新聞ばっくをキッカケにご縁が出来て倉本聰さんのアトリエにおじゃましてご縁が育ち、
来年大崎・岩出山に富良野Group「屋根」公演が決定しました(詳細後日)
演目は違いますが現在終盤に差し掛かった公演中の舞台「ノクターン」。
ぜひ観よう!と、海山メンバーで福島に鑑賞に行きました。
福島文化センター。超満員。
内容は家族を失った福島第一原発の作業員が主人公。
倉本先生自身なんども福島を取材されて書いた脚本ということです。
震災当時の情景が、生の舞台ということもありとてもリアルに描かれていました。
まさに描かれる当地ということもあり、席の周りではすすり泣く声、嗚咽も聞こえるほどでした。
震災でさまざまに起こってしまった変化。
終盤ラストの演出は圧巻でした。舞台ならでは。人の想像力で魅せる演出は舞台ならでは。
作品を通して「豊かさとはなにか?」と問われ、
4年に近づこうという中で「風化」というコトバも聞かれる中、
感じたのは、
自分たちが毎日積み重ねてきた「もう4年」ではなく、
自分たちが経験し見聞きし感じたことをどう後世に遺していくのか、という「まだ4年」というメッセージでした。
舞台終了後、すぐ後ろの席のグループの人たちが口々に
「まだまだ終わってないもんね。大変な思いで暮らしているひといっぱいだもの」
という地元の声がすごく印象的でした。
こんな機会を頂き感謝しかありません。
舞台後には倉本先生にもご挨拶できました。
来年地元岩出山での公演も楽しみです。