よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

進歩。

2011年06月11日 | Weblog

午前中、南三陸のSさん、週明けのイベントにて販売予定の「ミニ盆栽」作業のため来訪。
50コほどの植え付けようの鉢を切り出す。

竹器を切るのは手ノコ。
電動ノコギリでも使えれば良いのだけど、
それでは"ささくれだって"しまう。

この手作業が一番しんどい。



が、慣れて来た事もあり大分上手になって来た。

もう少し
 もう少し上手になって来たら、もっともっと売れる。


少しずつ、ギアを上げていきたいなー。





そんな様子を横目に日向ぼっこのメル。




伝える難しさ。

2011年06月10日 | Weblog


このところ、とにかく人と話している。
この『人見知り』の私がだ…。

カミさんにはよく「クドい」と言われる。
私も親父と話していると「クドい」とよく思う。
まちがいなく、血だな

うまく説明しようと、あっちに例え、こっちに例え、全体を伝えようとする。

今「伝える」という事がとても難しい事だと、人生初めてという位、ふか~く痛感。

それでも今、伝えることがとても大事だと思うから、なんとかうまく伝えようと、ものすごく一生懸命。
それで疲れてしまっている事がとても多い。

きっと、言葉を超えた何かが、お互いに「ピン」と来ないうちは、伝わってないんだと思う。

何事も無く生きて来たこれまでには無かった事が起きてしまい、
それがキッカケとなり、生きている人全員が、何かを感じて、それを伝えあう時。伝え合わないと行けない時。
そんな時なのに、便利な「言葉」がうまく繋がってないなぁ~と、テレビを見ててもラジオを聞いてても思ってしまう。

多元化してしまった世の中。言葉も多元化しないと使えないツールになってしまったようで、悲しい。

このブログは ちゃんと伝わっているんだろうか?



来るひとみんな「ピン」ときちゃう愛らしさで、
訪れる人を全てを虜にしてしまう 愛猫メル


支援の手。

2011年06月08日 | Weblog


風がある分、炎天下でも昨日よりは過ごしやすい。

カミさんとタカちゃんは、加工場の大掃除!!
窓までゼ~~ンブ外してケルヒャーでウォッシング!
まるごと奇麗にして頂きました。



海山ネット。
女性陣は鳴子温泉へ、山の手Kが作るオリジナル復興バックの講習へ。
私はほぼ一日、問い合わせとご注文、取材対応で終始。


ツイッターでつぶやいて以来、
毎日のように布、レース糸などの郵便が届いています。
送ってくれる皆様、殆どがメッセージを添えて頂いて。

そのメッセージと共に、送って頂いた布、糸を届けています。

海の手山の手ネットは、送って頂いている方と避難者の間をつないでいます。
それは販売も含めてになりますが、
ここのあたり「モノのやり取り」だけにならないようにと意識したい。
出来るだけ太く、長いつながりを作っていきたいと思います。


復興プロジェクト~菊編~定植。

2011年06月07日 | Weblog

東京以来、南三陸のタカちゃんに来てもらい、
我々家族&タカちゃん&曽木ガーデン&山本さんの総動員態勢で、いよいよ小菊の定植をする。


風も全くなく、炎天下。




挿し芽をしたのが期限ギリギリ。
しかも、主旨に賛同してくれた菊農家Fさんには余り苗で協力頂いたので、
苗によっては、
ほぼ芽が出なかったもの。
根の張りが良いものの差が歴然だった。
多めに提供してくれたFさんには感謝感謝。

これに別ルートで入手した「輪菊」500本!
みんなのおかげで半日で作業は終了!
植えてみれば「2000本」は凄い数字。
「え!?こんなにあるの?」というくらい。

野菜は野菜、花には花の難しさがある。やるぞ!

