よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

そして、法人化へ!

2012年09月28日 | 復興プロジェクト


雨降りの一日。
秋雨でだい~ぶ稲が傾いてきました。
台風よ、それてくれぃ!



午後は久しぶりにちゃんと海山会議をしました。

これまでの一年半「手仕事で経済復興」と、新聞バックを始めとして「いまできること、仕事づくり」
をしてきました。

その活動に対して、沢山の人や地域、団体や企業に応援いただいて今があります。
そして、携わる張本人でわる我々も、このプロジェクトを通じて学ぶものがたくさん。

震災で、それまであったものが無くなってしまったから、手でも可能なこと。

始まりは単純にそれでした。

けれどその、手によるローテクな価値を作る過程での泣き笑いが、
自分たちの一次産業、生業に深く通ずるものが。

生活し、生きる過程において人が工夫して知恵を出して揃えてきたモノ。

それがいつの間にか、経済が大きくなり「お金を稼いで揃えるモノ」に変わってたんだなぁ。


そんな事を感じました。ユタカサってなんなんだ?

それは震災に関係なく、気づいたこととして残し伝えるべきなのではないだろうか?
と思うように。
単に古いものを今にというのではく、在り方そのものを「RE design」出来るところはして。


足下のものを視点を変えれば見え方が変わる。デザイナー梅原さんの根本。



これからの世の中が、いっぱい勉強してエエトコ就職すれば一生安泰、といえる世の中だとは思えない。


これまでは任意団体としてやって来ました。
復興支援のひとつのプロジェクトでありましたが、
本当に復興に向かう、という状況は、助ける側も、助けられる側も「=」(イコール)でなければならない。

一年半で沢山の仲間が出来ました。
これから、を期待してくれる方々、協力してやろう!という方々。
その方々とキチンとした関係性をもち、責任と利益と関わって形にするニッコリをわかちあう為、
みんなで出来る形を模索し考えてきました。至った答えが、

海の手山の手ネットワークを法人化。


利益は第一目的ではないです。
けれど、仕事を作る。価値を形にして販売していく以上、営利団体としてスタート。


復興へ向かう過程で見えてきた価値観というのは、ここでしか感じられないことも多いけれど、
震災はキッカケで場所が変われど同じモノを感じてる人たちは少なからずいます。
その人たちと、足下にある、純粋にオモシロイと共感しあえるモノ、価値があるな~と思えるモノ、
それを形にする喜び・・・人の物語をつくりたい。

無理はしません。
それは共有できる時間の大きさでいい。
これまで規模は違えど「応援してもらう」形が大きかったけれど、
やっぱり応援してくれた方々自身が、それぞれの周り、地域にも還元できる形でないと長続きしない。
ならば、関わってくれる方々も主体性・当事者性を持てるようにしようという考え方。
共感して頂ける方にはもちろん出資もお願いします(笑)

そんな、考え方の会社があったら面白い!
将来ちっちゃくとも株式会社になったらもっとおもしろい!じゃないですか!



理由はもう一個あり、
これまで海山ネットの一員であり、地元の地域づくりNPOの事務局長小玉さんにもだいぶ助けられてきました。
助けられすぎた分、海山ネットとNPOの共存の仕方が、外でも内でもわかりにくくさせてしまった。してしまった。
それも大きく見なおすことにしました。
事業仕分けし、海山ネットの部分とNPOとの関係性も一旦切り分けて再スタートします。
将来両方が良くなるように。



コッテリと長い会議でしたが、充実した話し合いが出来ました。
何が生まれるか、私自身が一番楽しみです。

来月中には形にしますので、今後共海の手山の手をよろしくお願い致します。
あ、法人名はそのままになるかわかりませんよ。





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