『金曜日の勉強会』

　毎週金曜日の夜7時半～9時に行っている我が家の図書室での勉強会は、夏休み中も行っています。



　昨年は、黒田庄中学生だけでなく西脇中学校、西脇南中学校の生徒たちも来ていましたが、今年3月末に中学校を卒業したこともあり、今年は、黒田庄中学校の生徒ばかりになりました。日によって異なりますが、3年生を中心に1年生も来ており、5名～10名の生徒が来ています。



　女生徒たちは保護者の方が送り迎えをしていますが、男生徒は自転車で来ています。
　3年生は受験生ということもあり、5教科の新研究（3年間の学習内容をまとめたもの）を持ってきて、勉強しています。1，2年生の夏休みには、よく本を読んでいた子も、新研究を中心に受験勉強をしています。私は、残念な気がしますが、仕方がないとあきらめています。今回、3年生を対象に初めて社会科(歴史)の集中講義を行いました。
　以前ブログに書きましたが、私たちが黒田庄に帰ってきて教師をする中で、近所の子ども達が絵本や小説を読みに来たり、勉強しに来たりできる図書室を造りたいと思ってきました。今から、20年前に念願かなって、農機具庫をつぶして、図書室を造りました。近所の子ども達もよく来ていたのですが、私が教師を辞めて黒田庄町長に就任したことに伴い、図書室は開店休業中になってしまいました。



　7年前、町長退任後再開したのですが、中学生と接していると自分も元気になるのがよく分かります。
　金曜日の勉強会は、塾ではありませんから、私からこれをやりなさいということは一切言いません。自分が勉強したいものを持ってきて、勉強する。分からないことがあれば、尋ねられれば応えることを基本にしています。むしろ、図書室の本を読んだり、授業と関係のないことを聞いてくれればうれしいのですが。
　現在来ている3年生は、本好きな生徒が多いのですが、徐々に受験勉強の方向にシフトを移しているようです。
　市議会議員になり忙しくなりましたが、金曜日の夜は中学生と共に過ごすことを大事にしたいと願っています。