よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

原発はもういいよ。

2011年03月25日 | Weblog

連日、強烈な霜。
ハウスの中まで霜柱。
天気予報も雪マーク。
この時期としては珍しい。
変だ。


がんばって復興しよー!
ただの、といっては誤解もあるけど天災から再び立ち上がろう!
と、普通ならかんばれるのかも。

が、今は地震も恐いがそれよりも原発。
原発原発原発。
今回ばかりはそれもひっくるめて「復興しよー!」とはいかない空気。




私は古~い家に住んでいるので、
たまに仙台など、飲みに行ってホテルに泊まると風邪を引く。
なぜなら
高断熱高気密に体が合わないから。
空調管理された建物に身体がやられる。

毎年よっちゃんの唐辛子を作ってもらっている農家のAさん(70)がよく言う。
「私とか高橋くんのような田舎育ちは強い。
 それはすなわち免疫力が高いってこと。
  少々の雑菌にも負けない身体だから。
   けど、都会人とか『なんでもすぐ除菌除菌!
    高気密でエアコン管理されてる人』は弱いよ。
 だから私たち田舎人が「参った」となれば都会人はイチコロだ。」





ここ数年、我が家の畑も変わった。
当初は慣行農法で農薬も化学肥料もバンバン。
それが、取引先に自然食料品店が加わり、仲間にも有機農業をやる人が
増えて来て、年々農薬を使わぬようになり、
10年近く経って、明からに土が良くなった。強くなった。
病気にも害虫にも強くなった。


土も、人も同じだと思う。
周りとのバランスを考えながら、生きて行かないと…。

放射能をザブザブ浴びても平気な人間ばかりなら原発バンバン作ればいい。
けれど、おっかなびっくりな今の状況じゃ、とても「原発って素敵な技術」
とは思えない。
色んな利便性と引き換えに起きてしまっている今の状況を、
みんなで考えないとダメ。
原発がある地域だけでもだめ、
その恩恵を受けている人も、みんな一緒になって。


トンチンカンな事を言っているのかいないのか、はわからない。
けれど、知識は無いけど、何か、繋がっている気がしたので。