本の電話で繋がったのが高知・四万十の畦地さん。デザイナー梅原さん。
四万十川に代表される地域発信のシンボルとして始まったのが、しまんと新聞ばっぐ。
それを手仕事にして、自分たちで復興の手助けにしようとしたのが、海山新聞ばっぐ。
四万十では毎年秋にコンクールをやり、全国から色んな発想が詰まった新聞ばっぐが集います。
今年はそのコンクールを東北、宮城、鳴子温泉を会場に開催します。
もちろん我々東北メンバーではやりきれないので会場でのおもてなしがメインですが、
四万十の中心メンバー、全国からインストラクターもやってきます。
けい子さんのような海山ばっぐを支えたこちらのメンバーも集います。
特別審査員には「大ほっかぶり市」でとても素敵なムービーを撮って下さったCMディレクター今村さんも来ます。
そして今回は昨年から大崎市に移住して鳴子の源泉を使って温泉卵を作る野田くんがご当地隊長として仕切ります。
彼は彼なりの想いがあり、私たちと同じ地域を想う気持ちも感じ、また当地だからこそ地域に埋没してしまいそうな価値に「もったいない」と感じる第三者の目線も持っています。
だからこそ私らに関わり、地元の人に「感じてもらう機会」にしたいとがんばっています。
ぜひ、お時間を作って見てほしいと思います。