挿し芽時期が遅れたら、ある程度肥料が入った土を使った方がやはり早いか。
一年目、初心者の勉強はつづく。





作業中は携帯出れなかったので、昼から夕方までずっとその対応。
海の手山の手ネットワーク、昨日の新聞、テレビを見た方から問い合わせを多数頂きました。
そして、お店で扱ってくれるところも数件出て来て数件は決定、他交渉中です。


個人の方で多かったのが「折り方」教えて欲しいとの希望。
 
 これまで色々と問題もあって、エコバックの折り方は慎重に考えてきました。
 担当の仲間(エコショップK)が試行錯誤してがんばってきました。
 そして、ようやく、オリジナル、みんなが納得出来る形を完成させました。ポケット付きです。
 そのバック、折り方講座でも出来ればいいのですが、
 何しろ我々も「動ける範囲」でしか活動出来ずにいるので、それをイラストに落とし、
 いずれ郵送という形ででもお配り出来たらと準備中です。

 関連して。メディアに載った「避難者から海山ネットが100円で買い取り」の表現。
 これは販売価格ではありません。

海山ネット「復興バック」は、儲け、売上を第一義とは考えていません。
一番は、2次避難者が作る仕事への報酬。そして、仮設へ戻る際の生活支援金です。
海山ネットとしても、事務手数料と消耗品などの活動費は頂きます。

そして、扱って頂けるお店に対しても少しの利益を落としたいと考えています。

震災によるダメージからの再生には経済復興が大切だとの想いがあり、
その為には単なる支援では、一時的なものになってしまうのでは?という懸念も。

その中で、当地宮城の復興へ向けた歩みを、地元の新聞を使ったバックを作り、
関わる者が皆、サイクルとして関わりやすい形を模索した結果が、キチンとした販売形態の確立。
そうしないと回らない。。。


そんな形で今後も海山ネットは動き続けます。
内容もキチンと発信出来るように、
今、がんばって専用HPを作りたいと奮闘中です。





そして夜。
役場からの封書。内容は、申請していた「り災証明書」

結果「半壊」。

想像してたとはいえ、やはり、ショック

海の手山の手ネットワーク。

2011年06月06日 | Weblog

今日、新聞、そしてテレビに出ました。ありがとうございます。

それでこれを読んでくれている方々も多いかと思います。

このブログにしかまだ窓口を作れていない事、申し訳ないです。


海の手山の手ネットワークの活動内容

 我々内陸部も地震による被害を受けました。 
 それでも生きて行く為に「自身の復興」を考えなければなりません。
 そして、「復興」ってなんだ?
 ずっと考え続けてきました。
 それは経済復興が、やっぱり一番。
 自分の復興が、地域の復興に。
 地域の復興が宮城の復興に。
 宮城の復興が東北の復興に。
 東北の復興が日本の再生に。
 そうつながっていくんじゃないかと考えました。

 と同時に。
 宮城の復興を考えた時に、まだ資源が残った「山の手」の我々はなんとか出来る。
 けれど、身体しか残らなかった沿岸部「海の手」はなんにもない。
 山の手だけ、今の復興需要にのっかっても、宮城まるごと復興でニッコリ。とはいかない。
 だから一緒に。
 そう思いました。
 「海の手」と「山の手」。
 失ったものも大きかったけれど、まだ「手があるじゃないか!」
 その手をつなぎ、フルに使った商品を共に発信して行く。
 それが
 海の手山の手ネットワークの活動です!


 
 メディアで紹介頂いた2種類が海の手商品。
 売って頂けるお店を募集します!!
 (写真近々にアップします)

  ●海山ネット「復興バック」
   
    一般的に「レジバック」と呼ばれる形状の商品です。
    新聞を折ってバックを作っています。
    海の手メンバーが楽しみとともに、大事な収入源として一つ一つ丁寧に。
    地元新聞「河北新報」を使っているのには海山ネットの想いがあります。
 
    今回の地震も、原発も、単なる「災害」で片付けられない規模のもの。
    だからこそ、もっともっと、我々地震を含め、生活や色んな事を考えなければならないのが今だと思っています。
    「起こった事」で、終わってはいけないほどの事象。            
    地元の河北新報は震災翌日から休まず発刊し続けてきました。しっかりと。
    だから、出来る限りバックを広げ、それを目にする沢山の人に、考えるキッカケになればいいな。
    そのシンボルとして地元新聞を厳選して使っています。

   
  ●咲かせるぞ大輪の花「希望の海山ミニ盆栽」

    海の手、といっても同じ田舎。自然を糧に生きてきました。
    そこで一緒に自然素材を!と考えた商品です。
    よっちゃん家の裏山の竹を切り、鉢として使いました。
    切り、磨き、柿渋で仕上げています。
    それに、花卉の得意な山の手メンバーと一緒に自然の花や山野草を植え込み、苔も載せております。



   現段階でのお問い合わせは umiyamanet@gmail.comまでお願いします。

   6/14,15は勾当台公園にて販売予定です。