よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

のりのりフェスタ!&明日は朝夕ネットの定期市。

2013年05月26日 | 休息・・

早起き!

昨夜急遽決定し、塩釜に行くことにしたので仕事仕事仕事!



無事に東京の企業さまより発注頂いたよっちゃん新聞バックセット50個梱包完了!

よっちゃんはもとより、新聞バックの物語も伝わるとうれしいです!






んでもって出発!

行ったのは塩釜浦戸「のりフェスティバル」。

震災後に始まったもので、マリンゲートから船に乗ること3,40分の桂島にて行われたフェスタ。

浦戸諸島は桂島・野々島・寒風沢・朴島の四つの島で構成され、今回の震災でも甚大な被害はあった。

チリ地震でも被害を受けた地域。

島の特産は海苔。その海苔に親しんでもらう機会を作り、また新しい一歩を踏み出そう!というのが趣旨。


その話を昨年蜂屋の御曹司に聞いてもいて、

また、何にもおかずがなくても味噌汁とつけものの次に欠かせないのが「海苔」という無類の海苔王の私としてはハズセナイ。






島でのイベント、は初めて。

人口100人ほどの島らしいけれど、その「閉じた」感じがまた新しい。

ちょうど開幕時間だったので、会場は盛り上がりに向け雰囲気ノリノリ。

出店者3~40店舗あったかなー、まー海苔、海苔、海苔、どの出店者も海苔を使った限定メニュー。

しかもそれぞれがノリだけではなくしっかり研究して作ったものがずらっと並んでるので、どれもうまい。

けど、一番ホッとしたのは地元のお母さんの「手作りコロッケ」。

こりゃぁおいしくって唯一おかわり。


カミさんと予め立てた作戦通り、腹一杯になったらおしまいなので各店舗「一品ずつ」しっかり堪能しました。



餃子といえ蜂屋。御曹司はっちんも出張から戻り元気な笑顔・・・なはずが今ひとつ。

「のり餃子」はうまかったのになんででしょう!?・・・UGに先を越されてちょっと落ち込んでる様子(笑)


スイーツ王子はいつも通りクールに。

見てびっくり食べて驚き「のり塩ジェラート」を開発してましたねー。

「んー、のりの風味が足りないなー」と言ったら後乗せパウダーのりまで出してきた時はさすがと思いました(笑)


そして鳴子からの出店も!

来月お世話になる食楽まつりのPRも兼ね、2大巨頭矢内さん、中山さんダンディーなお二人が奮闘してました!

そば粉の生地に、鳴子産ブルーベリーがぎっしり入ったクレープ!

プロの調理人の味だけあって、こってりしたのを食い尽くした後最高のデザート!



ステージでは地元の人、ゲストの人が部隊として持ちネタを披露!

どうしても「ほっかぶり市」が頭にあるので意識してしまうのですが、

こういうステージはいいですね。こっちは地元出身のアーティストが来たり、こども達のダンスがあったり、、、

それに合わせて高校生の来場者も多くって、客層はほっかぶり市以上に幅広い。参考になります。


あちこち見て回っていると見た顔が!

スイーツ王子の結婚式で初めて会って、今日がニッコリ二度目の再会、石巻のみっくにーこと三国くん。



水産業を営んでいた彼、石巻の渡波出身で、家も工場も流されました。

地元で再興すべく春から工場を再開し奮闘中。



色々話してたら彼は、桂島を含む4島にしょっちゅう来ているらしく、身近にある手付かずの自然を愛し

今では週一ペースで通ってるそうです。

時間があれば、案内しますよ、と言ってくれたので船までの限られた時間でしたが島を歩きました。



船着場から10分もあるかないうちに島の反対の砂浜へ。

そこは海水浴場としても名の通ったところらしいのですが、さすがに震災の爪痕がすごかった。

聞いて驚いたのはチリの教訓が活かされたのか、すぐそば、眼と鼻の先の集落の人たちが一人も亡くならなかったという事実。

何もない島ですから高齢者が多かったことだと思います。

集落のあった砂浜沿いに今後建物を立てるには、高さ4メートルの堤防を築かないとダメ!という御上のお達しがあるらしく、

まだまだ手つかずのままですが、遺すべきはなぜみんな助かることが出来たのか、という知恵の方ではないのかな、と感じました。

堤防たてれば安全、という理屈は所詮理屈でしかないもの。


今日クーラボックスを持って行きました。

きっと魚介もたくさんあって、たんまり買おうと思っていたのですが、地元の「海苔屋」とかが居ない。

三国くんに聞いて納得。

ウチラは野菜でも加工でも自分で作って「○○屋」になっちゃうけれど、特産が海苔、といっても海苔屋さんが何人もいるわけじゃなく、

海苔は全部漁協が買取る。だからそれぞれで加工とか「生海苔売ろう」とかってのがないんですね。

云われてみれば当たり前のような気もするけれど、聞いてみないとわかんないもんです。。。

震災前はそれでもそれぞれが一国一城の主たる漁師でしたが、震災後はみんな漁協の「社員」として働いてるそうです。




行ってよかった。

ノリノリな雰囲気も味わえたし、海苔海苔な食べ物もうまかった。

また、まつりを抜きにしてもゆっくり行きたい島でした。

最後は三国くんに見送られて帰途に尽きました。。