よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

伊勢丹と農協組合長の話・・・

2006年12月15日 | Weblog
気がつけば師走ももう半ば・・・
ここ最近思うのだが、年末感が無い・・・

午前中に伊勢丹食品部バイヤー来訪。
数日前に連絡を頂き、びっくりしつつも、
結果今後色々と前向きな話が出来そう。

百貨店業界では勝ち組と言われる伊勢丹。
伊勢丹の現状の取組を聞き、時期的にお歳暮のカタログ
なども見せて頂いたのだが、勝ち組というのもうなずける。
しっかりとしたマーケティングの下地があるのはどこでも
一緒なのだろうけれど、歳暮のパンフ一つとってもとにかく
斬新!!あたらしい!!
コンセプトがあって、それが突飛なものだと中々手を出しにく
かったりするけれど、それをズバッとやっちゃうところに勢いも
感じる。
とても勉強になる。



午後、このところずっと保健所から指導頂き、加工場の改造
をしてたのだが、最終チェックに来て頂きOKを貰ってほっと一息。

そして夜。
あ・ら・伊達な道の駅の社内研修の講演に招いて頂き、参加。

講師は大分県大山町農業協同組合の組合長 矢幡欣治氏。

今全国どこの農協も経営が大変で、市町村と同じように合併の流れ。
その中で氏が手がけた直売所木の花ガルデンは九州で7店展開し、
派生して作ったレストランも3店舗を運営。
氏個人でも農業経営をしており、とにかく70歳手前にして
エネルギッシュな方。
海外旅行が大好きで、この一週間前に133カ国目の国モロッコ
から帰ったばかりだという。。。

「私は旅行が大好き! とにかく仕事は嫌いでねぇ~」
そんな一言から始まった一時間余りの講演。
直売所立ち上げの紆余曲折から農業全般についてまで、
さまざまな話が。やはり経営者なので、その話が中心。
私も思っているけれど「農業はやり方次第で儲かります!」
の言葉は大きかったし、大いに励まされた。

以前も書いた気がするけれど、この周辺の農家を見ても、
農協などの外部団体に良かれ悪かれ寄りかかってきた。
結果、独自の市場を持たなかった(持てなかった?)から
流通や小売店の云うがままに、振り回されている部分もある
と思う。

氏は講演の中で、「直売所」というのは、いわゆる農家からの
直接仕入れ、という消費者へのメリットとともに、価格を自
分で付けられる生産者のメリットもある一方、そこには「経営」
という「責任」も伴うんだ!という部分。言葉にされてみると
もの凄くガツンと来るものがあった。

講演後に酒の席もご一緒させて頂き、唐辛子に関しても色々と
教えて頂き、もっともっと世界中を見ないといけないなぁ~と
痛感、まだまだだぁ~と思う一方、どんどんやれる可能性が
広がった気がして、とても貴重な時間を過ごさせて頂いた。


伊勢丹のバイヤーの方の話ともに、一番教えられたのは、
「初めにしっかりとしたコンセプトを持ち、それを妥協せず
貫き通す事が大事。それが他との差別化、付加価値と成る」
どんな商売でもそれが核になり、それがないとこれからの時代は
絶対勝ち残れないという厳しさ。

年の締め、人嫌いの私としては頭のみならず神経も疲れたけれど、
迫る新年に向け「よっちゃん農場」を考える、よい機会と出会った一日。






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2 コメント

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どもぉ。 (三浦隆弘)
2006-12-22 08:44:50
おせわさまです。
セリ出荷修羅場中の三浦です。
誠実な高橋さんですから、だからこその問題意識と拝読しました。

さて、
県主催の催しをご紹介します。
役員研修がてら、みなさんでご参加されてみては。
http://www.pref.miyagi.jp/nzisen/training/training02.htm
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>三浦くん (よっちゃん農場)
2006-12-23 18:24:31
どうも!
なかなか・・色々と考えちゃう年頃なのかもσ(^_^;)
そんな話もゆっくりしたいですねぇ~。
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