よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

正しい流通とは?

2012年02月26日 | Weblog

昨年の震災を受けて、沢山の人が自分にとっての何かについて、
真剣に考える機会も増えているのではないか、と思う。

地震後、GAIA清水さんと話した中に「俺は正しい流通業がやりたい!」と語っていたのを思い出した。
私もそれを強ーく望んでる。
うまくは言えないけど、意味する彼の流通業は、私にとっての農業、製造業に通ずる。
おかしいよ!と思っているポイントは同じだ。

震災後、何だか分からないけれど、それを再び構築する一役を担うのが俺の使命じゃ~!
と、生意気だけれど勝手に、冷静に思っている。



明後日の火曜日から東京、高島屋へいきます。。
それは「田舎郡東北村」プロジェクトの一員として。
はっきり言って場所は気に入らないけれど、出来る事をやってきます!

東北村は、モノづくりに関わる人たちで構成され、しっかりとお客さんと繋がるマーケットを作り出すことが第一目的。
「エシカル消費=正しい消費」
で作り手と買い手の関係を構築したいという理念に基づく。

地元での次世代会議、エボラボも基本的には同じだし、
震災以降お世話になっている四万十の方々も同じ考えの上に立っている。

先日の「プロフェッショナル」に出ていたデザイナーの梅原さんは「モノが生み出された風景を残す為に」、自分の力を振るっている。

みんな心根に通ずるものは一緒。

少し前に「食べるラー油」が大ブームだった。
そのとき、取引先から「作れー作れー!売れるぞー!」とたくさん言われました。
でも全く作る気がまったく起きなかった。
お金は欲しー!正直欲しー!
でも、そこに乗っかる意味・理由が、自分の中に見つからなかった。
ドン!と売れて、すぐ終わる。先が見えていることに興味が湧かなかったのもあるし、
農業、製造業ってそんなもんじゃないっしょ!製造業をバカにするな!という単純な想いもありました。
ま、食べるラー油、食ったけど


私が作っているよっちゃんなんばん等の加工品には、ルーツがあり、思い入れがあり、物語がある。
何事も長続きしなかった私が、スーパーの店頭借りて10時間突っ立って1500円しか売れないところでギブアップせずに
ずっと続けてきたのには「兼業はやりでぐねー!」というだけではなく、やっぱり意味があるんだと思う。

ちっちゃい日本にも沢山の風景があって、文化がある。
その一つであろう自分の生まれたこの土地を、せめて自分が生きている間は廃れさせたくない。
むしろ元気にしてやろー!とイキガリたい。

直売所仲間のおばちゃん方には美味しい漬物、煮物をつくるひとが沢山居る。
商売にしなよーもったいない!とよく言うけど、本人がその気になっても
今までの、ものごとの世の中への伝わり方が、そのやる気の腰をことごとく折ってしまっているのは確かだと思う。
美味しいもの、確かなもの、思い入れや物語などの「始まり」よりも、
消費者へ届く途中の、真ん中の部分がおかしな形で強くなってしまったからだ。
オンリーワンが存在出来ず、一時の流行ばかりが先行して、作り手のやる気を奪い、消費者も翻弄してる。

もういいかげん飽きません?

GAIAともども想いは一緒の仲間がホントに周りに増え、良縁が広がっている。

ありがたいこの状況は私の宝、明日からまたがんばろー!











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ヒヨッコ)
2012-02-27 10:41:42
新宿高島屋の最終日にお邪魔します。

よっちゃん農場の気持ちが伝わりますように・・・

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お! (よっちゃん)
2012-02-27 20:59:20
『前入り』ですなー!?

お会いする時は感動の涙で抱き合おう!
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