東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

加西市立『善防園』

2013-05-30 07:40:35 | 福祉・医療
 加西市立『善防園』は、加西市内の障がい者の方々に福祉サービスを提供する施設として、加西市が設置され、加西市社会福祉協議会が運営委託を受け、運営されています。加西市立特別支援学校近くの西笠原町に平成元年4月に開設されました。



 私が宝殿中学校勤務時代から懇意にしていただいている藤本文俊先生が、加西市立特別支援学校が本年3月末に定年退職され、4月から善防園の仕事を手伝われていると聞き、訪問してきました。



 藤本先生は、自分の教え子たちが一人でも多く就労し、社会復帰が出来るように、頑張ってこらえました。障がい者理解をしてもらおうと企業訪問をしたり地域での人権学習にも積極的に取り組まれてきました。この度、善防園と企業、地域との連携を図かるために、卒業生が世話になっている善防園を手伝われるようになったとのことでした。さすが、藤本先生の生き方だと感心しました。



 善防園の定員は、生活介護30名、就労継続支援B型20名の合計50名です。現在、定員を上回る方々が利用を希望され、毎日47名~48名の方が通所されてきているとのことでした。
 生活介護では、豊かな生活の実現を目指し、習慣的な生活リズムを整え、介護が必要な方には、介護サービス(食事、排せつ等)や創作活動、生産活動の提供を行っています。



 軽作業班に所属されている方々は、ペットボトルのキャップの整理(アフリカへのワクチン援助)や金具のリサイクル、アームカバーやメロン箱の用紙の種分け等を行っておられました。
 就労継続支援B型は、知識や能力が高まった方の就労以降に向けた支援を目指し、働く場の提供と知識・能力向上のための必要な訓練を行っています。機織り機を使った「さおり織」、メロン箱の組み立て等を行っています。



 また、農園では、農家の方の協力を得て、加西市の特産品であるニンニク「ハリマ王」の栽培を行っています。



 藤本先生をはじめ指導者の皆さんは、通所者への日々の関わり・指導とともに、企業へ出向いて仕事をもらってきたり、地域の理解を得る活動と大変忙しくされています。しかし、私が訪問させていただいた時には、皆さんとても生き生きと活動されていました。
 西脇市には、『善防園』のような障がい者施設がありません。西脇市にも必要な施設だとの認識を深くしました。また、元気な藤本先生に出会いがてら、機会を見つけて伺わせていただきたいと思っています。
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